マゾこい 天然お嬢様は牝奴隷!? (二次元ドリーム文庫)
愛枝直
キルタイムコミュニケーション (2015-03-13)

3月発売の二次元ドリーム文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公は、ごく普通の男子学生…と言いたい所ですが、見てくれが極悪人の様なために周りから恐れられている存在です(汗)
そんな彼は、ある日、生粋のお嬢様である「紗花」(さやか)と出会い、一目惚れする事に。
お嬢様である彼女と自分が釣り合うとは思えないために悩む主人公でしたが、意を決して告白。

しかし、実は紗花は真性のマゾっ娘だったという衝撃の展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…

加賀美 紗花」(かがみ さやか)がいます。

紗花は、容姿端麗で成績優秀なお嬢様です。
優しくもおっとりとしたマイペースで天然な性格の持ち主でもあります。
実は、被虐的な性癖を持っており、自分を調教してくれるご主人様が現れる事を願っています(汗)

ストーリー展開


展開的には、強面の主人公が告白したお嬢様は、ドMだったという流れですね。

元々の出会いは、主人公が不良たちに襲われ、負傷した所をたまたま彼女に手当してもらった事がきっかけでした。

主人公は、デカい体格とその厳つい顔立ち、話下手なども相まって、周りからとんでもない不良と勘違いされている存在なんですね(汗)
そのため、勝手に主人公に敵意を向けてくる不良連中などは後を絶たず、主人公は絡まれてしまってた訳ですね。
まぁ、主人公自身が平和主義者なので手を一切出さないでやられっぱなしという態度が、周りには余計に不気味さを醸し出しているってのは皮肉な話ではありますが(汗)

そのため、近寄って来る物好きは少ない訳でしたが、お嬢様である紗花は主人公を怖がりもせず、普通に接してくれた事で一気に好意を抱いてしまったのも分からない話ではないですね。


問題は、お嬢様である彼女とは釣り合わないのではないかと思い悩む事に。
しかし、主人公はこっそり?周りから紗花の情報を聞きこみ、時には相手を泣かせながらも彼女は首輪を欲しがっていると聞き出す事に成功(汗)
…犬でも飼っているのだろうか? そう思った主人公は遂に彼女の前に現れ、包装もされていない首輪をただ突き付けたのでした(汗)


女性に対して不慣れ過ぎる(汗)
まぁ、彼は男性に対してもこんななので、色々不器用なんですよねぇ。

しかし、いきなり首輪を突き付けられた紗花の反応は、それは凄い物でした。
それは、彼女にとって待ちわびた相手の出現を意味したからなんですね。
何と、紗花は被虐的な性癖を持っており、いつか自分を調教してくれるご主人様を願っていたのです(汗)

勿論、主人公はそんな嗜好などありません(汗)
しかし、彼女と一緒にいるために彼女の理想のご主人様を演じていく事を決意するという流れですね。


…こんなご主人様の演じ方など出来る訳がないゆえに、すぐにバレてしまうと思うでしょう?
でも、紗花は全て良い様に頭の中で変換してくれるので、ちっともばれません(汗)
それがあるので、主人公は不慣れな行動をしても好意的な解釈をして、勝手に盛り上がるので大丈夫という事になっている訳ですね。

このコミカルなやり取りは、テンポよくて中々楽しめましたね。
ですが、全編こんなコミカルな展開ばかりではありません。
途中から、シリアスさがかなり含まれ出してきて、雰囲気が結構変わっていったのが印象的でもありました。

Hシーン


Hシーンは、紗花との行為が描かれています。

行為的には、フェラ、アナルセックスなどがあります。
一部では、バイブ、縄などを使用する様な展開もありますね。

やはり今作の見所は、紗花とのSM展開ですね。
とは言え、主人公はSM趣味などありませんので、ご主人様らしくない有様ではありますが、元々彼の性格が寡黙で落ち着いているので、妙な貫録、凄みなどがあるんですよね。
そこが不良たちに絡まれる素養なのかもしれませんが(汗)

上記にもある様に、不慣れなはずなんですが、紗花のM補正によって良い様に解釈されてしまう事は行為でも同様なんですね(汗)
まぁ、終いには主人公もさすがに彼女のMっぷりに欲情してしまい、結果ご主人様らしい行動に出てしまう事もありますね。
いくら落ち着いているとは言え、好きな女性がHな姿をさらしているのだから、欲情するのも当然ですしね。

何とか彼女の理想に近づこうと、色々調教を学んだりと頑張る事になる訳ですね。
縄での緊縛や電車内での痴漢行為だったりなど、かなりハードな展開も、紗花にとっては夢のような憧れのプレイな訳でノリノリです(汗)

この時点までは、ストーリー同様にまだコミカルさを含んだHな展開が描かれている訳ですが、途中からそれに変化が起こります。

まぁ、主人公もこの茶番をいつまで続ければいいのか、ずるずると本当の事を言えないまま、彼女を騙している事に悩む所もある訳ですよね。
間違っても、この主人公は「エロい事出来るから、まぁ、いいか♪」みたいなノリや考えをする奴ではないですからねぇ(汗)

途中から、ある出来事をきっかけに主人公だけではなく、紗花にも変化が。
ここで彼女もまた調教やご主人様に対しての価値観に大きな変化が生じる事になるんですね。
それはこれまでのコミカルなものではなく、かなりリアルなものとして、彼女の心に刻まれる事態になる訳です。

終盤に近づくと、行為の内容も中々の濃さを見せてくれる様になりますね。
二次元ドリーム文庫の調教描写としては結構濃いめだと思いましたね。

これまでの時も結構な濃さだと思うんですが、より真剣さ、凄みが増してきた感じで迫力を感じさせるものになっている印象がありますね。
主人公たちの親密さに比例した感じでもあるので、余計に行為にも熱が入っていますね♪

紗花の言動も場面によっては、子供の様な舌ったらずな感じになっていたりと、それだけの衝撃があったと感じさせるものになっています。
この容姿で、この言動の幼さはかなりのインパクトですね(汗)
蕩けて、ハートマーク乱舞な紗花の言動は見所ですね♪

挿絵の効果も相まって、満ち足りた彼女の姿は印象深いものがありますねぇ。


また彼女視点の行為描写もされており、余計に彼女に感情移入できる仕上がりになっているのも見逃せないですね。
こういうある意味、万人向けじゃない作品、ヒロインだと読み手に理解してもらう必要はあると思うので、こういう形でヒロインをしっかりと見せてくれるのは感情移入の助けとなるのではないでしょうか。

挿絵


挿絵は「わつきるみ」さんが手がけています。
二次元ドリーム文庫などでもお馴染みですね。

柔らかく可愛らしさの強い絵柄で描かれた紗花のデザインは魅力的ですね。
透明感があって、それとは裏腹にいやらしさ、艶っぽさもあったりと見所満載ですね。

結構作中では、過激な行為もありますが、そこまで生々しくない様に描かれているので、苦手な人でも見やすい仕上がりと思います。

この人の絵柄は、やはりヒロインの表情が魅力的ですね。
特に行為中の涙ぐんだ表情、瞳の描写はヒロインの美しさ、儚さを描いていて、見ていて印象的ですね♪


何気に気になったのは、主人公の顔だったのですが、残念な事に?主人公の顔は描かれておりません。
顔の輪郭などは描かれているんですけども、紗花で隠れてたりしていますね。
まぁ、最近の主人公にはまずいないであろう角刈り頭だったりするので、なくて正解かもしれませんね(汗)

挿絵数:14枚

総評


全体的には、二次元ドリーム文庫らしくないのかなってのが第一印象だったかな?
最初の頃の様なコミカルなやり取りもあるんですが、途中から雰囲気もグッと変わり、しっとりとしたテイストに感じましたね。

また主人公のキャラクターですね。
いわゆる普通の男子学生のそれとは全く違うメンタリティなどがあるので、どこか達観した様な大人びた感じがあるんですね。
まぁ、勿論作中では年頃の男子である様な面も垣間見せてはいたものの、それでも他作品の様な学生ではなかったというのはかなり大きい違いかと思います。

美少女文庫寄りっぽいのかなって気はしましたね、読んでて。
何となく分かるんじゃないのかなと思うんですけどね、その辺りの感覚は(汗)

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