百合ドルミッション!  ライバル解散ハニートラップ (二次元ドリーム文庫)
あらおし悠
キルタイムコミュニケーション (2016-06-02)

百合ドルミッション! ライバル解散ハニートラップ (二次元ドリーム文庫)
6月発売の二次元ドリーム文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公兼ヒロインの「」(あゆむ)は、人気アイドルグループ「エンブレイス」のメンバーのひとりです。
そんな彼女は、ある日事務所の意向で、後輩アイドルグループの「ピュアリーリップ」に移籍が決まる事に…。

元のグループに戻りたい歩はわざとピュアリーリップの悪評を立てて、解散を企てるも、空回ってしまう展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 伊波 歩」(いなみ あゆむ)
  • 上乃原 瑠歌」(うえのはら るか)
  • 望月 夜々」(もちづき やや)
  • 村居 紗雪」(むらい さゆき)
がいます。

歩は、アイドルグループ「エンブレイス」のメンバーです。
要領が悪く、ドジな所があります(汗)
同グループの先輩の瑠歌に憧れています。

瑠歌は、エンブレイスのリーダーです。
誇り高く、アイドルという仕事に打ち込んでいるカリスマ性を持った女性です。
後輩である歩を可愛がっています。

夜々は、エンブレイスの後輩ユニット「ピュアリーリップ」のひとりです。
金髪に白い肌に妖しいミステリアスな雰囲気を持った少女です。

紗雪も、ピュアリーリップのメンバーです。
自信家な夜々とは違い、大人しく内気な性格の持ち主でもあります。

ストーリー展開


展開的には、アイドルグループに所属する歩が、後輩ユニットに電撃移籍される事になり、元のグループに戻るために暗躍するものの、空回ってしまう流れですね。

…とんでもないアイドルがいたもんですねぇ(汗)
って、この書き方だと歩が相当にあくどい感じですが、実は色々事情があるんですね。

歩の所属するグループは、今現在アイドル界をけん引する存在として高い人気を誇っています。
そんなグループで、歩は追加メンバーとして参加している立場なんですね。
しかし、彼女には色々悩みが…。

それは、自分の人気があまりないのではないかというものでした。
他の先輩メンバーと比べると、ダンスなどのクオリティーがまだまだだったりと足を引っ張っているのが分かっていたからですね。
しかし、彼女にはアイドルとして頑張る以外にも、ある理由がありました。

それは、先輩でもある瑠歌の存在。
先輩として尊敬し、憧れているだけではなく、彼女は瑠歌を恋愛対象として見ていたんですね。
…そして、それは歩だけではなく、瑠歌もまた彼女を特別視しており、時たま「ご褒美」を与えていたりする関係だったのです。
なので、ふたりだけの時は、瑠歌をおねえさまと呼んだりと、完全に出来上がっている状態になっていますね(汗)

瑠歌に認められるためにもアイドルとして頑張ろうと思っている歩でしたが、突然の事務所の発表により、まさかの後輩ユニットへの移籍が決まってしまったのです。

いきなり瑠歌とも離れ離れになってしまう事になり、途方に暮れる歩。
とは言え、個人の都合でそれを断ることなどできる訳もなく…。

そんな中、瑠歌から告げられたのはまさかの内容でした。
いずれ後輩たちは人気で自分たちを超えてくる存在だと認識している瑠歌は、歩にライバルを解散に追い込めと無茶ぶりをしてきたのです(汗)

当然、歩としてもさすがに無理だと断るものの、瑠歌からまた戻って一緒にやるためには…みたいな事を言われたら、渋々ながらも受け入れざるを得なかったのです。

こうして、後輩ユニットに参加した歩は、瑠歌からのミッションを何とか達成しようと試みるも、そんな器用な真似などできる訳もなく、ドンドン空回ってしまう事になる流れですね。

この人の百合系作品の女主人公って、毎回ドジっ娘の様な?(汗)

Hシーン


Hシーンは、全ヒロインの行為が描かれていますね。

行為的には、男性相手ではないだけに行為という行為はないですかね?
あ、今更ですが、男性は登場せず、女性同士との行為のみとなっています、タイトルで分かると思いますが(汗)

いくら想い人の頼みでも、後輩たちを貶めるってのは良くないと思っているだけに、何とも彼女たちへの態度も複雑なものになりますね。
そこから少しづつ夜々、紗雪たちにも情を抱き、特別な関係に発展してしまうのはお約束ですね。

やはり見所は、そんな女性陣による歩の翻弄具合でしょうか(汗)
色々不器用な所がある歩は、どうしても他の女性陣に主導権を握られがちなんですよね。

おねえさまである、瑠歌は当然としても年下で後輩たちにも流されてしまう事が度々って、ほとんど?(汗)
どうしても、あんまり強く出れない性格だったりするので、どうしてもそうなってしまうんでしょうねぇ。

中には稀に歩から積極的に主導権を取る場面もありましたけども、本当に稀でしたね(汗)

過去の作品にもよりますが、主人公の歩は最初からおねえさまである瑠歌に対して、そういった感情を持っている訳ですよね。
なので、よくある様な同性相手の女性に対して、そういった感情を持ってしまう事に対する恐れだったり、悩みなどはあまり描かれていないのも特徴でもありますね。
最初から既に歩は、それを全部受け入れていますからね。

そういう意味では、この手のヒロインが抱える葛藤、悩みなどの描写はなく、最初から開放的な描かれ方をしていると言えますね。
他の女性陣も、基本的にそういう後ろめたさなどの色は、殆ど描かれていないので、割とカラッとした雰囲気ですね。
その分、ヒロインたちに翻弄される歩が多く描かれているのかもしれませんね(汗)


やはり、そこら辺の葛藤のなさが行為描写にも繋がっていますね。
可愛らしくも中々の大胆さで、歩の身体に触れ、彼女の性感を高めていきますね。
瑠歌との関係こそあるものの、まだほぼキスどまりだったりと露骨な行為まではできてはいないだけに、余計に女性陣の攻勢に後手に回ってしまうのは当然ですかね(汗)

過敏に身体を反応させてしまい、はしたなく歓喜の声をあげる歩は可愛らしいですねぇ♪
彼女の意識としては、やはり想い人である瑠歌以外に身体を許したくない所はある訳ですが、残念ながら貫けない訳ですね(汗)
年下の後輩アイドルたちに、いい様に身体を弄られてしまい、絶頂してしまう姿は彼女らしい…。

キスに対しての描写がねっとりと描かれているのは、さすが百合といった所でしょうか。
男女との違いが、良く表れている場面でもありますね。


ちょっと残念だったのは、肝心の想い人である瑠歌との行為があまり目立たなかった所ですね。
ストーリー的に、彼女とはグループから離れてしまい、どうしても顔を合わせる時間が減ってしまった訳ですよね。
それだけに、どうしても歩との時間が増える事になる夜々、紗雪との描写の方が多いんですよね。

瑠歌は、結局最初と最後辺りくらいの印象が強かったので、ちょっと勿体なかったかなって(汗)
もっと特別な存在であるのを行為の形として、見せて欲しかった気がしますね。

終盤は、全員交えての行為になっていますね。
結局、3人がかりで歩が責められているのは、お約束ですな(汗)

挿絵


挿絵は「はらいた」さんが手がけています。
同著者作品の「百合舞うオアシス ルルと美姫と宝石の魔女」でもお馴染みですね。
それだけに百合作品との相性は保証済みですね♪

今作は、アイドル物なだけに前回のファンタジーとは世界観はだいぶ違いますが、女性陣の可愛らしさは健在ですね。
柔らかく生々しさは控えめなだけに見やすい絵柄に仕上がっていますね。

アイドル衣装姿もありましたが、基本的に行為は全裸での行為が描かれていましたね。
せっかくなので衣装での行為も見たかったですねぇ(汗)

やはり全裸の少女らが絡み合っている様は、男性相手では出ない独特の雰囲気がありますね♪
歩の身体に舌をはわせている女性陣の姿が印象的ですね、表情を上気させていて、舐めている側も興奮の色を隠せていないのが良いですねぇ。

挿絵数:11枚

総評


全体的には、安定の著者による百合作品でしたね。
主人公キャラが生来の?受け身体質なので、そことヒロインたちとの絡みが作品の見所でもありましたね。
弄られ役というか、ある意味で愛されているというか(汗)

ヒロインが歩を含めて4人なだけに、ちょっと多い印象はありましたね。
ストーリー的な問題もあるのでしょうが、3人くらいがベストなバランスなのかなと感じましたね。
ここら辺は、読み手の好みの問題かもしれませんけどね(汗)

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