美少女文庫 白銀のお嬢様と支配の聖衣

白銀のお嬢様と支配の聖衣 (美少女文庫)
卑影 ムラサキ
フランス書院

3月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

学園で知らぬ者はいないと言える程の存在である「クリスティーナ」。
主人公は、そんな彼女に呼び出される事となる所から、物語は始まります。
呼び出される様な心当たりがない主人公ですが、その要件は彼の予想を超えた内容だったという展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…

白銀・マリア・クリスティーナ」(しろがね)(以下クリス)
優里亜」(ゆりあ)がいます。

クリスは、名家である白銀家の一人娘です。
容姿端麗、成績優秀で品行方正、運動神経も良いと、非の打ち所の無いお嬢様でもあります。
高貴なオーラを持ち、クールビューティな魅力の持ち主でもあります。

優里亜は、クリス専属のメイドです。
クリスや主人公同様に同じ学校の生徒でもありますが、制服ではなく、メイド服を着ています。

ストーリー展開


展開的には、主人公が学園の有名人でもあるクリスから家に呼び出される事となる流れですね。

名家のお嬢様であるクリスと、主人公に一体どんな接点があるのか?
実は、主人公の両親はクリスの白銀家に仕える使用人だったという繋がりがあったんですね。

そのため、かつては幼い頃に主人公も、クリスの遊び相手になってたりしてた時期があった訳です。
ですが、それはほんの数年程度の事であり、現在はすっかり疎遠な関係となっており、まともに会話する事はありませんでした。

それが今回、久しぶりにクリスの方から呼び出される事となったのだから、主人公は心当たりがありません。

そんな彼にクリスが語った内容は、「試練達成のための相方」を務めて欲しいというものだったのです。
試練という、普段使わない様な内容ですが、それにはクリス、白銀家の抱える状況が関係しています。

そもそも現在、白銀家の当初は、クリスの父親なのですが、その跡を継ぐ事になるはずなのはクリスの兄でした。
「でした」という言い方で分かる様に、兄は事故で他界しており、父親はショックで臥せっているのです。
そして、現在はクリスが当主代行という形で何とか頑張っているんですね。

この裏側では、他の親戚連中が当主代行を狙って、醜い争いを繰り広げていた事も関係あります。
クリスとしては、この様な欲だけしかない連中共に白銀家当主の座を明け渡す事など到底我慢できるものではない訳ですね。

しかし、代行はあくまで代行。
代行である限り、連中からの醜い行動は続く事になります。

そこでクリスは、正式な当主になるつもりでこれまで文武両道に励んで来た訳ですが、ここで一つ問題が。
これまで白銀家では、男性しか当主になっておらず、更にとある試練を受ける必要があるというのです。

その試験は、何と「とある鎧」を着用する必要があるのです!
ん? …急に世界観がおかしくなってきたよ?(汗)

その鎧の名は「支配の聖衣」(クロス・オブ・ドミネーション)!
何とも言えないネーミングですが、この鎧を着用しないとダメなんですね(汗)

しかし、この鎧。
鎧とは言うものの、実際見てみると、どーみてもHな水着にしか…。
でも、確かにこの鎧は、色々不思議な力が備わっているのは確かみたいなんですね、どういう技術なのか分かりませんが(汗)

こうして、主人公はクリスの相方としてサポートする事になるんですが、色々Hな事になる流れとなってしまいます。

Hシーン


Hシーンは、ふたりとの行為が描かれています。

行為的には、手コキやフェラ、パイズリ、素股、アナルセックスなどがあります。

行為に至る流れには、やはりここでも怪しげな鎧の存在があります。
何せ、ケースから鎧を取り出す時点で、いきなり股間を濡らす必要があるとか、ぶっ飛んだ展開になっていますからねぇ(汗)

更に無事に装着できても、それぞれのパーツでHな事がどうしても関わって来る事になり、必ずHな方向に行く様に仕向けられているんですね。
股間部に装着する貞操帯では、外すためには射精させて放たれた精液を飲む必要があるとか色々(汗)

鎧のパーツによって、必要な行為などが違っており、それらをひとつずつこなしていく形ですね。
いずれも中々のものですねぇ(汗)

主人公もぶっ飛んだ展開に戸惑いますけども、何より当のクリスには衝撃的な展開な訳ですね(汗)
何せ彼女は、最低限の性知識などは持っているものの、性に関してはかなり潔癖な思考の持ち主だから、これらの要求される行為に抵抗感があるのは仕方ない所ですね。
…ってか、経験あっても、こんな試練大抵無理でしょうが(汗)

実際、彼女は自慰もまともにしたのは幼い頃に1度だけであり、それ以来した事はない程なんですね。
それにクリスの中には、自身が女である事に対して、苦い感情があったりします。
それは当主の問題であったり、自身の容姿や態度に関してコンプレックスがあるためですね。

まぁ、彼女の側には可愛らしい象徴の様な優里亜がいるだけに、余計に彼女と比べてしまっている所があるのでしょうねぇ。

優里亜は、優里亜でメイドとしてクリスに対して、ある種異常とも言える程に献身的に関わってくるのも印象的ですね。
例えばクリスが鎧の効果で震動し、身体を常時刺激される事になった際は、優里亜も自ら身体にローターを張り付かせて、同じ様な状況を再現して気持ちを分かち合おうとする程ですからねぇ(汗)

自ら率先して主人公への行為を行うなど、クリスのフォローもかかさない彼女ですけども、結構その際に彼女自身も気持ちが入り過ぎている所があるのが、メイドとしての彼女と素の彼女とのギャップも可愛らしいですねぇ。

挿入する様になるには、中盤程度までかかるのですけども、物足りなさはないと思います。
読んでても「あれ?ようやく本番だっけ?」って思ったし(汗)

クリス、優里亜たちの心情描写などもかなり盛り込まれていて、彼女たちの思っている事が理解できるのは嬉しいですねぇ。
特にクリスは、色々複雑な感情を抱いているだけに、心情が語られるのは感情移入できて良いですね♪

挿絵


挿絵は「織澤あきふみ」さんが手がけています。
美少女文庫では「子づくりプリンセス」以来みたいなので、かなり久しぶりですねぇ。

そのせいか、何か絵柄も結構変化している様な気がしますね。
何せ4年以上経過しているし、絵柄も変わるかな。

絵柄としては、細く繊細な描線で描かれているのが特徴的ですね。
行為自体の描写は、行為の描写に対して比較的清潔感がある、さっぱりとした描き方なので、見やすいものになっていますね。

全体を描写ってよりもヒロインの表情に寄った構図が若干多い印象なんですよね。
勿論、全体を描いているものもありますけども、もっと例の鎧姿をしっかり見たかったかな。
…見た感じ、魔王装備って感じな雰囲気な格好ですけどね(汗)

行為の快感で目を見開いているクリスたちの表情も印象的ですね。
シーンによっては、瞳の中にハートマークが入っているのが面白いですね。
ハートマークがあるだけで、何か雰囲気が変わりますなぁ。

挿絵数:10枚+3枚
+3枚の意味は、作中で鎧を身に着ける度に絵柄が追加されているページです。

総評


全体的には、えすかれかと思う様な濃い目な展開が多かった作品でしたねぇ(汗)
でも、そこまで生々しさと言う面では若干控え目だったので、割と読みやすかったと思いますね。

気になったのは、主人公の個性がやや弱いかなって思いましたね。
全くキャラが立っていない訳でもなんですけども、かつてクリスの使用人的な関係だっただけに、クリスに対して従順な態度で接するので、結果個性的ではないのかもしれませんねぇ。

そのため、主人公、ヒロインも含め、変にぶっ飛んだキャラクターはいないので、読みやすい作品に仕上がっていると思いますよ。
クリスもツンデレって感じでもなかったですし、割と素直なキャラだったかなと思いますしね。


ブログランキング参加中です。
よろしければ応援お願いします♪
関連記事