信長とセーラー服 時をかける大和撫子 (美少女文庫)

2018年4月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公兼ヒロインの「静香」(しずか)は、ごく普通の女子学生です。
そんな彼女は、ある日、名古屋城に行った際に不思議な感覚に襲われる事になり、気づくと、見知らぬ場所に…。

そこで出会ったのは、何と幼少期の信長だったという展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 一条 静香」(いちじょう しずか)
がいます。

静香は、女子学生です。
大人しくあまり強く意思表示ができない面があります。
足が速く陸上部に所属していましたが、発育の良かった胸のせいで引退しており、コンプレックスを感じています。

ストーリー展開


展開的には、静香がタイムスリップして、幼少期の信長と出会う流れですね。
超展開!(汗)

静香は、お嬢様学校に通っている女生徒です。
そんな彼女は、男子顔負けなくらいの脚力を持っており、陸上部でも活躍をしていたのですが、皮肉な事に女性として成長した胸のせいで、引退をしてしまっていたのです。
そんな話、たまに聞きますね、胸が大きい女性は走ると胸が動いちゃって痛いみたいな事(汗)

静香にも同じ事が起こり、競技者として続行できなかったのです。
足を怪我して引退とかではない事態に、静香としては自信の喪失だったり、ネガティブな感情を抱いてしまっていたんですね。

いつしか彼女は自分に自信が持てなくなり、感情を持て余した宙ぶらりんの様な日々を過ごす様になっていったのでした。

そんな中、郷土史の授業の一環で珍しく校外での授業として、静香たち生徒は名古屋城に。
歴史に全く興味も知識もない彼女でしたが、そこで異変が…。

何故か、静香の持っている祖母の形見でもある懐中時計が熱を発し出したのです。
そして、近くにある岩が光っているのに気づいた静香は、それに触れてみると、形容しがたい感覚に襲われ、気づけば見知らぬ場所に…。
そこで出会ったのは、着物を着崩した美少年。

この時の静香は知る由もなかった事ですが、実は彼女は過去の時代にタイムスリップしていたんですね(汗)
そして、そこで出会った少年こそが、織田信長だったのです。
まぁ、この時点では胡散臭い奴がいきなり現れたと騒ぎになって逃げ回る羽目になり、気づけば元の時代に戻っていたのですが。

その後も、静香は度々同じ現象に遭遇し、その度に過去の時代へ飛ばされ、信長と再会を果たす事になり、次第にふたりの距離が縮まっていく事になる流れですね。


私、てっきり買って読むまでは、信長が女の子だと思ってたんですよ(汗)
なので、中身見たら「え? 主人公が女の子?」ってビックリ。

これまた意外だったのは、静香が歴史に疎いって所でしたね。
タイムスリップ物で、過去の戦国時代的な所に行く主人公って、私の中では大抵歴史好きだったり、その時代に詳しいイメージがあったんですね。
そもそも信長なんて、超有名人ですから、歴史にそんなに詳しくなくても知っているし、その最期も何となくでも知っているレベルの存在。

でも、静香は信長の名前くらいしか知らないんですね。
ある意味では良くも悪くも変な先入観もない状態で接する事が出来たのは、大きかったんでしょうねぇ。
もっとも最初に出会った時は、まだ信長と名乗る前の少年時代なので、そもそも信長とのイメージがあっても結び付かなかったかもしれませんが。

んで、今作の肝は転生ではなく、タイムスリップな点です。
転生だと、ずっとその時代ですけれども、タイムスリップなので、静香は現代に戻って来ちゃうんですね。
これは、彼女の意思に関わらず良い所で現代に戻ってきてしまうために、そこにドラマが生まれる訳ですねぇ。

Hシーン


Hシーンは、静香の行為が描かれています。

行為的には、自慰や手コキ、パイズリなどがあります。

やはり見所は、信長との行為でしょうか。

静香のキャラクターが、今時珍しい丁寧な物腰の娘なんですよね。
何せ、自分の心情でも「ですます」口調なくらいですからねぇ(汗)
正にタイトル通りの大和撫子な訳ですが、だからこそあの時代でも違和感なくやり取りできている感じがありますね。

でも、ずっと終盤近くまでは「くん」呼びなのが、彼女らしさがあって良かったですね。

時代ゆえか、信長との行為は比較的大人しめでしたね。
まぁ、当時だとHの意味も、現代のそれとは同じ様で違う所もあるでしょうしね。
なので、ストーリー性、雰囲気重視な行為になっている印象でしょうか。

女性主人公なので、元々男性主人公に比べると、そっち寄りに傾くのも当然かなとも思ってましたし、そこまで行為自体に期待していなかったので、個人的には特に不満も感じなかったですけどね。
まぁ、その分、ガツンと来るようなH度は控えめでしたが、信長との行為の中で交わされる会話のやり取りなどは見所ですね。
この時代の男性ゆえの、今の現代にはない短くも真っすぐな言葉は印象深いものがありましたね。

一方で、この時代にはなかったのか、パイズリをされて戸惑う信長の反応も見所の一つですね。
さすがの信長も、この経験はなかったのか、中々初々しい反応を見せていたのが印象的でしたねぇ。

挿絵


挿絵は「ぼに~」さんが手がけています。

表紙絵の静香は、かなり柔らかい印象があったのですが、中の挿絵で見たら何か雰囲気違ったかな?
描線のタッチがより白黒でくっきりしているせいか、幾分アッサリめの硬質な絵柄の印象を感じましたね。
個人的には、どちらかと言えば表紙絵のタッチの方が好みでしたが、これは好みですかね(汗)

勿論、挿絵での静香も可愛らしいんですけどね、フォローではなく(汗)

カラーとモノクロの印象の違いは、全体的に挿絵が艶なしのマットな仕上がりだからかな?
作品の雰囲気的に変に生々しい絵柄よりもハマる、可愛らしさのあるデザイン、表情で静香の大和撫子な感じが良く表現されていて、彼女の母性感も感じられますね。

挿絵数:10枚

総評


全体的には、大和撫子な静香による、時代を超えた壮大な恋物語は、読み応えがあってお腹一杯なくらいでしたねぇ。
でも、話も綺麗にまとまっているだけに、ボリュームがある割に案外読みやすく仕上がっていますね。

これは、主人公が女性ってのも大きかったかなと思いましたね。
主人公が男性で、信長が女性ってパターンだと、こうはならなかった気もしますねぇ。
この人の描く人物は、男女共に真っすぐでキラキラしている面があるんで、男性主人公だと時々読んでいて、言葉悪いけれども鼻につく時もあるんですよね(汗)
今作は、女性主人公という事で、そのキラキラ感が良い意味でハマって見えるので、読みやすさに繋がったのかもしれませんね。

まぁ、静香の女友達がその分、やたら出来が良すぎで読んでいて、個人的に気になりましたけれども(汗)

…ふと思ったけども、これで静香のキャラが大和撫子じゃなくて、今時のギャルみたいのだったらまた話も変わってたのかなって(汗)
そんな娘、信長にぶった斬られて即、終わりか(汗)

ブログランキング参加中です。
よろしければ応援お願いします♪
関連記事