Harvest novels 穢翼のユースティア 混沌の天使

穢翼のユースティア 混沌の天使 (ハーヴェストノベルズ)
佐々宮ちるだ
ハーヴェスト出版
売り上げランキング: 20934

6月発売のハーヴェストノベルズの新刊です。
読み終わったので、レビューです。
PCゲームが原作のノベライズ作品です。

11月に発売された1作目から早5作目であり、今作で完結となります。

前作までのレビューはこちらからどうぞ
Harvest novels 穢翼のユースティア 黒き羽 レビュー
Harvest novels 穢翼のユースティア 蒼き月 レビュー
Harvest novels 穢翼のユースティア 白き聖女 レビュー
Harvest novels 穢翼のユースティア 金色の王女 レビュー

基本的な設定は、今回も前作までのページを見てもらうとして(汗)

登場するヒロインも今までの歴代ヒロインが登場しています。

「ユースティア・アストレア」(以下ティア)
「フィオネ・シルヴァリア」(以下フィオネ)
「エリス・フローラリア」(以下エリス)
「コレット」
「ラヴィリア」
「リシア・ド・ノーヴァス・ユーリィ」(以下リシア)
「システィナ・アイル」(以下システィナ)の7人ですね。

ティアは、主人公が依頼を受けた件で唯一の生存者の少女です。
背中に羽の生える「羽化病」に冒されています。
主人公が引き取り、一緒に生活していましたが、コレット(イレーヌ)に見いだされた力がこの都市を救うとされており、現在は王城の研究施設で過ごしています。

フィオネは、羽化病を発症した患者を調査、保護し、治癒院へと送る組織である防疫局の隊長です。
自分の職務に誇りを持っており、それゆえに真面目で融通の利かない面も。

エリスは、娼婦街で医者をしています。
身内を亡くし、娼館へ売られそうになった所を主人公に身請けされた経緯があります。
現在は自立した生活を送っています。

コレットは、第29代の聖女イレーヌとして、日々祈りを捧げていました。
民衆の支持は絶大なものがあり、強い影響力を持っています。
現在は、牢獄に身を隠しています。

ラヴィリアは、イレーヌの身の回りの世話をする聖堂の神官たちとの連絡役でもあります。
聖女が今の地位に就く以前よりからの知り合いであり、付き合いは長いです。
性格は、狭い世界で過ごしたせいもあってか、世間知らずで純粋過ぎる面も。
彼女もまたコレットと共に牢獄にいます。

リシアは、王家の第一王女であり、現在は戴冠の儀を行い、正式に国王へとなっています。
ルキウスの力を借り、国を建てなおそうと奮闘しています。

システィナは、有能な若手貴族であるルキウスの副官です。
いつも冷静沈着な態度を崩すことなく、ルキウスに絶対の忠誠を尽くしています。


展開的には、「白き聖女」以降、主人公はこの都市の秘密などを知った訳です。
そして前作の「金色の王女」にて、更に踏み込んだ真相が明らかになったのですが、その内容自体は良いものではなく、この都市はそれ程遠くない将来には崩落する状況だという事を認識させるものだったんですね。

実際、前作のラストでの事象により、またも牢獄ではかなりの崩落が起こり、状況は悪化の一途を辿っています。
前作で正式に国王へとなったリシアも迅速な行動を起こしてはいるものの、度重なる地震、崩落に荒んだ人心を掴みきれてはいないのが正直な所なんですね。

この状況から都市を救うべくルキウスから、ティアは実験への協力を仰ぐ事になる訳ですね。
今現在、唯一の希望が天使の御子とされる存在であるティアだけなので、当然ではあるんですけどね。

しかし、こんな最中に牢獄では度重なる崩落などの影響があり、牢獄民の不満は急速に高まっています。
そのため、度々牢獄の関所辺りで衛兵との睨み合いがあったりと、状況は悪くなるばかり…。

そんな状況で、新聖女のお披露目の儀式が行われる事に。
国王であるリシアも臨席する事で聖女への期待を寄せている意思表示をし、更に度重なっている崩落による聖女の威厳を高めようという狙いがあった訳ですが、最悪な事にこのタイミングでの崩落があった事で牢獄民の感情が激しく溢れ出す事になってしまい、目論み所の騒ぎではなくなってしまいます。

これにより、儀式に集まっていた牢獄民が大挙して関所に向かい、下層へと逃げようとします。
この時は威嚇などで騒動が収まった形にはなりましたが、この後に牢獄側はある人物を首謀者として、叛乱軍として武装蜂起する事となります。
ここから王国軍と叛乱軍との戦いが始まってしまう事になる訳ですね。

勿論、そんな争いが起こっている最中でも、この都市に残された時間は確実に減り続けている訳ですが、主人公はまた新たな事実を知る事になる中で悩み、自分を見失う事になってしまいます。

まぁ、ここら辺の主人公は確かに読んでて、何となく楽な方へ楽な方へ、みたいな方向へ寄っていっている様な感じはしていましたけどね(汗)
それもルキウスという存在が影響しているんでしょうね、無意識でも。
彼と主人公の関係を考えれば納得でもありますし、それゆえに影響力がある存在ではある事は間違いないでしょう、良くも悪くも。

それに今までのシリーズでも、主人公の**に関する思い、感情は複雑な形となって主人公を縛っていた所があっただけに、そうなってしまうのも分からなくはないかな(汗)
今作での主人公は、かなり弱い面が露出してもいましたねぇ。
それをすっきりさせてくれた存在が彼女だったというのも、今までシリーズを読んで来た事を考えると感慨深いものがありますね。
あんまり彼女の出番はなかったですけども、重要な役どころでしたねぇ。

まぁ、今作は今までのヒロインたちの出番があるので、そこも良かったですね。
やはりどのヒロインも、今までのを見ているだけにどれも魅力的なんですよねぇ。

主人公もですけども、ルキウスの存在も相変わらず前作同様、以上に存在感がありましたね。
実際、裏主人公みたいな役どころもあるキャラだし、いいキャラクターですよねぇ。


Hシーンは、勿論今作のヒロインであるティアとの行為が描かれています。

いつもですと、終盤にもし主人公がヒロインと一緒になる事を選んだ場合、こういう事があったかもというひとつの可能性としてヒロインたちとの行為が描かれてた訳ですね。
しかし、今作の場合は普通にその流れでティアとの行為が描かれているのが異なる点でしたね。
やはりこの辺りは、メインヒロインといった所ですかね。

やはり実際に行われるのと、可能性で見せられるシーンとでは、気持ちの入りが違うだけに今回のは大きいですね。
まぁ、ティアは当然初めてなだけに、そこまで過激な行為まではできないのでエロというよりも愛情を確認できる側面が強いですね。
元々、このシリーズにそこまで過激なシーンを求めていないので別に問題ないんですけども(汗)

一応、この他に終盤でもう1回描写はありますけども、これは別物かな?(汗)
ここでの描写では、フェラなどの行為があるくらいですね。

まぁ、このシリーズにエロさを求めるのは…ねぇ?(汗)
それにいきなり今までのヒロイン、皆一緒になって行為とかあっても困るし、これくらいでいいんでしょう(汗)

挿絵は、これまたいつも同様に原作画像をそのまま使ってはいませんけど、ハーヴェストノベルズの再現度はかなり高いので、何ら問題はないですね。
最近だとあまり、他のヒロインがメインだっただけにティアの挿絵が多いのは嬉しかったですねぇ。
まぁ、メインが多いのは当然なんですけども(汗)


全体的には、今までの謎だったり、それぞれのキャラクターの思惑などが明るみになっていき、結末に近づいている感じはゾクゾクものでしたね。
やはりここまで4冊に渡って続いてきただけに、先が気になってしまって一気に読んでしまいました。
まぁ、体調悪かったので読んだ後に熱出して寝る羽目になりましたけども(汗)

それだけ気になって止め時がなかったって事で(汗)

まぁ、結末に関しては、個人的にはあまり好みではない展開でしたけども、話としてはしっくりくるのかなとも思いますので、ある程度納得はしています。

読み終わって見ると、どこか壮大なスケールの話だったと思うけど、一方で意外に狭い世界での話だったのかなとも思いましたね。
まぁ、浮遊都市というあくまで都市というくくりの中での話だったので、そういうのも影響してたのかな?
でも、ある程度の狭さの方が、ドンドン崩落によって居場所がなくなっていく焦りや恐怖感ってのは出せてたのかなとも思うので、やはりこれでいいんでしょうね。

欲を言えば、あの後の世界の様子やキャラのその後などを見たかったかなとは思いましたけども、原作もあれで終わりなのかな?
あれ以上あっても蛇足ですかね(汗)

しかし、これでこのシリーズ終わりとなる訳ですが、今後ハーヴェストノベルズは出るんですかね?
これで終わりにならなければいいのだけど…(汗)
でも、この穢翼のユースティアのメーカーさん、何か新作やればまたノベル版も出るのかな?と勝手に期待しています(汗)

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