あとみっく文庫 呪詛喰らい師 レビュー
蒼井村正
キルタイムコミュニケーション
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人の強い想いを糧とする神の末席――淫神。彼らを鎮めるため、呪印術を使う美少女・咲妃たちのエッチな退魔録が幕を開ける!
4月発売のあとみっく文庫です。
表紙絵見た時には何だ?と思いましたが(汗)
一応意味のある格好らしいですが、ただの露出狂だなぁ・・・。
内容は超常的存在が引き起こす事件などに対処する退魔機関のエージェントである「咲妃」(さき)が、事件を解決するために動くというのが大筋です。
でも、のっけから男子学生「信司」(しんじ)に封印の現場を見られた事で、咲妃は信司の通う学園に転入する事になるのですが、どうやらこの地域では不可思議な事が度々目撃されているらしく、事件だらけです(汗)
ホラーっぽい世界観と思うかも知れませんが、どの事件も犠牲者が出てないはずなので、あまりそういう怖さとかは感じないと思います。
まぁ、他のあとみっく文庫は結構描写がグロイものも多いんですが、これは別に血がでたりとか全くないので安心です。
そのせいか呪詛などのキーワードと受ける印象は違うものになります。
そもそもこの作品、武力で解決って訳ではなく、Hを解してみたいな展開なので、まぁグロくなりようがないとは言えますね(汗)
咲妃のキャラクターは、こういうエージェントをやっているのであまり人とは打ち解けないタイプなのかと思いきや、意外に人懐こいわけではないですがそれほど人の輪の外を愛する性格ではないですね。
とはいえ、そこはやはり職業柄、基本は冷静な態度ですが、その態度でちょこちょこ下ネタを言ってくるのは反則でしょう(汗)
主な登場人物は、超常現象をこよなく愛し、都市伝説研究部の部長でもある「信司」に、信司とは幼なじみで口うるさく接する生徒会長の「鮎子」(あゆこ)。
学園最初の事件で咲妃によって助けられてから、すっかり咲妃ラブになった「有佳」(ゆか)がいます。
咲妃は有佳とは度々レズ行為をしたりと、両方いけるようですねぇ(汗)
物語的には各章で起こる様々な事件を解決していくというものですが、解決の方法が基本、結果Hなので、激しいバトル要素と言うのはほとんどないです。
なので、てっきりそういう描写を期待している人には肩透かしされます・・・。
最後では、一応ボスらしき存在も急に出てきますが、正直二流、三流ですね(汗)
とりあえず締めだから出した感がするんですが・・・読みきりだからあんまり派手に出来なかったのかな?
今後、続編が出るかは分かりませんが色々分からないままの事が多いだけに、十分今後の展開がありそうな気もしますね。
終盤らへんは咲妃が信司の目を意識したりする描写が出てきたりするので今後があるのなら関係はどうなるんですかね。
全体的に緊迫感はさほどないのは、先に書いたんですが、今後も出た場合はそうなりそうですねぇ。
こういう解決の仕方だと、どうしても派手なドンパチは期待しずらいのではないかなと思うんですが・・・。
キャラクター自体は皆、好感の持てるキャラばかりなだけにどうなっていくのかなと気になります。
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