催眠性指導 (美少女文庫)
巽 飛呂彦 愛上 陸
フランス書院

催眠性指導 (美少女文庫)
8月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。
同人作品が原作のノベライズ作品です。

今月は、美少女文庫の3冊中、2冊が原作物のノベライズ作品なんですね。

主人公は、不潔で肥満体、顔は不細工という三重苦を抱えた男子学生です。
当然、そんな彼が周りの生徒から好かれる事などありませんでした。

ある時偶然、催眠術の存在を知り、催眠術を習得する事に成功した主人公は、周りへの復讐として学園の生徒に催眠を施す事とする展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 小幡 優衣」(おばた ゆい)
  • 椚木 詩織」(くぬぎ しおり)
  • 柊 鈴香」(ひいらぎ すずか)
  • 倉敷 玲奈」(くらしき れいな)
  • 朝岡 和季」(あさおか わき)
がいます。

優衣は、女子バスケ部所属の女生徒です。
明るく活発な性格の持ち主で、男女問わず人気があります。

詩織は、育ちの良いお嬢様です。
最近、彼氏が出来たばかりです。

鈴香は、主人公の幼なじみです。
子供の頃から勝気であり、現在は相手にするのも汚らわしいと接触を断っています。

玲奈は、読者モデルを務めている学園の有名人です。
クラスでは女王様の様な存在で振る舞っています。

和季は、学校の教師です。
冷静で真面目な性格の持ち主であり、学園の変化に疑問を持っています。

ストーリー展開


展開的には、好かれない主人公が催眠術を習得した事で、復讐として学園の生徒に催眠を施す流れですね。
…完全なる逆恨みですな(汗)

主人公は、見てくれが悪く、周りから疎まれている存在なんですね。
女子からは、気持ち悪がられ、男子には馬鹿にされたりと…。

いつしか何もかも嫌になり、不登校になったり、家で自堕落な生活をするなど、ドンドン深みにハマる事になっていた訳ですね。

そんな生活をしていた彼でしたが、ある日、たまたま催眠術の本を見つける事に。
最初こそ興味なかった主人公でしたが、何となく興味を抱く事となり、読み込んでいく事に。
そして、彼は催眠術の習得を目指し、情熱を注ぐ事に…。

時間はかかったものの、遂に主人公は催眠術の会得に成功したのでした。
そして、主人公がしたことは、女性を思い通りにする事でした。
まぁ、そこら辺は紆余曲折あり、色々失敗もあった様ですが、それらの失敗を経て、色々主人公は催眠のコツを学んでいったのでした。

一定の成果を見せた主人公には、ある思いがありました。
それは、自分を馬鹿にしていた学園の連中に催眠で復讐する事でした。

そして、いざ学園に戻って来た主人公は、学園内にカップルが多い事に気づき、ある事を思いついたのです。

自分が、カップルを「指導」してやろうと。

カップル同士の初めてのHを、自分が性の指導をしてやり、彼氏よりも先に初めてを奪ってやろうという訳ですね(汗)
そして、指導をする側の主人公が認めるまで、自分たちだけでHはできないというルールを定める事に…。

こうして、主人公は次々と女性陣に指導を行っていく流れですね。

上記では省きましたけども、この催眠は実は学園全体に既にかけられているので、個別にその都度かけるって訳ではないんですね。
まぁ、行為の最中などで、やはり女性陣も中には何かおかしいぞという意識がある場合があるので、その際にはダメ押しでその場で暗示をかける事はありますけども。
それゆえ、結構スムーズに事が運ぶ印象がありましたね。

Hシーン


Hシーンは、全ヒロインとの行為が描かれています。
それ以外にも、サブキャラとの行為も一部描かれています。

行為的には、アナルセックスやフェラなどがあります。

やはり最大の見所は、催眠術による認識の操作ですよね。
上記にもある様に、主人公は復讐として学園の生徒に催眠による暗示をかけ、カップルは主人公の指導を受けなければならないといけない様に仕向ける事となり、本来する必要のない指導を行う訳ですね。

カップルたちは、個人差はあれど主人公の指導を受け入れています。
実際に指導を受ける女性陣は、結構反応が微妙な事が多いですが、彼氏である男子の反応は大体同じで、指導に感謝しているくらい(汗)
そして、その指導は彼氏の見守る、目の前で堂々と指導と称しての行為が行われる事となり、そのシチュエーションの特異さが分かりますね。

主人公としては、それこそ笑いをこらえるのが大変なくらい愉快でたまらない訳ですよね。
これから初体験を経験するはずだったカップルが勝手に横槍入れられて、大事な初体験を奪いとっていく主人公に感謝するんですから。

最愛の彼女を目の前で寝取られているのに、指導してもらえて感謝する男性陣の滑稽さと哀れさは、本来主人公様な存在が受けていた周りからの感情な訳で…。
それを周りからはイケメンでスポーツマンでモテ男みたいな彼氏たちに感じるというのは、主人公にはさぞや愉快でたまらないでしょうねぇ。

そんな彼氏の前で、まだ経験の女性たちの初めてを奪うってのは、たまらない刺激となり、主人公の興奮を高める事に…。
こういう性格の主人公にとっては、そういうのが原動力になっている所がありますしねぇ(汗)
また行為の中で、催眠とは別に主人公との行為の快楽の味を覚えさせ、知らず知らずに虜にしていく訳ですね。
意識よりも身体に教え込んでいくって感じでしょうかね、快楽を。

その結果、本来は指導だけのはずだったのに、いつしか再び主人公との快楽を欲し、主人公への感情が高まっていく様に仕上がっていく訳ですね。
まぁ、残念ながらそこら辺の描写はあまり描かれていないんですけどね(汗)
ドンドン新しいヒロインに手を出すので、一度攻略済みなヒロインはあまり出番自体がないんですね。
優衣くらいですかね、まともに再度出番(行為含め)のパートがあるのは。


後、上記に少し触れていますが、メインキャラには書いていない様な女生徒たちとも多数関係を持っている描写がありましたね。
結構な人数で名前も出ているんですが、やはり思い入れの無い娘たちの行為は個人的にはあまり気持ちが入らないかな(汗)

そんな中、例外的に印象的だったヒロインも。
それはメインキャラのひとりである詩織の母親、佳織。
詩織との行為展開では、いつもの様に彼氏の目の前での指導ではなく、詩織の家で母親の香織との指導になる展開なんですね。

勿論、佳織は学園の生徒ではないので催眠下にはありませんが、その場での催眠によって、娘との指導を見守り、参加する流れとなっています。
なので、彼女ともH展開がありますし、母娘との指導という特別なシチュエーションになっているのが見所でもありますね。

…むしろ、どちらかと言えば娘の詩織よりも母の佳織の方が目立っていたのではないかと思う程でしたね(汗)
でも、他の女性陣と違って、大人の女性相手ってのも女生徒ばかりよりも変化があって、よりお互い楽しめますね♪

まぁ、他にはメインキャラに教師である和季も大人の女性ではありますけども(汗)
どうやら表紙の帯によるとこのノベル版オリジナルのキャラクターみたいですから、原作を知っている人も新鮮に楽しめるキャラクターではないでしょうか。
彼女との行為は、本来の催眠物っぽい感じの展開もあったりで、また他の娘たちとは違う見所がありましたね。
また、唯一とも言える、主人公の悪事に気づき、敵視しているという稀有な存在ですが…、まぁ、この手の作品では勝ち目ないよね(汗)


終盤では、全ヒロインを交えた展開になりますね。
全校生徒の前で行われる、異様な状況下の中の行為はベタではありますけども、らしくて良いですね。
妊娠したりの展開はありましたが、残念ながら腹ボテ行為とかまでは描かれていませんけども。

挿絵


挿絵は「愛上陸」さんが手がけています。
この方は、原作版を手掛けているご本人だそうなので、そりゃ間違いなしでしょう。

ムチッとした肉感的なボディが、大変魅力的ですねぇ。
好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的には結構こういう肉付き感嫌いじゃないですよ♪

今作では、上記にも書きましたがオリジナルヒロインの朝岡和季も登場しており、ファンにはたまらないのではないでしょうか。
彼女のお堅くてクールで気が強そうな表情が何とも言えませんねぇ(汗)
またそんなキャラクターなのに、ボディは立派な所が征服欲を煽りますね。

ラストの方で主人公の顔がはっきり描かれているんですが、…あー、これは人に好かれないわ(汗)
この容姿でぶひっとか言っているんでしょ? 納得ですな(汗)

挿絵数:12枚

総評


全体的には、催眠物らしい安定感のある内容でしたね。
逆に言えば、この手の催眠物を色々見ている人にはそれ程、強いインパクトや新鮮味はないかもしれませんけども(汗)

ヒロインの反応も全体的には比較的大人しめな印象でしたねぇ。
そこには最初から全員に催眠がかかっているっていう事があるので、露骨に主人公に嫌悪感を抱いているヒロイン以外は物事の運び、導入がスムーズなのも影響しているかと思います。
精々、モデルで同年代の男子など眼中にない様な玲奈、主人公を毛嫌いしている鈴香くらいなものですかね。

だから、この話にきっかけである復讐に関してはちょっと弱いんですね。
誰々にいじめられて、見下されて~復讐みたいな、特定のターゲットに…という流れではなく、学校の連中全体って括りで始まっているからなんですよね。
それゆえ、全体像がぼんやりとしている分、良くも悪くもエグ過ぎない展開(どのヒロインも大体均一の扱い)に終始しているとも言える訳です。

そこら辺で、手ぬるいってニュアンスも違うんでしょうけども、何かフワッとした感じもあったかな。
まぁ、こう言う作品が苦手な人もいるでしょうし、これくらいがバランス的に丁度良く読みやすいのかなとは思いますけどね、

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催眠性指導

原作版
催眠性指導 1小幡優衣と橘大貴の場合
催眠性指導 2倉敷玲奈の場合

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