7月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。
主人公は、親元を離れて晴れて念願の一人暮らし。
そんな彼の元にある日、届け物が…。
何と中身は、謎の美少女だったという展開です。
登場ヒロイン
登場するヒロインは…
「
あかつき」がいます。
あかつきは、主人公の元にやってきた謎の美少女です。
基本的に明るく人懐っこい所があります。
出会った主人公を慕っています。
ストーリー展開
展開的には、主人公の元に突然やって来た届け物が「あかつき」だったという流れですね。
…一体、どういう流れだし(汗)
生きた人間が届け物で送られてくるってのは、随分とホラーな展開ですが、実際の所は少し違います。
主人公の元に届いたのは、木箱に入った市松人形と呼ばれる人形だったんですね。
その人形には、何とも怪しげな御札が張られていたのですが、主人公は迷わず剥がします(汗)
そうすると何と市松人形は、美少女へと姿を変えたのです!
それだけでも驚愕ですが、その美少女は動きだし、主人公に抱きついてきたのです(汗)
そして、彼女は主人公を「せいめい」と呼んだのです。
実は、主人公のご先祖様はあの有名な「安倍晴明」(あべのせいめい)だったのです。
主人公の名前も晴明とかいて「はるあき」って読むんですね。
そして、美少女が語った内容はザックリ言うと彼女の名前は「あかつき」であり、当時破壊の力を持っていた事で、忌み子や鬼子と呼ばれ、村人に迫害されていた所を晴明に助けられたと言うんですね。
そして、晴明によって1000年の間、封印される事でその力を削いでいき、ひとりの人間として暮らせる様に…と。
丁度1000年が経過し、彼女は主人公の前に現れた訳です。
こうして、主人公はあかつきとの同居生活を始める事になる流れですね。
あかつきは、とにかく主人公の役に立ちたいと考えています。
まぁ、1000年経過しているので、世の中すべてのものが様変わりしている中であかつきには目にする物すべてが新鮮な感じが見ていて微笑ましいですね。
主人公も色々、彼女に教える事になる訳ですが、その感じが微笑ましくて良いですねぇ♪
しかし、全部が楽しく甘い生活なだけではなくて、要所要所であかつきの村人らに虐げられていた過去などのシリアスな場面もあったりと、単に甘いだけではない要素も含まれている事で作品が締まっていると感じさせますね。
お約束の疑心暗鬼要素だったりも若干あったりするのも、またこういう物語を面白くさせている要素のひとつですね。
Hシーン
Hシーンは、あかつきとの行為が描かれています。
行為的には、フェラやパイズリ、自慰などがあります。
他にはローター、バイブなどの小道具を使う様な展開もありますね。
やはりわかつき作品とでも言うか、この主人公もあかつきに対して、可愛らしくて愛らしいと感じる一方でそんな彼女をいじめたいって考えがあるんですね(汗)
なので、お約束で若干調教色がありますね。
あかつき自身も、過去の経緯でいじめられた過去がありますけども、それと主人公の行為は別とちゃんと認識しています。
拒絶のいじめと愛情表現のいじめの違いを理解しているんですね。
愛されていると分かっているので、もっとして欲しいとあかつきは更に主人公に行為を要求するんですね。
そういう風に考えられる所も、彼女の魅力ですね。
気になる行為での弄りは軽く手を縛ったり、乳首にクリップとかアナルバイブとか、そういうレベルですね。
そういう行為でもそこまで必要以上に生々しく感じない塩梅加減は、苦手な人でも読みやすいのではないでしょうか。
あかつきのキャラクターも魅力的であり、それはH時にも活かされていますね。
愛嬌があって真っ直ぐな彼女のキャラクターは、メイドとの相性も抜群ですね♪
それだけにもう少し彼女からのご奉仕シーンも欲しかったかなとは思いましたけども、それでも十分過ぎる愛情を感じましたね。
特に終盤以降のあかつきは、もうベタ惚れ状態なので読んでいて、興奮だけではない微笑ましさもありますね♪
挿絵
挿絵は「
さとーさとる」さんが手がけています。
美少女文庫では「
先生はエロエロバージン!?」や「
リモコンで思い通り! 妹も幼なじみも先生もお嬢様だって」などがありますね。
綺麗で可愛らしい女性を描くのが印象的なのですが、今作でも魅力あるヒロインのあかつきを描いていますね♪
身体付きは女性らしいものの、表情や内面がまだどこか幼さを残しつつも、やはりそれだけではない女性らしさを垣間見せる表情などが魅力的ですね。
個人的には、この特徴的な髪型は好みですね。
新鮮ながらも、何か大人びた雰囲気もありつつ、活発な魅力を引き出しているなと感じさせます。
服装も和とメイド要素を上手く組み合わせたものとなっており、まさしくタイトル通りの和メイドに仕上がっていますね。
不思議な雰囲気ですよね、こういう色々なものが相まっている感じは。
欲を言えば、普通のメイド服も一度くらい着用してみて欲しかったかなと思いましたね。
またこの姿とは別の彼女の雰囲気も味わってみたかったかなって(汗)
挿絵数:10枚
総評
全体的には、和テイストな雰囲気を漂わせた作品に仕上がっていましたね。
こういう雰囲気の作品って、美少女文庫でも少ないだけにやはり印象が強いですねぇ。
ストーリーやキャラクターの見せ方も丁寧で感情移入しやすくなっていますし、単純に普段のふたりのやり取りなどが見てても微笑ましいんですよね♪
最低限の設定だけで後はガツガツHする作品もいいですけども、それとはまた違った新鮮さがあるというか、スッと入ってくる魅力がある作品だと思いますね。
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