あとみっく文庫 ピルグリムメイデンIII 復讐の魔神

ピルグリムメイデンIII 復讐の魔神 (あとみっく文庫)
狩野景
キルタイムコミュニケーション
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太古より繰り広げられてきた善なるものと悪なるものとの戦い─その一端が今、終わろうとしていた。新たなる巡礼聖女たちの参戦、明かされるジュリエッタの正体、三真祖の目的、追われる身となった玲音、魔神を宿した少年・冬馬を待ち受ける運命とは─!?クリムゾン・レインの物語、衝撃の最終章。

11月発売のあとみっく文庫の新刊です。
読み終わったのでレビューです。

さて内容は、前巻で現れた三真祖のひとり、ユージーンの出現、暗躍によって主人公と「玲音」との関係が歪になっていく所から始まります。
しかし、主人公と玲音たちの周りから新たな行動を起こす者が続出し、主人公らを余所に事態が大きく動き出します。
ユージーンの真の目的や新たな巡礼聖女「ピルグリムメイデン」の登場により、いよいよ物語はクライマックスに…という展開です。

…う?ん、うまく書きにくい(汗)

クライマックスと書きましたが、実際この作品は今作で完結を見せています。

ヒロインは、勿論「玲音」です。
とは言え、今までのシリーズに登場している玲音のサポート役の「ジュリエッタ」や主人公と恋人関係な真祖のひとり「アリシア」、アリシアの部下の「レイ」、主人公のクラスメートの「奈々子」も登場します。

上記のメンバー以外にも今作では、新顔が結構登場します。
ここでは、新顔のメンバーのみ紹介したいと思います。

登場するのは、不死者を討伐する教皇庁異端尋問局の局長の「エリザベート・ボーデン」と巡礼聖女の「霧子」と「オルガ」のふたりです。

エリザベートは、異端尋問局の局長という事もあり、かなりのオーラと存在感を感じさせる妙齢の女性です。
シリーズで玲音が事あるごとに「ババァ」呼ばわりしていたのも彼女の事ですね(汗)
人間でありながら、並みの不死者ぐらい余裕であり、玲音すら一度も勝てた事がなく、真祖とも互角に渡り合える強さを持っています。

霧子は、巡礼聖女として主人公たちの前に現れます。
性格は慇懃無礼であり、Sっ気のある勝気なキャラクターです。

オルガも、霧子と行動を共にしています。
性格はボーっとしており、感情があまり表に出ないタイプです。
可愛いものに目が無い様です(汗)

…と、紹介しましたがいきなり最終巻で登場するキャラクターは、感情移入しずらく、また大概かませ犬な所があるイメージがあるんですが、それは今作でも同様でしたね(汗)
もう少し出番増やしてくれたらなぁ…、結構いいキャラしてたのに。

展開的には、前巻から登場したユージーンの本性というか、思惑が全面的に明らかになってきます。
もう完全なるラスボス臭がプンプンです(汗)
まぁ、それは前巻の登場時からそうでしたが…。
女たらしであり、策を張り巡らす周到さに加えて、強いって反則でしょ、こいつ(汗)

そんなユージーンの手により、主人公の体内に宿った魔神を現世に顕現させようとします。
ここら辺の展開は、かなり展開が早く読み応えがあります。
しかし、こういう小細工が好きですね、こいつは(汗)
前巻の時も、そんな事しでかしてましたし…。

ここまでは良かったんですが、その後の展開に関しては、正直う?んって感じでした(汗)
何だろうなぁ、まぁ、この作品限らず私は、神だの何だのっていう大きな、人ならざる存在が前面に出てきてそれまで頑張ってた主人公らの存在感を食ってしまうのがあまり好みではないんですよね。
今作では主人公は魔神であり、主人公でありという特性と言うか、属性を持っている事になりますが、個人的にはこの時点で、「でも、どこか主人公ではないよね?」って印象が違和感と言うか感情移入しにくくしているなぁ…。
よく分からない書き方して申し訳ないです(汗)
疎外感と言うか、置いてきぼりにされたと言うか、ちょっと引いて見てしまう感じでしょうか。

更に主人公と玲音の関係ってそんな設定あったっけ?というのがあり、気になりました。
今、手元に過去作ないんで確かめようがないんですが、そんな伏線ありましたっけ? 覚えてないや(汗)

Hシーンは陵辱なシーンもあり、それらも入れるとかなりの量があります。
まぁ、そのうち結構な割合でユージーンが女性陣を抱いているのもある訳ですが(汗)
終盤では、主人公と玲音との初体験がありますが、前述の主人公だけど主人公ぽくないせいもあり、個人的には素直に興奮できずでした(汗)
まぁ、巡礼聖女は処女でないと不死者に対する力が無くなってしまうので、今まではアナルしかできなかったのが解禁になったので鬱憤を晴らすかのようにがっついてます(汗)

挿絵は、シリーズ通しての「ぽち。」さんが担当しています。
個人的には、もっとエリザベートの挿絵が欲しかったです(涙)
表紙絵って最初誰だろ?とか思ってましたが、これ女性化した主人公ですかね?

ラストの展開は、余韻があっていい感じではあるんですが、色々気になる所が多くて、モヤモヤする(汗)
そんな状況になった過程を描いて欲しかったけど、まぁ仕方ないですかねぇ。
何でも明らかになったら面白くない気もするからなぁ…。
…外伝とか出ないですかね? そこら辺を描いたやつ(汗)

個人的には、本筋には直接的には出てなかった真祖のリヒャルトやその伴侶の「青鈴の射手」とその妹の「紫月の射手」からの視点で見た側の話も見てみたいなぁ。

個人的には全体的には面白かったと言えますが、1巻からはちょっと思ってた方向性からはズレていった感がある作品でした。
良くも悪くもラノベって感じな作品でしたね、終わってみれば(汗)
でも、読み終わって感慨深いものがありましたねぇ。

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