天空の城のかぐや姫 姫様は幼馴染を告らせたい (美少女文庫)
2018年10月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公は、天城家に仕える家臣の子です。
そんな主人公は、天城家の姫である「輝夜」(かぐや)に想いを寄せています。
一方、姫であり、共に育った幼なじみの様な関係でもある輝夜もまた同じ気持ちを抱いていたのでした。
しかし、彼らの置かれた立場がそれを許さない展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 天城 輝夜」(あまぎ かぐや)
がいます。

輝夜は、天城家の姫であり、主人公の乳姉弟、幼なじみでもあります。
姫ですが、意外と活発な性格の持ち主です。
天城家では、神秘的な容姿も相まって神聖な存在として扱われています。

ストーリー展開


展開的には、姫である輝夜に好意を抱く主人公でしたが、その障害が大きい流れですね。
戦国時代で身分違いの恋なら、そうなりますよねぇ(汗)

ちなみに時代設定は、信長とか藤吉郎(秀吉)とかの戦国時代ですね。
…この信長たちは、同著者作品のと同人物なのかな?

そんな各国が入り乱れている様な乱世の中、主人公が所属するのは正確には国ではありません。
輝夜の天城家の正体は、昔からこの地域に根付いた宗教団体なんですね。
しかし、その勢力は周辺地域に多数の信者を抱えており、実質一国と大差ない様な規模にまでなっているんですね。
自前の城まで持ち、それを信者からの上納金などで要塞化し、下手な国よりも強固な基盤を有している有様(汗)

いつの世も宗教ってのは、儲かるんですねぇ(汗)

そんな特殊な世界の中で育った姫の輝夜。
その神秘的な美しさで、天城家では神聖な存在として扱われています。
主人公は、そんな輝夜と乳姉弟であり、ある意味きょうだいや幼なじみの様な関係で育っており、輝夜に近しい存在でもあります。

主人公が、そんな輝夜に異性として惹かれるのは、至極当然な事でもありましたが、相手は姫。
結ばれる様な相手にはなれない…、頭ではそう考えるも、中々諦めきれないのも当然の話。

もっとも輝夜当人は、そんな主人公の葛藤をよそに幼なじみ感全開で接してきますが(汗)
まぁ、輝夜もまた主人公の事を想っている訳で、実際は両想いなんですよね。
とは言え、彼女自身も自分の存在、立場を理解している訳で…。

しかし、そんなふたりの関係性に変化が生じる事態が…。

輝夜に結婚の相手が決まったのです。
いくら大きな勢力であろうとも、この時代、独力だけでどうこう出来る物ではない訳で、何かしらの後ろ盾は必須。
輝夜は、そういった後ろ盾を得るための材料でもあった訳ですね。

相手となる婿が来るのは、ひと月後。
しかし、この件が主人公と輝夜の関係を一気に動かす事に。
この件で、自分の気持ちに正直になった主人公と輝夜は遂に結ばれる事になり、残されたひと月の間、関係を深める事となる流れですね。

Hシーン


Hシーンは、輝夜との行為が描かれています。

行為的には、手コキやフェラ、アナルセックス、パイズリなどがあります。
その他の要素では、バイブ(張り型)を使う様な展開も一部ありますね。

やはり今作の見所は、輝夜との行為ですね。
姫として、特別な存在として育てられた彼女ですが、彼女の環境は普通のお姫様とは少し異なるんですよね。
宗教団体として勢力の拡大のために、女というものをフル活用し、篭絡させ、取り込むという目的も兼ねた、女としての教育を受けているんですね。

こういう絡め手を使いつつ、精力を拡大していったのが天城家な訳ですから、当然輝夜もそういうテクニックを教えられています。

それゆえにかなり序盤から積極的でHな行為を見せてくれる事になりますね。
勿論、そのためフェラとかが上手くても張り型を使った教育を受けていたりと、実際の男性相手に学んだ訳ではないので、ご安心を。
まぁ、主人公からしたら、いつか知らない男のためにそんな教育を受けていたって事自体が内心複雑な物がありますが(汗)

輝夜としても、政略結婚のための教育と理解する一方で、いつかこれを本当に愛する主人公にできたらという考えを救いに、耐えてきた所があります。
念願かなって主人公への行為な訳ですから、そりゃ行為にも相当な熱が入りますよね♪
この時代の行為と考えれば、結構な内容ですよねぇ、主人公への愛ゆえに頑張る姿は印象的ですね。

積極的とは言え、全部が全部そうでもなく、しっかり恥じらいも残るのもポイントでしょうか。
大胆な行動をする一方で、裸を見られると恥じらったりと、主導権があると大胆なのに、責められると弱い面が見えるのも彼女の魅力ですね。
まぁ、そこら辺は行為時だけではなく、時々輝夜の垣間見える脆さ、儚さにも通じますね。

終盤では、よりイチャイチャしている輝夜との行為に。
これまでの行為は、どれだけ熱く激しく行為に耽っても、どこかでふたりを取り巻く環境、状況による不安感が付きまとっているんですよね。
なので、個人的にはそれがある中では、心底行為にのめりこめていない所があるので、終盤でのふたりの描かれ方は安心して楽しめましたね。

挿絵


挿絵は「やんよ」さんが手がけています。

繊細で綺麗な絵柄は、輝夜の華やかさと儚さを感じさせ、魅力的ですね。
情勢不安な時代の中で、懸命に生きる主人公たちの強い感情のこもる行為は、見応えがありますね。

行為以外にも、印象的な場面が見開きで描かれていたりと、世界観が良く伝わる挿絵になっていましたね。

カラーの口絵などでは、かなり輝夜って肌が白いんですよね、これも相まって儚い、独特の神秘性が出ている訳ですね。
挿絵では、基本色味がかかっており、真っ白って所がないので、また見る印象が違うかもしれませんね。
挿絵の方が健康的に見えるので、個人的には挿絵の方がよりいやらしく感じましたね。

挿絵数:10枚

総評


全体的には、割とあっさりとした読み応えでサクサクと読める仕上がりでしたね。

巨大な宗教団体である天城家の内情だったりは、思ったよりも描かれておらず、あんまり伝わる物がなかったのは少し残念だったかな。
天城家の主人公への扱いに関しても、以前よりもある理由で扱いが悪くなっている(特別扱いされない)らしいのですが希薄でしたし(汗)
トップである輝夜の父親も、これといった存在感もなく、影響力も何も伝わらなかったですしね。

宗教特有の胡散臭さがもっと出てても良かったんじゃないのかな、と。
そういう意味では、正直、宗教団体云々の要素も特になくても良かったのではないかと思う程度の役割だったので、少し印象は弱かったですね。
政略結婚だけでは普通の武家の娘とかでもやれそうな内容なので、この設定、舞台ならではな、何かが欲を言えば欲しかったですね。

話としては、綺麗にまとまっており、しっとりとした雰囲気もあり、嫌いではないだけに少し惜しい内容かなと思いますね。
時代物な恋愛物語が好みであれば、十分楽しめると思いますけどね。

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