孔明のエルフ嫁 三国志赤壁異聞 (美少女文庫)
2019年4月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公は、あの孔明です(汗)
そんな彼も年頃であり、嫁がいて当然な年齢に…。
しかし、女性と縁のなかった孔明は、黄承彦の義娘「月英」(げつえい)と結婚する流れに(汗)

妻となった月英は、普通の人ではなく、不思議な力を持ったエルフだったという展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 黄月英」(こうげつえい)
がいます。

月英は、主人公の妻です。
黄承彦の本当の娘ではなく、ある経緯で引き取られた養女です。
芯の強い勝気な性格ですが、心を許した存在には弱さを見せる事も。

ストーリー展開


展開的には、主人公である孔明の妻がエルフだったって流れですね。
急展開(汗)

あ、ちなみに私自身は三国志の知識、殆どありませんので、変な事書いている可能性あります(汗)
知識は、ゲームの恋姫無双くらいかなぁ…。
あっちの孔明は、はわわ軍師だったけども(汗)


主人公は、これまで女性経験もなく、良い年齢まで来ている訳ですね。
この時代の平均寿命を考えると、そろそろ結婚して、子供がいてもおかしくない所な訳ですが、そんな気配もなし。
そんな主人公の元に現れたのは、黄承彦(こう しょうげん)でした。

自分の娘との縁談の話を持ち込んできた訳ですね。
どうも話を聞くと、その娘は「訳アリ」であり、主人公とお似合いだと…。
これだけ聞くと、他者から敬遠される様な相手を自分にあてがってきたという感じですが、とある情報を知って、がぜん興味を抱く事に。

まぁ、早い話が政略結婚なので、自分が良くても相手はどう思うかが問題で(汗)
とは言え、この時代、しかも政略結婚かつ養女の立場で、これを拒めるはずもなく、お互い会う前に話が決まる訳ですが。

何故、主人公は急に乗り気になったのか。
それは、妻となるお相手、月英の素性でした。

彼女は、元々、少数の同族内で生きて来た存在でした。
その身体的な特徴として、耳が常人と違い、細長く伸びており、耳長族と呼ばれていたんですね。
そして、いわゆる霊感的な物に優れており、常人には見る事もできない異形の存在たちを見たり、話せたりという事も可能だと。

耳長族は、自分たちでは「エルフ」と自称していました。
エルってのは、民を意味するらしく、他者とは違うという意味で、エルフと言っていたみたいですね。
…どっからフが来たんだろう?(汗)

なので、いわゆる我々がエルフと思う、エルフとは似て非なるものと考えた方が良いみたいですね。
耳が長かったり、霊感に優れるみたいなエルフ的要素はありますが、別に年百年も生きるとかみたいな事はない様です。

しかし、このエルフたちは、この時代の流れに飲み込まれ、滅ぼされてしまう事に…。
まぁ、この戦乱の世の中で、少数民族の立場はあまりに弱いでしょうからねぇ。
月英は、からくも逃げのびる事に成功し、黄承彦の養女となったという経緯がある訳ですね。

とは言え、容姿の異なる姿から蛮族扱いを受けており、周囲から馬鹿にされる事もしばしば。

そんな経緯があったゆえ、当初の月英は結婚話も、乗り気ではなかったのも当然の話ですね。
どんな奴が自分の夫になる男なのかと不安だらけだった彼女でしたが、主人公の出自を気にしない性格を知り、少しづつ態度が軟化していき、最終的には夫婦となる事に。

もっとも最初は、初夜に口付けを拒否するなど、まだ主人公を受け入れ切れていなかった面はありましたがね(汗)

月日は流れ、この頃ではすっかり月英は主人公にメロメロに、主人公もですが(汗)
しかし、夫婦の平和な時間は一時の物であり、戦乱の世は、またも大きく動き始め、主人公たちを巻き込む事になる流れですね。

Hシーン


Hシーンは、月英との行為が描かれています。

行為的には、フェラやパイズリなどがあります。

エルフと称される様な美しい容姿の月英との行為は見所ですね。
まぁ、この世界では醜い存在扱いされていますけれども(汗)

個人的に少し残念だったのは、上記にもある様に最初の初夜で口付けを拒否したりの展開かな。
別に拒否する、しないは良いんですよ。

残念なのは、初夜の初経験の描写があって、そのまま時が流れて、今はラブラブって所。
結局、拒否した後の、初解禁な描写がないまま、もうラブラブでチュッチュしまくっている点な訳ですよ(汗)

そこを見たかったのになぁと思ってしまいましたね。
最初の口付けを許すまでに至る過程を見たかったんですよね。
勿論、ラブラブの後に、こういう経緯があって、月英が主人公に惚れる様は垣間見える様にはなっているんですが、端折らず見たかった(汗)

まぁ、今後、色々起こるから、端折れる部分は端折りたかったんでしょうけども(汗)

この時代では珍しく?ひとりだけを愛す、ふたりなので、ふたりっきりになると大体Hな展開に。
初めて肌を重ねてから何度も行っても、ふたりの想いは強まるばかりなので、イチャラブな行為が展開されますね。

まぁ、主人公は仕事も忙しく、中々月英とふたりでいられる時間も貴重ですからねぇ。
それが余計に、ふたりの欲情を煽り、更なる仲を深めていく事に繋がりますね。
彼女が主人公に対して、心からの愛情を抱いているのが、そのやり取りなどから垣間見え、愛らしいですね♪

挿絵


挿絵は「ばん!」さんが手がけています。

綺麗で整ったシャープな描線の絵柄は、エルフな月英の凛とした魅力を感じさせますね。

一方で、個人的に少し気になったのは、月英の眼力ですかね(汗)
結構、眼力が強く感じて、かなり強い印象があるんですね。
そのせいか、文章での彼女の弱さ、不安感などが、挿絵を見ると、ちょっと見てて結び付かない感があったかなと(汗)

まぁ、このクールな見た目でデレデレってのを考えると、これはこれでギャップがあって悪くないんですけども。
もう少し儚さというか、幸薄さがあっても良かったのかなと思いましたね。
まぁ、強くなければこの時代を生き抜く事はできないか(汗)

挿絵数:10枚

総評


全体的には、歴史物とエルフという、相反する様な要素をどう組み合わせるのかと思ったのですが、しっかりまとまっていましたね。
まぁ、正確には自分たちが思い浮かべる様なエルフでは厳密にはなかった訳ですが、でも、これはこれでこの時代では特異な存在ではあるのは確かですね。

元の三国志をそこまで詳しくないので、登場人物も知っているのもいれば、分からないのもいました(汗)
好きな人はすぐ分かるんでしょうね、きっと。
どれくらい史実に基づいているのかもさっぱりですが、過去作を考えればちゃんとしているのではと思いますね。

詳しくない私でも名前とかは知っている孔明。
その孔明の偉業の裏には、月英というエルフ妻の助けがあっての偉業だったという解釈で描かれているのは、中々新鮮で読み応えがありましたね。

歴史を題材にした作品ですが、そこまでとっつきにくさはないと思うので、苦手な人でも読みやすい内容に仕上がっていると思いますよ。

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