リアルドリーム文庫 万引き女子学生調教医療

万引き女子学生調教医療 (リアルドリーム文庫 91)
松平龍樹
キルタイムコミュニケーション

7月発売のリアルドリーム文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。

主人公兼ヒロインの「白瀬 小雪」(しらせ こゆき)は、可愛らしい容姿ながら内気な性格の少女です。
そんな彼女は、ある本屋でつい魔がさして、本を万引きしてしまう事に…。
しかし、その光景を学校の保険医に目撃されてしまう事になってしまいます。
そして、話は万引きの件を口止めしてもらう代わりに小雪は凌辱調教されてしまう事になる展開です。

登場するヒロインは、小雪だけです。

小雪は、学生の少女です。
可愛らしく整った顔立ちの美少女なのですが、内気な性格で自分に自信を持てない所があります。
年頃の少女らしく、お姫様に憧れる夢見がちな面があります。


展開的には、小雪が万引きをした所を学校の保険医である「下呂井」(げろい)に見られてしまう事から始まります。
こうなると凌辱系で良くあるパターンの万引きの証拠をチラつかせての脅迫行為に始まり、凌辱されるってのがまず頭に浮かぶと思います。

ですが、それはちょっと違うんですね、今作の場合。
どういう事かというと、今作はちょっとそこに至るアプローチが変わっているってのが大きな要因なんですね。

当初は、下呂井自身は声をかけたものの、小雪への対応に頭を抱えてたんですね。
この時点では、そんな脅して~みたいな考えはなかった訳です。
しかし、小雪に何故こういう事をしてしまったのかなどの聞き取りを行っていく内に、暗い感情が頭をもたげていく事になるんですね。

それは、小雪の言動にありました。
彼女は自分自身に対して、異常なまでに自身を低く見る所があるんですね。綺麗でもなく可愛くもないと。
勿論、他人からは何を馬鹿な事をと思う程に彼女の容姿は魅力的なのですが、それが全く自覚していない訳です。

更に問題は、彼女の万引きした本の内容。
小雪の盗んだ本のタイトルは「お姫様凌辱特集」という何とも美少女が手に取るには一見そぐわないものなんですね(汗)

彼女にもまだ完全に理解できない所、深層心理の中にある、お姫様に憧れるも自身を卑下するために、結果として王子様ではなく、自分にはろくでもない男たちが相応しいと考えているんですね。
更に、そんな男たちにすら自分は相手にもされないのではないかと思い込んでいる節があるんですね。
何とも複雑で歪に歪んだ心理を持っている訳ですね、彼女は(汗)

それを小雪との会話で聞いて、下呂井は彼女の歪みに呆れると同時にそれを利用する事で、容姿の醜さで生徒から嫌われている自分にもチャンスがあるのではないかと考える事になる訳ですね。

実際に下呂井は、彼女に万引きをした行為の罰のために小雪を抱くと宣言すると、小雪の反応は顕著なものでした。
畏れと同時に何かを期待するかの様な熱も感じさせる事になるんですね。
ある意味、彼女は悲劇のヒロイン的な状況に酔っている節がある訳ですね、この態度には。

それは、あたかも彼女の盗んだ本にあった様なお姫様が化け物たちに凌辱されてしまうのと酷似している訳です。
そして、ここで下呂井の「君が抱かれる事で、誰も知られる事はなく、両親も悲しまずにすむ」というダメ押しが入る事になり、完全にこの言葉は小雪の歪んだヒロイズムを揺さぶる事に成功します。

彼女にとって都合の良い言葉となり、結果、彼女は下呂井との行為を受け入れ、初体験を経験する事になります。
その際に、小雪は「患者」であり「治療」する必要があると下呂井に言われ、治療と称した行為は続く事になる流れになっていきます。


Hシーンでは、小雪との行為が描かれています。

行為的には、フェラや手コキ、アナルセックスなどがあります。

展開的に、凌辱的な展開がメインかと思いきや、終盤まではちょっとテイストが違うんですね。
どういう事かと言うと、複雑な形での恋愛色があるからなんですね。

実は、下呂井は小雪に対し、ドンドンのめり込んでいく事になるんですね。
また小雪も事が起こるまでは下呂井に対し、醜い彼に嫌悪感しかなかったんですけども、行為をする中で感情に変化が起こる事になります。
それは彼女の中で、下呂井への想いが増す事になり、彼に好意を覚える様になるんですね。

元々、下呂井にはそこまで凌辱的な思考はないんですね。
それに教師であり、保険医(かつては病院で勤務経験あり)である彼は、小雪のあの思考を分析していく事になる訳です。
そして、好意と共に彼女を守りたいという意識があるのは、ある種当然なのかもしれませんね。
そのせいもあって、行為にどこか甘さが感じられるんですね。

言うなれば、凌辱ってよりも調教寄りな印象でしょうかね?

なので、ここのパートでは、凌辱感は殆どないですね。
とは言え、行為はそれなりに過激ですけどね。
下呂井はSっ気のある所もありますし、小雪もあの通りのM性を持ち合わせている訳ですしね。

行為ってよりも、その最中のやり取りがメインな感じですかね? 言葉による。
下呂井の小雪に対して、彼女の性癖を刺激する様な言葉をかける事で、ドンドン淫らな表情を見せる小雪は年以上の女を感じさせますね。
…末恐ろしいって事でもありますけども(汗)

若干コスプレ要素もありますね。
ナースコスや彼女の憧れるお姫様の格好などもあり、その格好での行為があるのは嬉しいですね♪

他には、下呂井が保険医って事もあってか、医療器具などを使うシチュエーションも一部ありましたね。
クスコとか、開脚式の診察台などですね。
更に銅イオンの殺精子効果を用いた銅付加IUDとやらの避妊具まで出ています(汗)

調べてみましたが、実際に存在する避妊法な様ですね。
そのIUDを子宮頚部に設置する事で避妊効果が得られるというモノらしいです。
変にリアリティーがありますねぇ(汗)
そういう描写がある事で説得力も増すので、いいんじゃないですかね。

まぁ、ちょっと話がそれましたけども、個人的にはそのIUDとやらのシーンでのふたりというか、小雪の言葉が何とも愛らしかったですねぇ♪
こんな事、言われたら下呂井ならずもグラっと来るでしょうねぇ。


終盤になって、ようやく凌辱感が出てきますけども、寝取られ要素とも言いかえれるかな?
こういう2段構えな展開って、あまり見ないので新鮮でしたねぇ。
まぁ、凌辱ってのは終盤のパートだけだったので、あまり過度の期待は出来ませんけどもね(汗)


挿絵は「孤裡精」さんが手がけています。
リアルドリーム文庫は初なのかな?
同人活動もされているみたいですね。

可愛らしく生々しすぎない塩梅が個人的にはちょうど良かったですね♪
こんな小雪は可愛らしいのに、これでも可愛くないとか自分を卑下するのは何という贅沢な話ですねぇ(汗)

個人的には、ナースコスチュームやお姫様姿の彼女は、かなりいやらしかったですね。
これは、反則物ですねぇ(汗)
…年齢的な事も考えると、尚反則ですね(汗)

下呂井など気持ち悪い男たちが出るんですけども、顔は描かれていないので大丈夫だと思います。


全体的には、調教⇒凌辱って2段階の展開で中々新鮮な感じで読めた作品でしたね。
最初から、凌辱一辺倒ではないゆえに、そういうのを期待していた人には物足りないかもしれませんけども、そうでなければ問題なく楽しめる作品だと思います。

たまには、いいんじゃないでしょうかね? こういう甘さも含んだパターンの作品ってのも。
変なエグさもあまり感じないですし、読みやすい作品でした♪

この手の作品が苦手な人もいいかもしれませんね、まぁ何の保証もできませんけども(汗)

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