美少女文庫 妹は温泉女将!

妹は温泉女将! (美少女文庫)
橘 真児
フランス書院 (2011-04-20)

4月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったのでレビューです。

主人公は、両親の離婚により離れている母親が病気で倒れたと知らせを受ける事に。
母親は向こうで「おがみ屋」という温泉宿を経営しており、現在は主人公の妹「水菜子」(みなこ)が高校生ながら若女将としておがみ屋で仕事をしていますが、水菜子だけに任せるのは心配な母親が連絡をし、主人公が手伝いにやって来る事に…。
しかし、5年ぶりの再会に中々打ち解けない主人公たちの前に、主人公の父親が再婚した母親の連れ子である「真希菜」(まきな)も主人公を追いかけて来てしまい…という展開です。

登場するヒロインは、水菜子、真希菜以外にも水菜子のクラスメートの「谷津美」(やつみ)、地元の子供たち「ミドリ」、「アケミ」、「ソラミ」、「モモコ」がいます。

水菜子は、主人公の実の妹です。
離婚した際、母親と一緒に「おがみ屋」に残り、若女将として働いています。
お兄ちゃん娘でしたが、主人公が父親と一緒に出て行ったために主人公には複雑な想いを抱いています。
一見落ち着いた印象もありますが、実際は結構な勝気な面もあります。
5年ぶりに再会した主人公には、素っ気無い態度や冷たい態度も取ります。

真希菜は、主人公の父親と再婚した母親の連れ子で義理の妹です。
水菜子よりも年下で、こちらもかなりのお兄ちゃん娘です。
主人公の事が大好きで、年末をおがみ屋に行って一緒に過ごせない事が寂しくて主人公を追ってきます。

谷津美は、水菜子と同じ学校に通うクラスメートです。
パッと見、かなり主人公よりも年上の大人っぽい印象を与える容姿と雰囲気を持っています。
最近、出来た温泉宿の娘でもあり、その事もあってか水菜子とはあまり仲が良くない面も。

ミドリ、アケミ、ソラミ、モモコの4人は、地元の子供で温泉好きで各地の温泉を楽しんでいます。
基本的に年配客が多い、温泉では彼女たちのような存在は珍しくチヤホヤされる様で、それもあってかかなりのワガママっぷりを発揮する事も。


展開的には、主人公が久しぶりに戻ってきた温泉宿を舞台に妹たちとのHな展開が起こるという流れです。
でも、読む前の印象とは若干印象が異なった作品でもありました。
妹と銘打つだけあって、妹の話かなと思いきや、結構幅広いと言うか…。

どういう事かと言うと、サブキャラ要員だと思われたミドリ~以下略たちにもHな展開があった事がありますね。
しかも、いきなり序盤でそんな展開になったので驚きました(汗)
でも、お兄ちゃん、お兄ちゃんみたいに慕われてというほのぼのしたものではなく、見慣れない主人公を怪しい人間と思い、最終的には男の生理を理解したい好奇心旺盛な彼女たちに強引に押し倒されて勃起させられて、弄られる展開です(汗)
なので、全く愛情などあるわけもなく、単なる興味本位での行動なんですね。
まぁ、本番こそは年齢もあってか無いのですが、クンニや手コキ、フェラなど十分過ぎる内容です。

個人的にはこういう小生意気な子供は苦手なので、ちょっと複雑な感情で読んでみたり(汗)
ここが最大の彼女たちの見せ場でしたが、中盤でもちょっと出番があります。

その後は、いよいよ妹相手かと思いきや、妹ではない谷津美が登場する事になります。
ここで主人公は初体験で童貞を卒業する事に。
とは言え、谷津美とHしてしまう事で主人公は水菜子に罪悪感を抱く事になります。
元々、彼女を置いて出て行った経緯や谷津美と水菜子の相性の悪さなどを考えると水菜子に対する後ろめたさは半端ではないですからねぇ(汗)
そんな中で真希菜までやって来てしまうのだから、主人公の心労はピークでもおかしくないですね(汗)

あっさりと真希菜の存在を認める水菜子にはちょっと意外でした。
個人的には、このやって来た「自分以外の妹」という存在である真希菜に対しての思いを心情描写で見たかったかな。
彼女はどう思ってたのか、彼女視点での描写がなかったのは残念ですね。

ありそうな場面だとは思うんですよねぇ、「あの娘もお兄ちゃんの妹なんだ」みたいなの。
特にそういう記述があったか、ちょっと分かんないですがもう知ってたのかな? 水菜子は真希菜の事を。
それくらいあっさり認めてたので、ちょっと気になってしまいました。

その後、真希菜ともHな事をする関係になってしまうんですが、水菜子とは終盤までHはないです。
そのせいか、他のキャラなどにちょっと食われた感もありますね。
ストーリー的には、よく登場しているものの、彼女の心情描写などはないせいか、今ひとつ盛り上がりきれなかったかなぁ(汗)
ちゃんと妹としての想いなども描かれてはいるんですが、個人的には何か印象がちょっと弱く感じたんですよね…。

むしろ、ツンデレ?クーデレ?な水菜子よりも分かりやすく直球な好意を示してくる真希菜の方がダイレクトに届くせいか印象が強かったなぁ。
ミドリ~らのキャラを出すなら、水菜子、真希菜のふたりくらいにとどめて、その分、深く掘り下げても良かった気がします。

谷津美も結果、微妙なところに落ち着いた感がありましたね(汗)
あの終盤での展開は急すぎないかな?
ああいう事になるであろう、前振りが無かったと思うんだけど…。
そのせいか、「え?」って感じになってしまうんでしょうねぇ。
個人的には最初の雰囲気で期待値上がっただけに、途中からの扱いの悪さは残念(汗)

反面、Hシーンはサブキャラを含めてかなりのボリュームがあり、満足度は高いでしょう。
水菜子は、まともなHシーンは終盤までお預けなんですが、それ以外のキャラがあるのでそれほど物足りなさは感じないかな。
年下ばかりの作品なので、大人びた雰囲気の谷津美の存在は貴重ですね。
あぁ、それでそういうキャラだったのかな? 今思うと。

挿絵は「このたび妹と結婚しました。」の「稲垣みいこ」さんが手がけています。
相変わらず、妹系のキャラクターは相性いいですね♪
あの腕の細さというか華奢な感じが、あの年頃の未成熟な感じがまた保護欲をかきたてるなぁ。

個人的にちょっと気になったのは、作中で谷津美の登場シーンで描写で栗色の髪~という記述がありますが、表紙絵などのカラー絵を見ると、谷津美の色は紫みたいな色…、これは栗色なの?(汗)
そして、更にどうでもいい事ですが谷津美って口元にホクロがあるんですよね。
艶っぽくて、それが更に色気を出しているんですが最初汚れがついているのかと指で払おうとしてしまいました(汗)

妹とラブラブみたいなのを考えているとちょっと印象が異なるような作品でしたね。
もう少し水菜子との関係が早く進展していれば、また違ったのかもしれませんけども。
Hシーンは中々なだけに、ちょっと勿体無いかなぁ。


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