12月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。
主人公は、いわゆる社畜です(汗)
そんな彼は、ある日に古書店で黒魔術の手引きなる怪しい本を見つけ、読んでみる事に…。
暫く読んでみた主人公の意識は、気づけばなくなり…。
気付けば、そこは見知らぬ場所にいたのでした(汗)
何とそこは、主人公のいた世界ではなく、異世界だったのです。
そこで主人公の立場は、最弱魔術師スタートだったのですが、ある事をきっかけにして性魔術を手に入れる事になる展開です。
登場ヒロイン
登場するヒロインは…
- 「リュエル」
- 「アルテシア」
- 「ニーナ」
- 「シフォン」
- 「ラヴィ」
- 「セリカ」
がいます。
リュエルは、夢魔(サキュバス)です。
言葉使いや物腰が柔らかく、丁寧ですが、性魔術の力量は本物です。
主人公を、この世界に連れてきた張本人でもあります。
アルテシアは、天上人という種族であり、貴族の家系に生まれた存在です。
勇者としてゆくゆく悪魔などの強大な敵と戦う運命にあり、そのため早く成長しなければと焦っている所があります。
ある理由で、男を毛嫌いしている所も。
獣人娘のラヴィ、セリカふたりをお供に連れています。
ニーナは、ギルドの看板娘であり、料理人という顔を持つミノタウロス獣人です。
牛娘って事で、爆乳の持ち主でもあります。
性格は明るく人当たりがよさそうですが、裏腹に腹黒い性格の持ち主でもあります。
シフォンは、ギルドの監察官を務める猫獣人です。
クールで冷静な性格をしており、その力量もトップクラスです。
ラヴィ、セリカは、アルテシアのお供の獣人です。
ラヴィは、ウサギの獣人、セリカは、狼の獣人です。
ストーリー展開
展開的には、異世界に転移してしまった主人公が、性魔術を手に入れる事になる流れですね。
この著者さんは連続で異世界ものですね、さすがに連続だとちょっとねぇ(汗)
まぁ、それはさて置いて…、ともかく主人公は異世界にやってきてしまったという訳ですね。
この異世界はRPG的なファンタジーな世界であり、人間の他にいわゆる獣人といった存在が珍しくない場所だったのです。
そして、主人公もこの世界観に合わせたのか、これまでの格好でもなく、黒のローブや杖といった如何にも魔術師的な格好に変わっていたのです。
…まぁ、レベルは1という状態だった訳ですが(汗)
これからどうしたものか…。
途方に暮れる主人公に声をかけてきた存在が。
それは獣人の娘たちに、リーダー格である天上人のアルテシアでした。
主人公は、話の流れで彼女たちのパーティーに参加する事となったのです。
美人たちに加え、自分よりも圧倒的に強い彼女たちと一緒に同行できる幸せを噛みしめていた主人公でしたが、そこには大きな落とし穴が…。
何と、彼女たちは主人公を囮にして目標の敵に挑もうとしていたのでした(汗)
絶体絶命の大ピンチ!
そんな時でした、主人公の前に現れたのは夢魔(サキュバス)のリュエルという存在。
結果として、彼女と契約を行う事で主人公はこの危機を逃れる事が出来たのです。
そして、同時に主人公は魔術師から性魔術師へとクラスチェンジし、Hな力でグングンレベルアップ♪
こうして主人公は、この力で自分をハメてくれたアルテシアらへの復讐をする事を決意するという流れですね。
…何なんでしょう、この展開は。
前作のシリアスな展開とは、真逆とは言いませんが、大分緩い感じの展開に感じますね(汗)
でも、私が書いた内容よりも作品としては、やはり硬めな印象がありますけどね、私がまとめるとどうしても緩いんで(汗)
要所要所で緩いと言うか…。
Hシーン
Hシーンは、全員との行為が描かれています。
一部では、町の名も無き一般女性たちとの行為も描かれています。
行為的には、フェラや手コキ、パイズリ、アナルセックスなどがあります。
やはり見所は、主人公の手に入れた性魔術の要素ですね。
これによって主人公は、女性陣を性的に自由にする事が出来るようになっている訳です。
相手の性感を高めたり、警戒心を解いたり、従属させたりなど何でもアリですねぇ(汗)
でも、催眠術とかと同様で万能すぎてしまって、面白みに欠ける所は正直ありますね。
これでいて、更に通常の戦闘力もレベル99になっているだけに、並みの敵や女性陣など相手にならない程なのだから、戦闘も出来ると万能すぎちゃうねぇ。
それだけに女性陣が、そんな主人公に抗う事など不可能なのは、分かると思います(汗)
それこそ、アッサリと各自攻略されていってしまうので、そこら辺の達成感は弱いかと思います。
まぁ、ヒロイン数が多いのでサクッといかないと間に合わないからねぇ(汗)
行為の中で、女性陣の心情描写があるのは嬉しいですね。
彼女たちの心の中で、どういった変化などが生じているのかが分かるので、感情移入しやすいですね。
まぁ、それを差し引いても、主人公に惹かれる様は、私は読んでてあまり納得いかないですが(汗)
アルテシアへの復讐とかで始まった訳ですが、結局のところはメインヒロインはリュエルだった感じでしたね。
彼女は、ストーリー的に最初と最後くらいしか出番がなかったですけども、美味しい所は持って行った印象が(汗)
ちょっと気になったのは、行為の際にメッセージが出る時があるんですね。
RPGみたいに、いくつの経験値を手に入れたとか、主人公は~を習得したとかのメッセージですね(汗)
正直、幸い、毎回頻繁に登場する訳ではないんですけども、この演出って行為の最中に入ると読んでて興奮の熱が冷めるんですよね(汗)
ギャグでしょ、こんなメッセージ行為の最中出されても(汗)
終盤では、全員とのハーレム展開って言いたい所ですが、思ったよりかはなかったかな?
駆け足気味なテンポで進んでいった感があるんですよね、そのせいであまり盛り上がりには欠けた所はあったかなと。
やはり後半から登場の面子に関しては、登場直後の展開くらいしかなかったので、残念でした。
シフォンとか結構好みなキャラだっただけに、もう少し登場が早くても良かったのではないかと思ってしまいました(汗)
落ちるまでもやっぱり早いですしねぇ。
挿絵
挿絵は「HIMA」さんが手がけています。
前作の「転生城主の奴隷ハーレム」でも、同じ組み合わせでしたので、今後もこの組み合わせでいくんですかね?
やはり今作でも、その繊細な絵柄でファンタジーな世界観との相性は魅力的ですね♪
今作のヒロインは、大体が獣人系なので、余計に可愛らしさを引き出させるものになっていますね。
獣娘が好きな人には嬉しいのではないでしょうか?
あ、今作は完全に人間なヒロインはいないんですね、そういや。
まぁ、アルテシアは天上人ですが、見た目には分かりませんので気にならないですけども。
表紙絵に載っているメインヒロインたち、皆、胸が大きいんですよね。
ニーナ辺りは、もはやバランス悪いと思う程の爆乳具合ですが、ミノタウロスな娘なので、そこはセーフですかね。
もっとパイズリみたいなシーンも欲しかったけども、人数を考えると難しいか…。
何気にお供のふたりも可愛いんですよね、あんまり絵では出番ないけども(汗)
挿絵数:10枚
総評
全体的には、タイトル通りな内容の作品でしたね。
前作は中々楽しめたので、今作も期待してたのですが、正直に言えば今作は今ひとつな評価に終わってしまいましたね(汗)
単純に主人公に魅力をそれほど感じなかったってのもありますが、性魔術って言葉こそ違いますが、Hなチート能力と変わりませんしね。
一々主人公の言動に納得できない所があったりで、ちょっと楽しめなかった所はありました。
何かね、綺麗でムズムズしちゃうんですよ、前作もそうだったけども(汗)
でも、そういう細かい事を気にせずに、ヒロインが主人公にメロメロになっちゃうハーレム系が好みであれば十分楽しめるかと思いますよ。
…次回作も異世界なのかな?(汗)
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