Paradigm novels 椿色のプリジオーネ

椿色のプリジオーネ (Paradigm novels (123))
前薗 はるか
パラダイム
売り上げランキング: 1,654,383

PCゲームが原作のノベライズ作品です。

主人公は、日本屈指の大財閥の会長を父に持ちます。
そんな主人公は、突然の父の訃報を受け、海外から帰国する事に。

久しぶりの帰国で主人公を屋敷で待っていたのは、4人のメイドたちでした。
しかし、主人公の帰国をきっかけにしたかの様に屋敷で事件が発生する事になる展開です。

登場ヒロイン


登場するヒロインは…

蓮見 茜」(はすみ あかね)
速水 小夜」(はやみ さよ
梁瀬 鞠」(やなせ まり)
野際 琴美」(のぎわ ことみ)
三ノ宮 玲」(さんのみや れい)がいます。

茜は、主人公の従妹にあたる幼なじみです。
泣き虫な所があり、怖がりでもあります。
現在は、主人公の家でメイドとして働いています。
椿色のプリジオーネ

小夜は、主人公の父親が会長だった大財閥「ブルッフラ・コンツェルン」傘下の会社社長令嬢です。
しかし、現在は彼女もメイドのひとりとして働いています。
未だにお嬢様であった名残か、高圧的に振舞う所もあります。

鞠は、他の女性陣同様にメイドとして働く少女です。
無邪気で元気一杯な表情を見せる一方で、時折冷酷で大人びた顔を垣間見せるなど掴み処がない面も。
椿色のプリジオーネ

琴美も、メイドとして働く少女です。
大人しく消極的な性格をしています。
しかし、亡き主人を非常に慕っていたゆえ、それに関しては語気を強めるなどの姿も垣間見せます。
椿色のプリジオーネ

玲は、主人公のために雇われた秘書の女性です。
知的で有能なものを持っており、主人公の片腕として働く事になります。
どこか謎めいた所があり、ミステリアスな雰囲気を漂わせています。
椿色のプリジオーネ

ストーリー展開


展開的には、主人公が父親の訃報を受け、父の屋敷に久しぶりに戻った中、事件が勃発する事になる流れですね。

そもそも主人公は、ここ数年間はずっと海外におり、今回嫌々帰国した経緯があるんですね。

それは何故か?

それは、主人公が父親である「弓三郎」を酷く憎んでいるから。

最愛の母を父はこの屋敷に押し込め、殆ど外に出る事を許さないなど、邪険に扱い、結果母を死に追いやった父を憎んでいるんですね。
まだ若かった主人公には、この事が今の自分を形成するに至っている原動力にもなっているんですね。
海外に移ったのも、父親から離れるためであり、海外で事業を起こし、順調に行っています。

そのため、主人公は今回の訃報など知った事ではなく、葬儀も無視してた程だったのですが、ある事が彼を帰国させる事となりました。

それは、弓三郎名義の貸金庫の鍵が紛失しているという事。
一見、取るに足りない内容に思える、この内容が主人公の記憶を刺激したのです。

彼の記憶の中には、母親が何かの鍵を大事そうに持っていた姿が鮮明に焼き付いていたから。
普段、儚げな笑みしか浮かべていなかった彼女が、この時は幸せそうな笑みを浮かべてた事が、記憶に強く残る要因になっていたんですね。

その鍵で開く金庫の中。
その中身を確かめたいという感情に動かされ、主人公は久しぶりに屋敷に足を踏み込んだのです。

そこで彼を待っていたのは、当時はいなかった若い女性たちのメイド姿…。
妻を失い、消沈する事もなく、若い女たちを侍らしていた事に、また新たな不快感を感じる主人公。

しかし、そんな事は、この先起こる事態の些細なものでした。
何と主人公が屋敷に滞在して数日後、メイドのひとりが遺体で発見されたのです。

屋敷のいる人間の犯行だと判断した主人公は、この件を独自に調査に乗り出す事になる流れとなっています。

Hシーン


Hシーンは、全ヒロインとの行為が描かれています。
一部、主人公が関与しない女性同士なものもあります。

行為的には、フェラ、自慰などがあります。
他には、ローターなどの小道具を使う様なシーンも一部ありましたね。

正直、エロさという面では、そこまでガツンと来るのは控え目かもしれません。
殺人事件などの要素などがあるためか、そんなに明るくという感じではないのも影響しているかな(汗)

基本的に、毎晩どのメイドの奉仕を受け、Hするって展開ですね。
原作版では任意で選択できる訳ですが、今作のノベルでは当然そんな事は出来ず(汗)

調教って程ではないですけども、メイドと主人と言う関係もあり、主人公が女性陣を責めたてる様な展開が多めかな。
その一方で雰囲気が静かな印象があり、独特のムードがあるのも印象的ですね。
なので、単にエロいってよりもどこか美しさといった印象がありましたね。

後は、基本的に上記の奉仕で行為になるって流れが主なので、どうしても甘さという面では劣る所がありますね。
主人公に対し、純粋な好意を持っている女性が殆どいないからなんですね(汗)
どこか女性陣の中には、彼女たちなりの様々な思いがあるのが、要所要所で垣間見えますしね。
なので、単なる性欲処理以下になってしまうのが、残念というか。

主人公がメインヒロインと結ばれるのは、最後も最後なので、Hに関してはあまり堪能できないのは勿体ないですね。
それ以前からの奉仕でも、この娘は一切出番がなかっただけに物足りなさが増す結果になっていますな(汗)

挿絵


挿絵は原作版の画像を一応使っています。
一応と言うのは、過去のパラダイムノベルスの挿絵は、原作版の画像をトレースした様なもっさりした線画だったりしてたので(汗)

ですが、今回の挿絵ではかなり綺麗なものになっています。
線のトレースではなく、恐らく原作版の画像を加工した様な感じになっており、ちょっと雰囲気が変わっていますね。
トーン加工したかの様な感じで、今作の幻想的な雰囲気に合っている効果にもなっていますね。
椿色のプリジオーネ

このクオリティならば、今見ても違和感なく楽しめるかと思います。
淡すぎず、濃すぎずな塩梅は好みな色味ですね。

挿絵数:19枚

総評


全体的には、冬らしく白く静かなトーンで描かれている印象が強い作品でしたね。

殺人事件が絡む事でサスペンス色がありますが、正直な所、インパクトは控え目ですね。
死体を発見して、絶叫悲鳴みたいな事はなく、淡々とした雰囲気があるので、そういう面でも静かなんですね。
派手なリアクションなどを期待すると肩透かしな所はありますね。

一方で、この静けさを感じさせる様な雰囲気で描かれているストーリーは、独特の魅力があるのも確かかなと。
ミステリーとしては、そこまで捻ってて凄いって話ではないんですが、何だかんだ先が気になりましたね。

こう言う雰囲気が好みであれば、中々楽しめるのではないでしょうか。

実はこの作品、昔に原作版をプレイした事があるんですね。
まぁ、その時の記憶は殆どないので、結末も正直何も残っていません(汗)
唯一、憶えているのは死体が出る度に地下に運んでたくらいなもので…。

ちなみにこの作品は、プレイした内容(ルート?)によって、被害者や犯人までもが変わるシステムなんですね。
なので、今作のノベル版の内容は、その全体の一端でもある訳ですね。

読んだ感じ、多分これが真相に辿り着ける結末なのかな?
例の金庫の中身だったり、驚くべき新事実も多々明かされていますしね。


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ミンク (2001-03-16)


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