百合エルフと呪われた姫 (二次元ドリーム文庫)
あらおし悠
キルタイムコミュニケーション (2018-03-28)

百合エルフと呪われた姫
2018年3月発売の二次元ドリーム文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公兼ヒロインの「レム」は、エルフの里に住んでいるハーフエルフの少女です。
しかし、エルフの半端者として居場所のない彼女は、いつしかその世界に興味を…。
人間の街へとやって来た彼女は、王女「アルフェレス」(以下アル)と出会う事になる展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • レム
  • アル
がいます。

レムは、エルフの里に住む、ハーフエルフの少女です。
人間とエルフの間に生まれた境遇ゆえに、里では居場所がありません。
活発考えるよりも行動な性格の持ち主です。

アルは、王都の第一王女です。
勝気で負けず嫌いな性格ですが、素直な面もあります。
ある秘密が…。

ストーリー展開


展開的には、ハーフエルフのレムが里を抜け出し、王女であるアルと出会う流れですね。

エルフの里で居場所がなかったんですね、レムは。
それは彼女が人間とエルフの間に生まれたハーフエルフだったってのが大きな理由でもありました。
退屈な見張り役を10年ほどさせられ、里のエルフたちからの扱いも混血なせいか露骨であり、この生活に心底ウンザリしていたのでした。

そんな中、彼女は一大決心。
このエルフの里を抜け出し、人間の住む世界に踏み込んだのでした。

レムにとって、人間を実際に見た事はなく、里では人間は野蛮であり、エルフと知られればただでは済まないと聞かされていた存在。
実際、人間の街でエルフと正体がばれてしまった際には身の危険を感じ、恐怖を抱く事にも。

しかし、そんな中、レムはたまたまこの国の第一王女であるアルフェレス(アル)の姿を見る事に。
向こうもレムの姿を認識したのですが、レムは初めて見たアルの姿が印象に残ったのでした。

もう見る事はないであろう、王女の姿。
しかし、意外な場所でふたりは再会を果たす事に…。

行く当てもなく彷徨うレムが辿り着いたのは、何だか手入れのされていない寂れた豪邸。
そこに忍び込んだレムは、そこで王女であるはずのアルと出くわしたのでした。
何故、王女であるはずの彼女が、こんな寂れた場所にひとり…?

どうやら、彼女はこれまで何回も政略結婚をして来たものの、その結婚は即行破綻し、出戻りを繰り返していたのです。
そんな存在は、当然厄介者と疎まれる存在となり、王女という立場ながら、ひっそりと暮らす事になってしまっているんですね。

そんな境遇の話を聞いて、レムはハーフエルフという自分と似たような境遇をアルに感じる事に…。

更に、アルには一番の問題がありました。
それは、若い頃に謎の魔女にかけられた呪いの存在…。
何と、アルは夜になると猫の姿になってしまうという呪いをかけられてしまっていたのです(汗)

お互い、何か似た者の空気を感じたのか、いつしか親しくなっていくふたりは、アルにかけられた呪いを解くために旅を始める事となる流れですね。

Hシーン


Hシーンは、ふたりの行為が描かれています。

行為的には、自慰などがありますね。
まぁ、女性同士の物語なので、男性主人公相手にする様な行為はないのは当然ですな。

勿論、序盤からラブラブイチャイチャで、そういう関係になっていった訳ではありません。
最初は、お互いぶつかるってのはお約束ですからねぇ(汗)
でも、今作の彼女たちは、最初からそこまで悪くない感じの印象ではありましたけどね、前作とかに比べれば(汗)

序盤は、感情からって訳ではなくて、アクシデント的な所から勢いで関係を持っちゃって…みたいな所からスタートしているので、なし崩し的というか(汗)
そこにお互いの理解が深まっていく中で、自然とかけがえのない存在へと次第に変化していく事になりますね♪

元々、お互い、孤独を抱え、近しい存在がいなかった境遇の持ち主。
それを理解し、一緒に寄り添える存在だと受け入れてからは、一気に心の距離は縮まっていく事になりますね。
…身体の距離は、それまでに勢いで縮まっていましたからね、それに気持ちも追いついたと(汗)

なので、前半、後半で同じ行為ではありますが、そこに込められた感情などは全然別物になっているのも見所ですね。
まぁ、なし崩し的な行為に何だかんだ感じちゃうみたいなノリも嫌いじゃないですが(汗)

百合物では、見所のひとつである?破瓜シーンですが、今作ではまた少し普段とは違う描かれ方をしていたのは印象的でした。
今までよりもストーリー性重視な展開でしたので、性欲云々とは切り離した雰囲気の中での行為でしたね。
神聖さを感じるというか…。

挿絵


挿絵は「うなっち」さんが手がけています。

可愛らしい絵柄で、女性陣の行為描写でも変に生々しすぎず、ふたりを見る事ができますね。
柔らかい印象の絵柄は、エルフなどのファンタジーの世界観にも合っていますね。

ハーフエルフって事で、レムの姿はぱっと見普通の少女ですね。
特徴的な耳もそんなに目立たないサイズですし、あまりエルフ感はなく見れるかな?
ハーフエルフである彼女には大変申し訳ないですが、エルフっぽさを期待すると肩透かしかもしれませんね(汗)

個人的に好きなシーンは、レムが一時的にメイドの恰好をするんですが、その際にアルをからかっている表情ですね。
にやりとした表情が可愛らしくて好きですね、同時に顔を赤らめているアルの姿も描かれているのもポイントですな♪

途中から、アルの姿に変化が起こる事になり、猫じゃなくて、猫耳状態の姿になるんですね。
まぁ、アルが金髪のキャラクターのせいなのか、猫耳ってより、狐耳みたいに見えなくもないですが(汗)

挿絵数:13枚

総評


全体的には、このシリーズ?ならではの、安定した仕上がりでしたね。

何となくこのシリーズを見ると、何か男女の話よりも女性同士の方が展開がドラマチックですよね。
途中にあるふたりを阻む障害なども、中々シリアスで。
それだけの事態を彼女たちなりに乗り越えていく中で、お互いの想いに気づき、気持ちを通わせていくってのは、男女ともに同じなんでしょうけれども、より繊細で深い所での結び付きみたいなのは、同性ゆえに描けるものなのかなとも思いますね。

前作と比べるとファンタジーな世界観なせいか、割とふんわりまったりした印象なので、そこまで重さはないですので、読みやすいかと思いますね。
ファンタジーな世界観だからこそ、描ける内容だったかもしれませんね、そこら辺は。

今作は、色んな要素てんこ盛りでしたからねぇ、百合でエルフで他諸々で…(汗)


Amazon版 電子書籍
百合エルフと呪われた姫 (二次元ドリーム文庫)

DMM 電子書籍
百合エルフと呪われた姫

楽天
百合エルフと呪われた姫 (二次元ドリーム文庫) [ あらおし悠 ]

ブログランキング参加中です。
よろしければ応援お願いします♪
関連記事