橘さん家ノ男性事情 (美少女文庫)
上原 りょう MTSP:Jin
フランス書院

3月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

この作品、発売前から表紙絵のリンクを掲載してから、かなり反応が多かった作品ですね。
何でなのかと思ってたんですが、これ美少女文庫では珍しく原作がある作品なんですね。
どうも調べてみると同人誌が元?
コミックをノベライズってのは、さすがに珍しい様な気はしますね。

ちなみに、この作品は寝取られ要素を含んだ作品である事を、ここで言っておきます(汗)
書くべきか悩んだんですけども、まぁ、これくらいならネタバレにならないかなと思い、記載しております。
知らないで読む人がいたら、その方がマズイかなと(汗)

登場ヒロイン


登場するヒロインは…

橘 京香」(たちばな きょうか)
橘 結花」(たちばな ゆいか)
橘 小春」(たちばな こはる)がいます。

京香は、若くして夫を失い、女手ひとつで家庭を支える存在です。
穏やかで優しく母性的な性格の持ち主で主人公を大事にしています。

結花は、京香の娘です。
黒髪をポニーテールにしてますが、活発さよりもクールビューティ―な雰囲気が強いです。
主人公に対しては、ちょくちょくからかってきて、その反応を楽しんでいる節があります。

小春は、京香の娘で結花の妹です。
クールな印象の結花と違い、京香に似たおっとりとした性格の持ち主です。

ストーリー展開


展開的には、橘家に引き取られた主人公が、橘家の女性陣と関係を持って行く流れですね。

何ですが…、何故か作中では主人公が橘家に引き取られた存在って事などが一切説明ありません(汗)
裏表紙に書かれている説明で、祖父の入院をきっかけに橘家に引き取られたと書かれており、ようやく状態を理解しました(汗)
そこを端折ったら、意味不明な気もするんですけどねぇ。

まぁ、そんな訳で主人公は橘家の一員となった訳ですが、まだ家族って程の溶け込み具合ではないんですね。
いきなり女性ばかりな家の一員になった訳ですし、思春期な年頃の主人公にとって戸惑う所ではありますよね(汗)

そんな主人公ですが、橘家の女性陣を異性と意識してしまう事に…。
家族として接してくれている彼女たちをそんな風に見てしまっている事に、罪悪感を抱きつつも、自慰をしてしまう訳ですね。

しかし、お約束でそんな場面を京香に目撃されてしまう事に(汗)
軽蔑されると縮こまる主人公を余所に、京香の反応は主人公の想像してたものとは違いました。
何と京香は主人公を叱る事もなく、邪魔したお詫びとして、自身の身体を晒し、最終的には射精させてくれたのでした。

この事をきっかけにして始まった、京香との淫らな行為…。
徐々に行われる行為がエスカレートしていくのも時間の問題であり、それが本番行為となるのも必然だったのです。
その後、結花、小春をも巻き込んで、女性陣と関係を持って行く事になる流れですね。

まぁ、そこまでは良かったんですが…。

Hシーン


Hシーンは、橘家の女性陣との行為が描かれています。

行為的には、手コキ、フェラ、パイズリなどがあります。

やはり特筆すべきは、寝取られ要素があるって所ですね。
前半は、橘家の女性陣との甘くイチャラブなハーレム展開を楽しむ事ができる一方で、後半は寝取られるという展開にシフトしていく事となり、2つの異なる要素を味わえる様になっていますね。

ここでは、後半をメインで書く事にします。
後半は、3人の女性陣に個別に狙いをつけた男共が接触をし、アプローチの方法は全く異なった手段で女性陣を堕としにかかるって流れですね。
それは、脅迫だったり、Hな方向に誘導したりなど違いはありますが、行為をしていく事になりますね。

主人公よりも肉棒や精力などが凄いってのもしっかりお約束ですね(汗)
でも、思ったよりもそれを押してこなかったのは、少し意外だったかな? 主人公とどっちが良い?みたいな。

気持ちは完全に主人公にあるものの、度重なる行為によって身体は確実に好きでもない相手に適応していく事になる女性陣の姿は、見てて何とも言えない感情を覚えますねぇ。

各自の個別パートが終わった後は、3人一緒の展開になりますね。
ここでは、主人公が絡んでこないために、どちらかと言えは母の京香寄りの視点で描かれているのは、中々良かったですね。
とは言え、それ以外の娘たちの心情描写がなかったので、少し物足りなさがあったかな。

他の2人ももっとその間にどういうやり取りなんかがあったのかなどが知りたかったんですけどね(汗)
そのせいで単なるH要員と化してしまっていたのが残念でした。

気になったのは、後半部の主人公の存在感ですね。
全く出てこない訳ではないんですが、ほぼ空気です(汗)
なので、今ひとつ女性陣の抱く罪悪感の描写が思ったよりも控え目だった様な気がしましたねぇ。

主人公の存在、絡みをもっと入れた方が、その辺りの感情をより強く印象付けられたんじゃないのかなと思うんですけどね。
主人公が真っ直ぐな愛情を出せば出す程に女性陣の心は罪悪感でジリジリと焼かれていく訳ですしね。
もっと刺激して欲しかったですね、やるからには。

挿絵


挿絵は、原作の「MTSP:Jin」さんが手がけています。
帯を見ると、描き下ろしイラスト19点という言葉があるので、原作版とも違う女性陣の姿が見れるのかな?

表紙絵を最初に見た時、「お?」っと思ったんですよね、美少女文庫ぽくないデザインで。
原作を手掛けた人と知れば、納得でしょうかね、この辺りは。

スタイル、等身が高く、スラッとした体型に出る所が出ているというメリハリが素晴らしいですね♪
タイプが違うものの、それぞれの魅力が表現されているだけに見所が多いですね。
思春期の主人公には、これは目の毒ですな(汗)

挿絵では、シンプルで繊細に描かれた描線が印象的ですね。
白さがかなり強い絵柄なんですけども、それが物足りなさに繋がらない描かれ方をしており、しっかりいやらしさ、艶気を感じさせるものに仕上がっているのはさすがですね。

シーンによっては、カーテンに浮かぶ行為中のシルエットだけというものまであるんですが、それすらも妙ないやらしさがありましたね。
こういう描写ってのあまりないだけに、珍しく新鮮に映りましたね。

こういう柔らかい絵柄に繊細な描線なだけに、そこまでエグさは感じにくいのではないかと思いますね。
まぁ、嫌いな人はこれでも嫌いでしょうが(汗)

挿絵数:19枚

総評


全体的には、寝取られ要素がある作品だったので、そこをどう思うかで評価は大きく変わると思いますね。
まぁ、最初からそう知っていれば、問題はないんでしょうが…、うーん、どうなんですかね(汗)

少なくとも私は、読むまで知らなかったので「アレ、こういう話なの?」って感じでしたけどね。
帯にも裏表紙の作品説明などにも一切、寝取られ要素を感じさせるような表現はなかったんですよね。
そこは正直、不親切なんじゃないのかなとは思いましたけどね、買う人に対して。

しかし、美少女文庫もこういう作品を出す様になったんですねぇ(汗)
今後もこういうのを定期的に出してくるのだろうか?
私自身は、寝取られに対して、苦手って程ではないにせよ、そこまで得意でもないってレベルなので、こんなのばっかになると困るかなぁ(汗)

まぁ、変わり種としては、それなりに良いのではないかなとは思いますけどね。
でも、合わない人はトコトン合わないジャンルでしょうから、万人向けではないのは確かですね(汗)


正直、寝取られ物としては、こんなものかなって感じでした。
橘家の女性陣の魅力は感じるものの、寝取られ描写というか、エグさが今ひとつでしたね。
ある意味で半端だと思うんですよね。

この手のが嫌いな人は、この描写レベルでも読むのが嫌でしょうし、好きな人はこれでは満足しきれないレベルじゃないかと思う訳です。
そうなると誰が読んでも不幸な結果になるでしょう?(汗)
今作品は、誰に向けた作品なのかってのを、もっと出すべきだと思いましたね。

…これが、えすかれレーベルだったら、とんでもなかったのかな? 主人公が壊れちゃったりなんかして?(汗)

原作の同人誌


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