Harvest novels 七人の妹 戦国の妹

七人の妹~戦国の妹~ (ハーヴェストノヴェルズ)
たかなみれい
ハーヴェスト出版
売り上げランキング: 610431
おすすめ度の平均: 5.0
5 ベースはゲーム、でも中身は…。

時は乱世・戦国時代。病気で戦に行かず、望樋村に残った平次郎。だが、村に野盗が襲来するという情報が入る。村を守るため、用心棒を探す平次郎だが、集まったのは、なんと七人の女の子だった…!?村人を納得させるため、自分の妹だと主張する平次郎。七人の妹たちに翻弄されながら、野盗との対決を迎えるが…。

PCゲームが原作のノベライズ作品です。
タイトルを見た時は、「またパロディ的な作品かなぁ」と思ってたのですが、読んでみたら思ったよりは意外にまともでした(汗)

内容は、主人公の村はこれといって何もないありふれた貧しい村でしたが、そんな村に野盗が襲撃するという情報が入ります。
しかし、男手は当時病で戦に参加できなかった主人公を除けば、老人、子供といった現状ではとても村を守りきる事などできない状況。
そこで主人公は乏しい村の資金をかき集め、町に向かい、腕の立つ用心棒を捜す事に。
町で出会い、協力を得られたのは皆女性たちばかり(汗)
腕は立つのは確かと皆を引き連れて、村に戻る主人公一行でしたが、村人はそんな連中は信用できないと難色を示し出します。
何とか説得を試みようと、咄嗟に「皆、自分の妹だ!」と発言した事で女性用心棒たちは主人公の妹となるという展開です。

…かなり強引な話ですね。
ヒロインによっては、主人公よりも年上に見える娘もいるだけに苦しい言い訳ですね(汗)
でも、それを真に受ける村人たち(汗)

ヒロインは、勿論7人の妹たちです。
主人公の村出身の「鈴」(すず)、始めに出会った虚無僧「円海」(えんかい)、剣豪の「千」(せん)、忍者の「霞」(かすみ)、怪力の「乙音」(おとね)、鉄砲鍛冶の「凛」(りん)、遊女の「お蘭」(らん)です。

まぁ、ヒロインらは実際は主人公の妹って訳ではないのですけれども、主人公の事を言い方は様々ですが、兄と呼んできます。

鈴は、元々は主人公の村の娘で主人公の妹分の様な存在でしたが、数年前に行方不明になっており、このタイミングで戻ってきたキャラクターです(汗)
その間、山賊に捕らわれており、その手伝いをしていたという事もあり、常識が山賊基準になっている所も(汗)
無邪気で明るいキャラクターだが、嫉妬深い面も。

円海は、虚無僧として各地を転々としています。
言葉使いや立ち振る舞いに気品を感じさせる、どこか謎のあるキャラです。

千は、父の仇を捜す旅を続けていたキャラクターです。
正義感などが強いですが、勝気ではなく、女性らしさも感じさせます。

霞は、円海を狙っていましたが、説得の末、仲間に加わっています。
性格は、自分の事を俺と呼んだり、独特の考え、価値観を持っています。
更に女性が好きで、他の妹達に手を出したり…(汗)

乙音は、この時代の人間では相当な身長と体格を持っており、怪力の持ち主です。
本人はこの力のせいで怖がられて恋人ができないと悩んでいる様です(汗)

凛は、鉄砲鍛冶職人でもありますが、火縄銃の名手でもあります。
性格は、思慮深いのですが、あまり前に出るタイプではないのか、やや他の妹達に押される印象も。

お蘭は、本来は用心棒などできるような力はないのですが、行き倒れていた所を助けた事により、仲間になった経緯があります。
元遊女だった事もあり、色気ムンムンなキャラクターです。
戦いは不得手なので、どうしても出番や印象は他の妹達に比べると弱いですね。

面白いと思った点は、途中バッドエンドみたいな展開になる事でしょうか。
「えぇ!?」と思ったのですが、本来ノベル化ではありえないバッドな展開を夢オチではないですが、そういった要素として取り込んで表現している構成は新鮮でした。
これにより、陵辱される妹達の姿も描ける事に繋がるのは見事ですね。

更にてっきり特定のヒロインとのストーリーではなく、ハーレム展開になるとばかり思ってましたが、特定のヒロインとの展開になります(汗)
まぁ、読んでて「あれ?このヒロインへの主人公の描写が特別?」みたいに感じるシーンが序盤にあったので、何となく分かりましたが。
それが誰かは、読んでのお楽しみって事で…。

一応各ヒロインとのHシーンはあるものの、やはり人数の多さもあり、あまり見せ場の少ないヒロインがいるのは仕方ないですねぇ。
ここらはPCゲームのノベライズの宿命かな(汗)
まぁ、Hな見せ場は少なくても、それぞれキャラの立ったヒロインたちですので、魅力はありますから十分かもしれません。
…でも、本音はもっとあるなら見たいよねぇ(汗)
七人の妹 七人の妹 七人の妹

挿絵は、私が記憶ある中では初めてではないかと思う、原作PCゲーム版の画像と共に挿絵の方が描いたのが混在しているという珍しい作りになっています(汗)
あまりないんじゃないかなぁ…、こういうの。
そのせいで、原画部分と挿絵部分の差がかなりあります。
正直、原画に似せた感じの絵柄ではないので、ちょっと違和感がありますね(汗)
まぁ、個別に見たらこれはこれで悪くはないのですが、画像との混在は…。
どうも、原作であるシーンは画像を使い、オリジナル?か、そういった画像が無い場面に挿絵を使っているみたいですね。
中々思い切ったなぁ…。

陵辱展開や挿絵の件など、色々な試みが加えられたある意味実験作の様な作品ですね。
当初抱いていたパロディ的な印象からは、いい意味で裏切られ、面白く読めた作品です。


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戦国の妹 七人の妹

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