監獄城の囚人姫 (美少女文庫)
わかつき ひかる
フランス書院

監獄城の囚人姫 (美少女文庫)
2月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公は、監獄城と称される城塞の城主です。
そんな彼は、ロイトリンゼン王国から皇女であるエリザベートを人質として迎え入れる事に。
しかし、どんな状況下でも高貴さを失わない彼女の姿に、主人公は魅入られてしまう展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • エリザベート・ロイトリンゼン」(以下エリザベート)
がいます。

エリザベートは、ロイトリンゼン王国の皇女です。
人質として監獄城と称されるヴェニングス城塞に囚われる事になります。
王族としての高貴さを持っており、気高く健気な性格です。
視力が弱く、近くの物程度しか良く見えない所があります。

ストーリー展開


展開的には、監獄城の主である主人公が人質としてエリザベートを迎え入れるも、彼女の魅力に心惹かれる事となる流れですね。

そもそも何故に他国の皇女を人質にするのかって話ですが、理由は単純。
彼女の国であるロイトリンゼンが、戦争に負けてしまった事が発端となっています。
そこで主人公の国に庇護される事となった結果、彼女の身柄はそのための人質となった訳ですね。

主人公は、そういった人質となった各国の王族などを生涯閉じ込める城塞、通称監獄城の城主だった事から、彼女を迎い入れた訳ですね。
しかし、主人公はエリザベートの姿にこれまでの王族たちとは全く違う姿を見たのでした。

落ち着き払い、毅然とした態度を崩さない王族らしい高貴さ…。
彼女のそのブレない姿勢は、主人公に強烈な印象を残したのです。

人質と言うだけあって、この城での人質たちの扱いは、これまでの王族の生活とは全く別物。
それこそ牢獄の中で生涯を過ごす罪人と変わらぬ扱いゆえに、心と身体を病む者が尽きない過酷な状況だった訳ですね。
そんな中で、エリザベートの高貴な美しさは変わる事なく、主人公にはいつしか心惹かれる存在へと昇華していったのです。


実は、主人公も王族の血筋ではあるんですね。
ですが、ある事情があり、実質存在は無い様なものとされ、立場こそ城主などとあるものの、ただのお飾りとして、存在するだけの生き方を送って来たんですね。
それだけに、この状況下でもブレない彼女の存在は、主人公にはとても眩しい存在でもあり、惹かれていったのも、ある意味当然だったのかもしれませんね。

そして、エリザベートもまた主人公へ好意を抱く事となり、ふたりの関係は進展する事となる流れですね。

Hシーン


Hシーンは、エリザベートとの行為が描かれています。

行為的には、フェラやパイズリなどがあります。
その他の要素では、一部母乳要素などもありましたね。

上記のストーリー展開で、もう早くも両思いなふたりではあるんですが、やはりわかつき作品といった所か、そう素直にはいきませんね(汗)
上記でも分かる様に、主人公は自分自身の境遇にふがいなさというか劣等感的な感情を抱いている訳ですね。

そして、そんな物とは無縁である様に見える、王族とはこうある存在とも言える高貴さを持つエリザベートに心惹かれた、と。
彼女の存在はとても眩しく、そしてそんな彼女をむちゃくちゃにしたいという欲求もまた同時に存在するのです。
なので、大事な存在で守りたいんだけども、一方で苛めてしまいたいという相反する感情を抱く事となり、それが行為にも影響を与えているんですね。

お約束ですねぇ(汗)

そして、エリザベートもそれを健気に受け止めてくれるから、また盛り上がってしまう所があるんですよね。
まぁ、彼女は環境的に浮世離れした所があり、純粋過ぎるくらいに素直なんで、余計に額面通りに受け止めてしまうといった面も併せ持っているから、特にですねぇ。

勿論、皇女でもある彼女、男性経験などあるはずもないんですが、そんな彼女が徐々に女性として開花する様も見所ですね。
当初は、羞恥心っていう感情も希薄な所があるくらいだったので、衆人の目があっても脱げと命令されても普通に全裸になってたくらいなんですが、次第に恥ずかしいという感覚を理解し、辱めに顔を上気させる仕草をする様になる辺りは中々グッとくるものがあるのではないでしょうか♪

一方で、今作ではその苛める方向性が主人公の本意ではない展開も一部あるのも特徴ですね。
ザックリ説明すると、ふたりの関係を気取らせないために、愛など無い偽りの行為を演じるって感じでしょうか。
なので、そこでの行為は普段の行為よりもエリザベートに精神的にダメージを与える様な物となっていますね。

万人向けではないかもしれませんが、個人的にはアクセントになっていると思うので、アリだと思いますね。
まぁ、そればっかりだとアレですけども(汗)

挿絵


挿絵は「うるし原智志」さんが手がけています。
前作の「クリスティナ戦記 奉仕の姫騎士と国境の商人」に続いての組み合わせですね。
やはりこの方の描くヒロインは、オーラがあって姫とか王族などにピッタリですね♪

エリザベートは、キャラ紹介にも書いた様に視力が弱いんですね。
なので、表紙絵や挿絵の彼女の瞳は、淡い色味になっているのも、彼女のどこか神聖というか神秘的な感じにも繋がっているかもしれませんね
瞳に光は入っているので、病んだ感じではないので、そこはご安心を(汗)

あるメイドのキャラクターが少しだけ登場するんですが、何気に彼女挿絵でも登場しており、中々の存在感がありましたね。
メイドってよりも仕事人って感じと言うか…、ある意味で一番の強敵の様な存在に感じられましたね、挿絵的にも(汗)
出番こそ短いものの良いキャラしていますね、本当に。

挿絵数:10枚

総評


全体的には、らしさ溢れる綺麗な作品だったなという感じでしょうか♪
終盤で、思わぬ急展開な流れにはビックリでしたが、ファンタジーならではって事でたまには良いんじゃないでしょうかね。

読みやすく、この世界観、キャラクターたちに入り込めたので、ファンタジー物が好きな人には十分楽しめる作品に仕上がっているんじゃないかと思いますね。
最近、流行りの異世界物とかとは違って、世界観がかなり作り込まれていると思うので、ああいう軽めのノリな作品も良いけども、たまにはガッツリとした作品も読みたいって人にも良いのではないでしょうか。

最近は、ファンタジー系が続いているけども、これが続くのかな?
個人的には、現代物よりもこの人に合っている様な感じがあるので、もう少し読んでみたいかな。

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