聖騎士売春物語 (二次元ドリームノベルズ)
如月トモエ
キルタイムコミュニケーション (2016-06-24)

聖騎士売春物語 (二次元ドリームノベルズ)
6月発売の二次元ドリームノベルズの新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公兼ヒロインの「エリナ」は、帝国で聖騎士として戦っている誇り高き騎士です。
そんな彼女の国は他国による侵攻によって敗北となり、彼女も囚われの身となり、処刑される事となってしまったのです。

しかし、刑の執行が行われる寸前に彼女に救いの手が…。
資産家によって、身柄を預かられた彼女でしたが、自身にかかった多額の身代金を返済するために、娼館で身体を売る事を科せられてしまう展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • エリナ・ヴァルーク
  • ユカ・ユーリカ
がいます。

エリナは、帝国の聖騎士です。
真面目で誇り高き騎士、そのままな性格の持ち主です。
主君でもある皇帝を密かに想ってもいます。

ユカは、帝国の隣国である共和国で名を馳せる財団の当主です。
エリナよりも年下なのではないかと思わせる容姿の持ち主であり、その性格は狡猾です。

ストーリー展開


展開的には、聖騎士であるエリナが他国に囚われてしまい、処刑されそうになったものの救われたのですが、その結果、身体を売る事になってしまう流れですね。

そもそもの発端は、帝国に隣国である共和国が攻め込んできた事が原因でした。
かつてから、帝国が周辺国を守ってきた過去があるにも関わらずの侵攻に、帝国の聖騎士であるエリナが率いる騎士団が出撃したのでした。
当初は、帝国が誇る騎兵によって圧勝だったものの、共和国の新兵器である銃によって、自慢の騎馬隊はエリナ自身も含み、壊滅…。

捕らわれの身となってしまったエリナは、形ばかりの軍事裁判によって死刑判決が言い渡されてしまったのです。

しかし、その際に救いの手が…。
共和国内で一定の力を持っているユカによって、エリナの身柄は彼女が預かり、多額の賠償金を支払う事になったのでした。

そして、ユカはエリナに自分の力で稼いで借金を払えと言って来たのです。
それは自分の身体を売って、金を稼げと言う意味であり、エリナは葛藤しつつも、それに従う事となる流れですね。


彼女が抱えている借金の金額は、普通に働く程度では何年かかるか分からない程の額なだけに、娼婦以外の道などなかった訳ですね。
ですが、彼女には聖騎士以外に祭司という顔もあり、それが彼女に葛藤を抱かせる原因にもなっています。

彼女は、帝国の皇帝に対し、淡い恋心を抱いているんですね。
また彼女は祭司という顔もあり、帝国の各地の女祭司は皇帝との一夜を共にするという儀式があるんですね。
そして、本来この戦闘がなければ近々、エリナがその儀式を行う事になっていた訳です。

ここでエリナには相反する問題が生じる事に…。
急ぎ、自由の身になり、国に戻るためには身体を売らなければならない。
しかし、敬愛する皇帝との儀式を行うには清い身体でいなければならない…と葛藤する姿は見所ですね。

Hシーン


Hシーンは、ふたりの行為が描かれています。

行為的には、手コキ、フェラ、アナルセックスなどがありますね。
その他の要素では、愛馬との行為も一部ありましたね(汗)

見所は、騎士である事に誇りを持っているエリナが、金のために身体を売る様ですね。
彼女の様に騎士であり、そんな彼女には娼婦の様な行為など卑しいものだった訳ですね。
しかし、今の彼女は元聖騎士…、そんな綺麗事を言っている場合ではないんですよね(汗)

純潔だけは守り通したいと考え、序盤は口だけだったり、アナルセックスだったりと本番行為だけは避けていく事になるものの、それだけでは解放には程遠い…。
最終的にはエリナは、自身の淡い想いを諦め、少しでも早く帝国、皇帝の元に戻るために金を得れる方を取る事に。

勿論、彼女は男性経験もないだけにユカから行為などについて学ぶ事に…。
エリナにとって金銭のために励むいやらしい行為など、嫌悪すべき事でもある訳ですが、仕方なく行為を覚えていく事に…。
ただ射精させるだけではなく、本番行為もする様になると、挿入される快感に戸惑いつつも、その快感に乱れ始める様になりますね。

特に印象的だったのは、やはり彼女もこれがお金に繋がると分かっているだけに、普段の凛々しい騎士っぽさから、娼婦らしい男に媚びた言葉使いを見せる様になった所ですね。
甘く、男性相手に敬語で隠語を口にし、媚びる…、自分の本心に仮面をかぶり、娼婦を演じ、男から金を受け取る生活に少しづつ変化が生じていく様が印象的です。

こういう甘ったるい口調なエリナが凄い印象深かったですね、ギャップがあって。
彼女がもっとも嫌うような女性像を、彼女自身が体現しているという状況がある意味、たまらないですね。
その現実と理想のギャップにエリナの心が擦り切れていく様も見応えがあり、楽しめましたね。

まぁ、こういった借金を返す~といった内容の作品では特別珍しいものではないんですが、丁寧にヒロインであるエリナの描写がされているので、見応えがありましたね。

そういや、相手の男は基本的はまだ普通の男の範疇ばかりでしたね。
もっと化け物的な物とか出てくるのかなとか思ったんですが、ファンタジーでもモンスターの類はいない様なので、触手とかもなかったですしね。
唯一の例外は、彼女の愛馬との行為くらいかな(汗)

ユカに関しては、行為をするってよりかは、エリナにレクチャーする様なノリでフェラの手本を見せる場面などがあったってくらいですね。
エリナとは全く違うノリで行っている様は、これはこれで見所ですかね、もう少し見せ場も欲しかったけども(汗)

挿絵


挿絵は「伊藤隆生」さんが手がけています。
同人活動やPCゲームの原画などもされているみたいですね。

柔らかくて、可愛らしさがある絵柄ですね。
イメージ的には、エリナはもう少し鋭い感じの表情なキャラクターなのかなと思ってたので、少し意外だったかな。

この絵柄のおかげで、激しい行為を受けている場面でも、それほど痛々しい感じは受けなかったですね。
私的には、その点はありがたいですが、もっとエグイものを期待してた人には物足りなかったかもしれませんけども(汗)

挿絵数:10枚

総評


全体的には、二次元ドリームノベルズらしい作品だったかなと。
ヒロインが、精神的にも肉体的にも追い込まれていく様が丁寧に描かれており、読み応えがありましたね。
ラストの展開も、二次元ドリームノベルズらしい終わり方で…(汗)

この手の借金ヒロインは、借金を返しても幸せになれないのは、お約束ですねぇ…。
共和国側からしたら、ひとりの時代遅れな騎士女が時代についていけなかっただけの話なんでしょうけどね。
何とも、こう色々と考えさせられる作品でした(汗)

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