復讐勇者の迷宮奴隷ハーレム (美少女文庫)
12月発売のえすかれ美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公は、王国を危機に陥れている存在、魔王を討伐するために立ち上がった勇者です。
そして遂に激闘の末、魔王を追い詰める所まで行ったのですが、主人公はある真実を知る事になり、復讐を決意する展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • ルシフェル
  • シエナ
  • マーリン
がいます。

ルシフェルは、世界を危機に陥れている魔王です。
角を生やしているものの、見た目は美少女と言える美しい容姿をしており、自分をボクと呼ぶ、能力と見た目にギャップがあります。
特別好戦的という性格ではなく、むしろ冷静で思慮深い所があります。

シエナは、王国の大将軍の娘で聖騎士の女性です。
主人公とはお互い惹かれあっており、魔王討伐を果たしたら結婚する約束を交わした存在でもあります。

マーリンは、エルフの賢者です。
種族的に人間にはあまり協力的ではないエルフですが、ある理由で王国に協力しています。

ストーリー展開


展開的には、勇者である主人公が魔王討伐に赴いたものの、ある事が原因で復讐を決意する流れですね。

元々、主人公は清く真面目な性格の男であり、その類い稀な強さで瞬く間に戦場で結果を出した事で、遂には勇者として国王に認められた存在となりました。
そして遂に、魔王ルシフェルがいる迷宮へと入る許可を得たのでした。

正義感だけではなく、主人公には魔王討伐に燃える理由が別にありました。
それは、大将軍の娘であり、聖騎士として名を馳せるシエナとの結婚もかかっていたから(汗)
本来ならば、身分違いの恋で終わるであろう相手と、結婚できるチャンスですからねぇ、そりゃ気合いも入るでしょう。

そんな訳で主人公は単身、魔王ルシフェルと戦い、激闘の末、主人公の勝利で終わるかに見えたのですが…、ここで状況が一変。
突如、魔王の迷宮が封印され、迷宮から脱出できなくなってしまったのです。

突然の事態に困惑する主人公を他所に、ここで魔王ルシフェルから聞きたくない真実を聞かされる事に。
これを仕組んだのはルシフェルではなく、本来主人公の味方であるはずの王国側の存在による企みだったと言うんですね。

そう、身分が高い訳でもなく、ただ強いゆえに勇者と呼ばれる程になった主人公の存在を疎ましく思う者が王国側に存在していたのです。
邪魔な主人公と魔王を共に封じ込めてしまい、邪魔者がいなくなった王国で自分の力を誇示しようとする存在の仕業だった訳ですね。

この真実に、主人公は打ちのめされる事に…。
そして、その後に沸々と湧き上がる黒い怒りの感情。
もはや、それは勇者と呼べる様な存在とはかけ離れたものでした。

しかし、打ちのめされた後に度重なる魔物との戦いによって、消耗した主人公の肉体は限界寸前に。

そんな瀕死の主人公の前に現れたルシフェルから、主人公は取引を持ちかけられる事に。
自分と契約し、力を得て、復讐を果たせと…。

こうして、主人公はルシフェルと契約し、勇者から魔の者、魔人として生まれ変わり、自分を裏切った王国への復讐心を滾らす事となる流れになっています。


読んでいる時は思いませんでしたが、ある意味では転生物とも言えるのかもしれませんね、一応生まれ変わっているから。
容姿自体はそれ程勇者時と変化ないんですが、片目が魔眼になってたりとか、人間以上の存在になってはいますね。

まぁ、個人的には復讐心を抱く流れがちょっと物足りなかった気もしますけどね。
もっともっと最初に主人公を追い込んでしまっても良かったんではないですかねぇ…、やりすぎ?(汗)

Hシーン


Hシーンは、全ヒロインとの行為が描かれています。
その他に、サブキャラとの行為が一部描かれてはいますが、基本は上記のメンバーですね。

行為的には、フェラ、パイズリなどがあります。

主人公は、生まれ変わるまでは童貞でしたが、ルシフェルらと関係を持つと、メキメキ成長する事に。
剣の腕も人知を超えた腕前なだけに、何でも覚えが早いんですかねぇ(汗)

一応、設定として魔眼があると、相手の弱い所が分かるらしいですが、あんまり使ってなかったかな。
そんなの無くても既に主人公の性技は十分過ぎるからいらないんですな(汗)

人に裏切られた主人公ですが、口調は最初よりかは悪者ぽくなっているものの、そこまで鬼畜めいた言動はなかったですね。
本質的には甘い所がある男ですから、こんなものかな、と。
なので、ヒロインたちに対する言動は、ごく普通の範疇ですので、苦手な人もご安心を。

と言いますか…、そもそもヒロイン側には主人公を純粋な理由で敵視している存在はいないんですよね。
なので、嫌がる相手を無理やりに…みたいな展開になる訳がないんですよ、嫌じゃないから(汗)


むしろ、ヒロインのマーリンは、主人公の復讐のターゲットに含まれているんですが、アッサリ向こうから陥落するので、見てて拍子抜けするくらいでした(汗)
色々そこに至る理由があるんですが、向こうから行為をせがんでくるなど、主人公が何かする以前に話がついている有様で…。
だから、復讐で無理やり行為をして、嫌なんだけども快感で堕ちるって感じではなかったのは個人的には拍子抜けでしたねぇ。

実際、そんな復讐の対象であるはずの相手でも主人公は処女である彼女に勢いよく強引に肉棒を突っ込んだりしないなど、気遣いも見せていましたからね。
そんな優しさに、何か勝手に惚れちゃっている感じですから、実にチョロイ(汗)

一応、主人公もヒロインたちを堕として自分の物とするとしていますが、初回からヒロイン側が全く抵抗もしないですし、素直なだけに全く攻略する歯応えは皆無で、そこは肩透かしでしたね。
もっとヒロインが抵抗するものなのかと思ってただけに、ここまで何もないのは驚きでした(汗)

まぁ、私だって別に嫌がって泣きわめく様なヒロインを無理やり抱くような展開が好物って訳じゃないですけども、復讐だの、あの序盤の展開を見れば、そう思うじゃないですか?(汗)

そういう展開のは、二次元ドリームノベルズの方ですかね(汗)
基本的にヒロインには優しいから、そんなに身構える必要はなかったですね、関係ない女性には若干態度冷たかったけども(汗)


さて、そんな甘さを感じる行為となった女性陣との行為。
シエナとマーリンは、主人公に尽くすって感じですが、ルシフェルはちょっと他のふたりとは立ち位置が違っていましたね。

ルシフェルは人ではなく魔王であり、主人公と契約をしている関係など、別格の存在ですしね。
でも、あまり中盤辺りでは他のふたりの登場が多く、彼女の存在が若干控えめとなっているため印象が弱いものの、終盤でようやく色々な本音であったりを見せてくれる様になりますね。
立場的には、彼女がメインヒロインですね、恋人であるシエナを差し置いて(汗)

ルシフェルとのやり取りは、シエナよりも甘く、純粋な想いを感じる所が何とも…、シエナとしては立場がないですが(汗)
それまでにも彼女との行為自体はあったものの、終盤ではようやく素直な感情を見せる様になり、純粋な好意を感じ取れ、より強い甘さを感じさせますね♪
元々、彼女はボクっ娘だったりと口調に強さを感じさせなかっただけに、完全に乙女ですよねぇ。

ハーレム物なんですが、個人的にはもっとルシフェルだけを前面に出した話が見たかったかなって思いましたね。
…ハーレム全否定になっちゃうけれども、正直マーリンとか数合わせ感があったし…(汗)


勿論、ハーレム物なので全員を交えてのハーレム展開も描かれていますので、そこはご安心を。
まぁ、終盤過ぎてあんまりボリュームもなかったのは、ちょっと残念。
主人公との子供を産んで、母乳が出る様になった女性陣との行為になっているだけに、もう少し見たかったですねぇ(汗)

我が子に赤ちゃん言葉を使うルシフェルの姿は見所です♪

挿絵


挿絵は「魔太郎」さんが手がけています。
同人活動やラノベの挿絵イラストなどを手掛けているみたいですね。

柔和で穏やかなキャラクターたちを魅力的に描いていますね。
そのせいか、ルシフェルも最初から普通に優しそうな表情にしか見えない魔王となっている訳ですが(汗)
可愛らしく胸なども立派な物を持っている女性陣の姿が見所ですねぇ♪

この絵柄だから、ちょっとくらい激しいシーンだとしても、そう感じないのかもしれませんねぇ。
まぁ、痛々しいよりかは余程良いのではないでしょうかね、そういうシーンも特にないですが(汗)

良くも悪くも変に重くない(生々しくない)絵柄なので、誰でも見やすい仕上がりになっていると思いますよ。

挿絵数:10枚

総評


全体的には、復讐などと大げさなキーワードが含まれていますが、大した内容ではなかったなというのが正直な印象でした(汗)
今までの綺麗な主人公じゃない、主人公像なのかなって少し期待していたのですが…。

良くも悪くも、この著者らしい、いつも通りの主人公像だったので、復讐って要素にもっと激しい物を期待してた人は期待しない方が良いですね(汗)
結局、特に女性に対しては根っこが紳士的なんですよね、魔人になろうが。

なので、主人公を嫌うヒロインを無理やり行為で従順にさせるみたいなノリを考えると、全く別物なので、そういうのが好きな人はご注意下さい。
あくまでも綺麗な形での関係性となっているので、甘さも普通にありますし、むしろ純愛チックな話に仕上がっていると思います。
えすかれだけども、特別行為がハードって訳でもないしねぇ、むしろ大人しいと思う(汗)

過去の著者作品が好みなら、安心して読める内容になっていると思いますよ。

…うーん、この人はこういう作品しか書かないのか、書けないのか、どっちなんだろうね(汗)
たまには、別な切り口の作品も見てみたいんですけどねぇ。

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