女刑事美優 ――報酬は白磁の裸体で―― (リアルドリーム文庫)
御前 零士
キルタイムコミュニケーション (2015-10-02)
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女刑事美優 ――報酬は白磁の裸体で―― (リアルドリーム文庫)
10月発売のリアルドリーム文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公兼ヒロインの「美優」(みゆ)は、新人の女刑事です。
正義感に燃える彼女は、職務に励むものの、気持ちだけでは上手くいかない事態になってしまいます。
そこで彼女は、先輩刑事から紹介された裏社会の協力者と接触する事になる展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…
  • 瀬山 美優」(せやま みゆ)
がいます。

美優は、新人の刑事です。
正義感の強い凛々しい性格の持ち主です。
性に対して、嫌悪感を抱いており、恋人との行為でも控え目です。

ストーリー展開


展開的には、新人刑事である美優が困難な状況に直面してしまい、裏社会の協力者と接触する事となる流れですね。

美優は、新人刑事として初仕事に望む訳ですが、いきなり試練が…。
対象の男の尾行をする事となった彼女と先輩刑事は、男を追い、電車内に乗り込む事になったのですが、そこで美優は痴漢に遭ってしまったのです。

元々、正義感の強い彼女でしたが、特に性犯罪というものには憎しみにも似た思いを抱いているんですね。
そんな彼女が痴漢に遭ってしまった訳ですから、余計に心中は穏やかではありませんでした。

美優は、美しい容姿ゆえに普段から痴漢に遭遇する率は決して低くはなかった訳ですが、いつもはすぐさま取り押さえていました。
しかし、今回は対象者の尾行であり、近くに刑事がいるというのを気取らせる訳にはいかない状況…。
それゆえに、美優はリアクションを起こす事が出来ず、ただひたすらに痴漢からの攻めを受け続けなければならない状態となってしまった訳ですね。

抵抗の意志が見えない美優を、そりゃ痴漢はここぞとばかりに身体を弄りまくりますよねぇ(汗)

結局、尾行任務自体は上手くいったものの、痴漢に良い様にされた挙句に取り逃がす事になってしまったのは、美優の気分を滅入らせるものでした。
しかし、事態は更なる展開を見せたのです。


まさかの痴漢から、痴漢時の様子を撮影されてしまい、それをネタに脅迫されてしまったのです。
痴漢にしては、随分な行動に出ましたねぇ(汗)

美優は、何とかあの痴漢を捕まえようと躍起になるのですが、状況は彼女にとって不利なものでした。
当然、誰にも事を公にはできませんし、個人で動くには新人刑事として始まったばかりな彼女にとって、普段の職務との並行しての捜査は難しい。
更に相手との交渉で残り時間となる日数も余裕がないとくれば、詰んだ様なもの…。

そんな中、彼女の脳裏に浮かんだ選択肢が…。

それは、彼女の先輩刑事から以前教えられた「協力者」の存在。
裏の社会に精通した存在である協力者を利用するのも、ひとつの選択肢だと言われていたんですね。
しかし、正義感溢れる彼女としては、協力者と言っても犯罪者の類であり、そんな奴らの力を借りる事に抵抗感があった訳ですね。

ですが、事態をどうにかするには、これしかないと覚悟を決めた美優は、協力者と接触を試みる事に…。

ここから彼女は、泥沼にズブズブとはまった様に協力者と繋がりを持ち続ける事となる流れですね。
…もうお約束な流れですよねぇ、これは(汗)

Hシーン


Hシーンは、美優の行為が描かれています。

行為的には、フェラやアナルセックスなどがあります。

この手の主人公らしく、彼女は性に関してあまり積極的ではないですね。
彼女としては、性行為はあくまでも子作りという認識であり、快感を味わうためのものではないんですね。
恋人の存在こそあるものの、それゆえに数える程度の回数しかの行為経験がなく、また当然絶頂を覚えた経験もなかったのです。

…彼女の恋人も可愛そうですねぇ、こんな魅力的な容姿(巨乳)を持っているのに、お預けに近いんですから(汗)


そんな彼女が、恋人ではない男の手によって、少しづつ確実に快感を覚えていく様がねっとりと描かれていますね。
特に序盤から中盤辺りまでは、本番行為がないんですね。
少しづつ行う内容がエスカレートしていく事になり、彼女の性感を刺激していく訳ですね。

この段階で既に彼女の経験をはるかに上回る様な経験をしていますからねぇ。
恋人相手にも許さない様な行為を、あっさりとしてくるのだから、彼女には未知の経験ばかりですもんね。
また単なる凌辱されてる訳ではなく、あくまでも協力の報酬という形を取っているだけに美優としても逆らえないってのも、独特な雰囲気を作っていますね。

中年らしいねっとりとした、言葉責めだったりとか、こういうやり方は、特に美優には効果的な所がありますね。
まぁ、それは行為中だけではなくて、普段のやり取りでも圧倒的に向こうが上手なんですよね(汗)
美優が劣るってか、相手が凄いんでしょうけどね、ずっと裏社会でやっている様な男なんだし、手玉にとられても仕方ないですな。


恋人の存在もいるだけに寝取られ的な要素もありそうな訳ですが、正直な感想としては、そこら辺の要素は無い様なものですね。
何故かと言うと、作中で殆ど恋人の存在が描かれていないんですね。
かろうじて、会話とかしている登場シーンも200ページ過ぎとかで遅い登場なんですね。

そんな印象の薄い恋人の存在など、行為の際の罪悪感を抱かせるにはあまりにも弱いです。
度々、美優を抱く男は恋人の事を口に出して、彼女の感情を刺激して来る訳ですが、読んでいるこちらとしては物足りなさを感じましたねぇ。
あくまでも、雰囲気程度の要素ですね。

終盤近くになって、複数の男性との行為も出てくる事になります。
最初の相手よりも若い連中なので、より直接的というかガツガツした感じがあり、また雰囲気が変わって見えますね。
でも、この手の作品って若い奴よりも中年の方が、良い味出しているだけに、そんなに印象に残らない気がします(汗)

挿絵


挿絵は「asagiri」さんが手がけています。
リアルドリーム文庫では、お馴染みですね。

今作でも、存在感抜群のヒロインを魅力的に描いていますね。
特にあの爆乳ですよね、刑事としては男に覚えられちゃって、尾行とか出来なそうな目立ちっぷりです(汗)

個人的に印象的だったのは、フェラシーンですね。
恋人にもやった事の無い様な行為を強要されている中で、徐々に彼女の反応にも変化が見え隠れし始める所も見所ですね。
asagiriさんの挿絵には、珍しい気がするんですよね、こういう表情って。
色気が凄い絵柄の印象なんですけども、ここの場面の彼女って少し可愛らしさも感じるんですよね、それが私には新鮮に感じました。

挿絵数:5枚

総評


全体的には、新人刑事がドツボにはまって行くお話でしたねぇ(汗)

私としては、ラストの展開ではてっきりいつもの様なパターンかと思いきや、少しだけ違ってたのが良かったですね。
まぁ、全体としたら殆ど大差ないかもしれませんけれども、あの展開は美優なりの意地、覚悟の現れの様な感じがして、印象的だったんですよね。
それだけでも、若干読後感は違う様に感じられました。

凄いインパクトがある様な展開ではないんですが、そこがリアルドリームらしさでもありますしね。
そういうのも含めて、個人的には結構楽しめた作品でした。


DMM 電子書籍
女刑事美優 報酬は白磁の裸体で

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