奴隷の私と王女様~異世界で芽吹く百合の花~ (二次元ドリーム文庫)
上田ながの
キルタイムコミュニケーション (2018-05-31)

奴隷の私と王女様~異世界で芽吹く百合の花~ (二次元ドリーム文庫)
2018年5月発売の二次元ドリーム文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

タイトルで分かるでしょうが、この作品は男性主人公ではなく女性主人公による、女性同士の物語ですね。

主人公兼ヒロインの「」(あい)は、普通の学生です。
そんな彼女は、ある日、謎の状況に遭遇し、気づけば見知らぬ場所にいたのでした。
何と、いつの間にか異世界に来てしまった愛は、不審人物として城に連行されてしまうも、そこで出会った王女「レイン」の専属奴隷になる展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 水城 愛」(みずしろ あい)
  • レイン=ファル=アスタローテ
がいます。

愛は、普通の学生です。
基本的には、明るく活発な性格の持ち主ですが、人の心に敏感な所があります。

レインは、異世界の国の王女です。
国、国民のために働く真面目な性格の持ち主です。
冷静でクールな雰囲気を持っていますが、年相応な好奇心の強い面も。

ストーリー展開


展開的には、愛が異世界に迷い込んで、王女の奴隷になる流れですね。
…急展開!(汗)

愛は、学生なんですが、早くに両親を事故で亡くしてしまっている過去があるんですね。
その後は、親戚に引き取られて良くしてもらっているのですが、その頃から人の顔色を窺う様なクセが身についてしまっています。

まぁ、これは親戚に嫌われてしまったら困るって事で、そういう反応を気にする様になった訳ですね。
幸い、親戚は優しかったので、杞憂だった訳ですが、以来、他者の反応を見てしまう様になっているんですね。
そんな経験をしたせいか、どうにも物事に対して冷めていたりと、一歩引いた所がありますね。

そんな彼女でしたが、ある日、異世界に迷い込んでしまう事に…。
そこは、如何にもファンタジーっぽい世界観の場所であり、学校帰りで制服姿のままな愛の姿は、異質な姿として注目の的に(汗)

結果、城に連行されてしまい、牢に入れられてしまう愛(汗)
幸い、すぐ牢から出された愛は、異世界から来たという愛の存在に興味を持った王女レインと面会する事に。

自分と同じくらいな年齢なのに(どうやら愛はレインの1つ上みたいです)、風格を持った存在…。
しかし、愛はレインの様子の中に何か違和感を感じてしまい、つい口に出してしまった言葉が彼女の逆鱗に触れてしまったのです(汗)
その結果、レインの独断で愛はレインの専属奴隷として、仕える事になってしまうという流れですね。

Hシーン


Hシーンは、愛とレインの行為が描かれています。

今作の見所は、愛とレインの関係性でしょうか。
上記にもありましたが、最初の出会いでは愛の失言でレインを激怒させてしまい、専属奴隷という関係で始まる最悪なスタートでしたが(汗)
でも、激怒するって事は、当人にとってそれを気にしていたという事ですよね、だから怒った訳ですからね。

実際、レイン視点での描写では、王女としての立場で周りには悟らせてはいけないと、必死に押し隠していた気持ちを、いきなり出会ったばかりの愛に見抜かれてしまったのですからねぇ。
動揺からの怒りに繋がってしまうのは、ある意味では当然な反応とも言えますね。
そして、これがレインにとっても愛という存在を大きく意識するきっかけにもなった訳ですね、気にならない訳がないですもんね。

その後も度々、愛はついレインの隠している内心を見抜く様な言動をしてしまい、その度に怒られてしまう事に(汗)
愛からしても、レインの専属になって彼女と接する機会が増える中で、見え隠れする彼女の素を見て、気になってしまっているので、つい言っちゃうんでしょうねぇ。
結構、愛も相手の反応を見て、少し引いた位置で見る所がありますから、彼女だからこそ感じられるものもありますね。

度々、衝突しつつも徐々に距離が近づいていくふたり。
しかし、ふたりの関係性がまた大きく変化する出来事が起こる事に…。
まぁ、これも結局のところ、愛の発言が原因ではあるんですけれどもね、地雷を踏みぬくスタイル(汗)

ここからレインに迫られてしまう急展開になり、愛は困惑する事になりますね。
まぁ、彼女は女性同士以前に男性相手での恋愛にも興味を持てなかっただけに、いきなりレインがこういう大胆な行動に出たら反応できませんね。
しかし、レインによってまだ快感に対して未成熟な身体を愛撫され、初めての絶頂を知る事に。

ここからレインと愛は度々、彼女に迫られてしまい、絶頂させられてしまう事に(汗)
王女と奴隷って関係性もあるせいか、レインの方が主導権を握って、愛相手に行為を迫る流れが印象的ですね。
レインは、冷静でクールな言動なんですが、彼女だって全く恥ずかしがっている訳ではないので、時折見える素の表情は可愛らしいギャップを感じますね♪

ザックリ言えば、レインは結構ツンデレな感じの娘なんですよね。
中々、他者に甘えられない、自分で抱え込む所がある性格なので、素直に感情を出せない所があるんですね。
行為にも、そういった所は表れており、若干Sっぽく見えるのかな、と。

まぁ、この関係性も更にある出来事を経て、自分の気持ちに素直になったレインと自分の気持ちを理解した愛が結ばれる事になりますね。
ここら辺になると、愛よりもレインがかなりデレてきますねぇ(汗)
普通に周りの目も気にせずに、愛とイチャイチャしたがったりと、年相応な可愛らしい面も見えてきますね♪

途中、レインの視点でのパートがあるのも良かったですね。
彼女が何を思っていたのかも描かれているので、感情移入しやすかったですね。

挿絵


挿絵は「ここあ」さんが手がけています。

可愛らしさもありつつも、それ以上にどこか艶っぽさもある表情、絵柄が印象的ですね。
特にレインは、愛と殆ど年齢は変わらずも、王女という立場などもあって、余計に大人びた雰囲気にクールさが相まって、独特の美しさがありますね。
まぁ、学生だった愛とは境遇が違いますしねぇ、大人びて当然か(汗)

レインが愛に迫る事が多く、クールな表情のレインと戸惑いながら恥ずかしがる愛の対比も見所ですね。
まぁ、行為が深まるにつれて、レインも無表情ではいられなくなって、顔を上気させますけどね♪

個人的には、裸での行為よりも服着たままでのキスシーンの方のが印象的でしたね。
キスシーンは、2枚あるんですが、1枚目と2枚目では大分雰囲気が違うので、その違いも見所でしょうか。
まぁ、1枚目はレインからの不意打ちみたいな状況だから、雰囲気が違って当然か(汗)

挿絵数:12枚

総評


全体的には、異世界物は数あれど、主人公が女性なだけでどこか新鮮さがありましたね。
ファンタジーな世界観で魔法も存在する世界なので、ちょっとご都合主義的な展開はありましたが、許容範囲かと。
まぁ、異世界に来ちゃっている時点でご都合も今更な話ですしねぇ(汗)

変に生々しさもない仕上がりなので、この手の作品が苦手な人も読みやすいと思いますよ。

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