太閤Re:志伝 (美少女文庫)
井の中の井守
フランス書院

太閤Re:志伝 (美少女文庫)
10月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

1598年9月18日の伏見城内にて。
天下人にまで上り詰めた豊臣秀吉は、その日、最期を迎えていました。
死の間際に秀吉が思ったのは、ある後悔の念。

それは、正室の「寧々」(ねね)の事でした。
今まで自分は、彼女をないがしろにしてきたのではないのかと今更ながらに思ったのです。
しかし、そのまま秀吉の意識は闇の中に…。

ですが、何と秀吉は、気づけば過去の記憶を覚えたまま、当時の時代に生まれ変わったのです。
今度こそ寧々を幸せに…、秀吉はその一心で新たな生を歩む展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 寧々」(ねね)
がいます。

寧々は、浅野家の養女であり、秀吉の正室となる女性です。
純情な面もありながらも、勝気で芯の強い性格の持ち主でもあります。

ストーリー展開


展開的には、秀吉が生まれ変わり、新たな人生を寧々と幸せになるために奔走する流れですね。
…超展開!(汗)

(以後、秀吉を主人公表記にします)

良く転生物では、普通の主人公が過去の偉人とかに転生したりとか、自分のまま転生しても偉人と同じ立場に成り代わる的な流れが多いですが、本人自身が転生ってのは意外と珍しい様な気がしますね。
んで、生まれ変わったのは、未来ではなくて、以前と同じ時代であり、生まれ年も前回と同じな訳ですね。

まぁ、寧々と出会わなければならんのだから、違う年代には行けないわな(汗)

上記のあらすじにもありますが、主人公は前世で悔いを残して亡くなった訳ですね。
その後悔こそが、寧々の事だったんですね。

かつては、天下人にまで上り詰め、数多くの権力、富、そして女性を自由にできた人生でしたが、死の間際に思い知ったのです。
一見、全てが満たされているかの様な人生であった様で、実際の所は違ったのではないかと…。

その時に、彼は気づいたのです。
本当に自分に必要な存在は、富や権力ではなく、いつも傍にいてくれた寧々ひとりであったと。
しかし、皮肉にもそれに気づいたタイミングがあまりにも遅かったのです。

そして、これまでの寧々への言動を顧みて、激しく後悔をする事に。
これまでの人生で彼女の態度に甘え過ぎ、もっと彼女を大事に真摯に愛すべきだったのだと…。


…と、こんな後悔を持っての生まれ変わりとなった訳ですな。
若く、生まれ変わった主人公は、かつての記憶を持っており、それは寧々への想いも当然持っていました。
今度こそ、自分は寧々だけを真っすぐ愛し、生きていきたいと考えた主人公は、その実現に向けて行動を開始する流れになっていますね。


ちなみに、生まれ変わったのですが、主人公の状況は全く前回と同じ状況ではありません。
ほぼ全部、前回の人生をなぞっているかの様な流れですが、立場が違うんですね。
以前は、武士として信長に仕える流れでしたが、今回は商人として裏から信長らを支えるというスタンスで動いています。

…まぁ、あんまり変わんない気もしますが(汗)
でも、この立場の差は、地味に寧々との関係性にも影響しているんですね。
それは、武士と商人とでは、寧々との結婚に対して、向こうの家の印象も違いますよね(汗)

そこら辺を含めて、様々な問題、難局を、主人公が運と勢いと知恵でどうにかしていく事になるのも見所のひとつでしょうか。

Hシーン


Hシーンは、寧々との行為が描かれています。
一部で、他の女性の行為描写が薄っすらと描かれている場面がありますが、あくまでも寧々との行為がメインです。

行為的には、フェラやパイズリなどがあります。

やはり、何と言っても寧々との愛溢れる行為が見所ですね。
主人公も、前世の想いも込み込みですからねぇ、そりゃ燃え上がるでしょうよ(汗)
でも、序盤の寧々からしたら、まだ単なる知り合いどまりな立場な訳ですよね。

まだ単なる知り合いから、少しづつ異性として主人公を意識し、次第に惹かれていく寧々の姿はニヤニヤ物で、見応えがありますね♪
とは言え、そこに至るまでには色々とクリアしていかなければいけない問題があり…。
それを乗り越えていく中で、またもより一層寧々も主人公の才覚、行動力を理解し、男性としての魅力に惹かれる様になる訳ですね。

それと同時に、彼女の身体も主人公との交わりを経て、ドンドン女性の魅力を開花する事に。
初体験を経て、一気に纏う雰囲気にも女性の艶が出てきたりと、より魅力的な姿を見せてくれますね♪


転生したって事もあるのか、この時代の男が単にそうなのか分かりませんが、主人公の口調が年寄りっぽいというか…。
確かに、秀吉の口調のイメージって他の作品でもこんな感じですよね。
別にそれはいいんですけども…、こんな口調で行為をしていると、何というかえらいスケベ爺みたいに聞こえて(汗)
まぁ、確かに主人公は自分でも認めるスケベ男でもある訳ですが…。

普通に言っているだけなのでしょうけれども、何故か妙にいやらしい言葉責めしている様な錯覚を覚えますね(汗)

これが影響しているのか、行為時の描写はかなりねっとりボリューム感のある展開が描かれていますね。
何せ、初体験の際には寧々を寝かせてから、挿入までに約40ページも使っていますからね(汗)
その間は、初めての寧々の身体を愛撫し、彼女の緊張をほぐしたりとか、寧々との様々なやり取りなどが描かれています。

まぁ、政略結婚だったり、自分の意思で結婚相手を選べる様な時代ではないゆえに、色々片付けなければならないハードルが多いですからねぇ、簡単にHとは行きませんわな(汗)
恋愛結婚が珍しい世の中なくらいですからねぇ、自分の意思を貫く事が難しい事が垣間見えますね。

勝手に好きな相手と関係を持つという意味が、現在の世とは全く価値観が違いますからねぇ。
大げさではなく、命がけな恋でもある訳ですよね、それだけに家よりも主人公を選ぶ寧々の心情などが垣間見える描写は彼女の強い意志を感じさせますね。

まぁ、逆に序盤の問題のひとつのお互いの立場の違いも、それが解決し、家公認ともなれば、一気に大きく良い方向に動き出す結果に繋がりますから、後は寧々とのラブラブ一直線ですな♪


主人公は、スケベ男ってのは上記にも書いた訳ですが、若干マニアックな性癖もある様で。
年下の娘にお兄様と呼ばれたいと力説して、寧々たちにドン引きされたり(汗)
まぁ、拝み倒して寧々に「にいさん」呼びさせての行為に至ったりと、寧々も何だかんだ付き合い良いですねぇ♪

結構、何だかんだ寧々もたまに垣間見せるHな面がありますしね。
まぁ、Hってか、根底に主人公の事が好きすぎて~って所が一番影響しているゆえなんでしょうけどもね♪
それだけ、彼女に愛されている訳ですから、幸せ者ですねぇ。

挿絵


挿絵は「魔太郎」さんが手がけています。
前作までは「おりょう」さんとの組み合わせだったんですが、今作では変えてきましたね。

時代物だと、あまりにも可愛らしさが強くても雰囲気が出ないですが、可愛らしさとシリアスさの塩梅が良いですね。
シリアスさというか、重さですかね、重厚感。
時代的に雰囲気が出ていると、より行為時での甘さなどが際立つ事になりますよね♪

まぁ、大半寧々とイチャイチャしている絵ですがね(汗)
確かに寧々が魅力的で肉感的な身体をしているだけに、主人公が夢中になるのも分かりますな♪

この時代では、微妙そうな扱いだったけども、立派な胸も彼女の母性を感じさせますね。
主人公もパイズリさせていたけれども、この時代では珍しい行為ですよね。
実際、あの時代の栄養事情とかだと巨乳は異端なのでしょう(汗)

ちなみに、表紙絵にも主人公の絵が描かれていますが、普通に男前ですなぁ。
なのに、作中では猿扱いで、そんなに男前じゃない扱いにされてて、読んでいて大変困惑(汗)
まぁ、今の時代の男前とは男前の価値観が違うんだろうとは思いますが、これでダメなら自分は…とへこむ(汗)

挿絵数:10枚&(巻末に何故か主人公と寧々の全身画あり)

総評


全体的には、同時発売の美少女文庫の中で断トツのページ数で読み応え十分ですね。
かなりページ数は多いものの、割と読みやすかった印象がありましたね。
まぁ、主人公含めて日本史をある程度知っている人なら、世界観、キャラクターなどの理解も早いからでしょうね。

…正直、読む前に手に取った時は、本の厚みに「うわぁ…」って思ったのは内緒(汗)

幾分、秀吉らしく成り上がりの出世物な面もありますが、これも結果的であって、あくまでも優先すべきは寧々との幸せのためというのが根底なので、成り上がるのは控えめになっていますね。
今度こそ寧々、一筋という主人公の気持ちが出ている結果でしょうね、これも。

ちなみに一部では、これまでの作品のキャラなどに触れている所もありましたが、そこまでではないですね。
まぁ、知っていれば「おっ」と思う程度ですな。

さて、今作も時代物で来た訳ですが、今後もひたすらそっち路線で来るのか、いきなりガラッと変えて来るのかも注目ですね。

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