Harvest novels バイナリィ・ポット


PCゲームが原作のノベライズ作品です。

主人公の家は、インターネットカフェを経営しています。
しかし、両親が隠居生活に入った事で主人公は若くして店長として働いています。
店は店員でもある幼なじみの「羽根井 優希」(はねい ゆうき)らの協力もあり、何とかやれている状況…。

そんな主人公には、別の顔があります。
それは現在、人気のオンラインゲーム「ワールド」内で有名プレイヤーとしての顔です。
主人公はワールド内で「アキ」と名乗り、活動をしています。
しかし、ワールド内と現実世界の主人公の周りで何か起こり始めるという展開です。

登場するヒロインは、幼なじみの「優希」の他に、従業員の「吉野 佳澄」(よしの かすみ)、「川中島 里美」(かわなかじま さとみ)、「諏訪 奈都子」(すわ なつこ)、常連客の「小津 千歳」(おづ ちとせ)がいます。

優希は、主人公の幼なじみです。
主人公の世話を何だかんだ言いながらしてきます。
怒りっぽくすぐ手が出る事も…。

佳澄は、主人公の店のスタッフリーダーです。
主人公よりも年上でもあり、主人公よりも店長らしい頼れる働きぶりです。
落ち着いた言動で大人な女性です。

里美は、最近アルバイトを始めた新人です。
明るく社交的なキャラクターなために接客業に向いています。
反面、料理などは壊滅的な腕前です(汗)

奈都子は、里美の親友です。
内向的な性格をしており、接客よりも料理を担当しています。

千歳は、主人公の店の常連客です。
幼い容姿ながら、寡黙な所や雰囲気がミステリアスなものを感じさせます。


展開的には、主人公は現実の店長生活とネットの仮想世界とを行き来しており、そこで出会う人たちとの物語が描かれています。

さて、この世界では主人公もプレイしている「ワールド」の存在がかなり大きいんですね。
ただのオンラインゲームではなく、五感も感じることが出来るという進化っぷりです(汗)
そのため、現実よりも仮想のワールド内にはまってしまい、現実生活が困難になっている人すら存在する始末…。
メーカー側がこれを受けて、接続時間の時間制限が3時間って定められているのは凄いですねぇ。

主人公もワールドにはまっている口であり、その世界ではちょっと名の知れたプレイヤーとして活動しています。
主人公はワールドで知り合った仲間たちと一緒に行動しており、プレイヤーによる治安組織「ギルド」に所属しています。
ギルドでは、自由度の高いワールド内で傍若無人にふるまうプレイヤーを取り締まっています。

ワールド内での不正行為による行為では、AIによるキャストがプレイヤーに従順である事を良い事に、暴力や強姦などの行為に及ぶ連中まで存在する訳です。
まぁ、人間と同じ容姿をしており、感覚が現実と同じでこっちに決して危害を加えない存在であれば、そういう輩にとってはやりたい放題の御馳走と変わらないですしね。

基本的に主人公はワールド内と現実の世界を行き来する訳ですが、全くそれぞれ独立した世界では決してないんですね。
何故かと言うと、現実での主人公の店にいる奈都子、里美もワールドの利用者であり、顔を知られているんですね。
それどころか、主人公にワールド内の弟子にしてほしいと頼み込んで来たりとややこしい事に(汗)
なので、別世界でありながら繋がりがあるんですね。

そんな中で主人公の仲間であるキャラクター「カーマイン」がピンチに陥る事になり、ここから話が大きく動き出す事になります。
凄腕のハッカーでもあるカーマインですが、ワールドの運営元に侵入した中で罠にかかり、危機に陥ります。
主人公たちは、カーマインを助けようと行動する事になるのですが、その中で運営元が最近ワールド内で噂になっている事件と何らかの関係があると気付きます。
カーマインをとりあえず救出した主人公たちは、運営元の関連場所を調べ、事件の証拠を捜す展開へとなっていきます。

しかし、ワールド内ではそんな運営元との戦いをしようとしている中で現実はというと…。
元々、人の入りが良くない主人公の店の経営状況は何気に危ない所にまで悪化しています。
…そりゃ、毎日だか分かりませんが連日のように営業時間後にワールドにアクセスしている時点で店長らしい事していないですからねぇ(汗)
幼なじみの優希には、そのやる気のなさを咎められてしまう始末ですし、元々優希はワールドに入り浸っている主人公に忠告しているんですね。
彼女からしたら、そら見た事かという状況ですね。

実際ワールド内での展開が結構多めなので、あまり店長らしい主人公の姿はほとんど見れません(汗)
それでも、主人公はワールド内の事を優先します。
それには理由があり、ワールド内でピンチになっていたカーマインが実は主人公のよく知る存在だったのが分かるからなんですね。
知り合いがそんな危機になっている事に対して、主人公としては放ってはおけないと責任を感じているのがあります。

気になったのは、ワールド内でのダメージもフィードバックされるんですかね?
ワールド内ではキャラ同士でHすらも可能なだけに、それはありうる話ですね。
…仮に死んだりしたら、どうなるんだろ(汗)
そこら辺の説明がないので分かりませんが、ダメージくらいは通るのであれば確かに放ってはおけないですね。

こういうネットゲームを題材にした作品は多々ありますが、やはり見所は仮想世界でのキャラクターが現実世界のあの人だった!?みたいな正体が明らかになるのが大きな魅力だと思うんですね、私は。
今作でもそういう点はしっかり押さえられているのはいいですね。
とは言え、この作品含めて正体って大概すぐ予想つくレベルだったりしますけどね(汗)
今作でも、分かりやすいですね。
奈都子、里美に至っては名前すら変えてませんし(汗)


気になるHシーンですが、あまり量はありません。
ワールド内でもHが可能という事で、殆どがワールド内での行為となっています。
対象は、優希、奈都子、ワールド内で案内などをしているAIキャラの「ミリィ」です。
この中では、唯一優希が現実でのHシーンとなります。

奈都子とは、アクシデントによるきっかけからのHであり、主人公に好意自体はありますが、告白などしての甘い行為によるものではないですね。
正直、奈都子に関しては何でHシーンがあったのかが分からないですね(汗)
無理に入れる必要はなかったかなとは感じましたが、その後に現実世界でも1回Hしたという事がきっかけでHシーンがあれば良かったんですが、残念ながらなかったのでそう思ってしまうんですよね。

ミリィは仮想な存在で肉体がないので、必然的にワールド内での行為となります。
AIとは言え、下手な人間よりも人間臭さを感じるキャラなだけに感情移入しやすいのではないでしょうか。
結構子供体型なので、また何とも言えないHさがありますね。

優希とは、唯一の現実での行為なので、メインヒロインだとも言えます。
主人公も彼女に対して、気持ちを改めて感じる事となり、特別な存在になっていきますしね。
気になったのは、それ程現実で優希とのエピソードがなかったというか、薄かった感があった事ですね。
なので、いつの間にかとまではいかなくてもあっさり気味かなと感じてしまいました。
まぁ、優希は現実しか出てこないだけに絡みが少な目なので仕方ないのもありますけどねぇ。

挿絵は、原作画像のCGではなく、ペン画にトーンで仕上げられたものを使っています。
これはハーヴェストノベルズの定番ですからねぇ。
クオリティも高く、違和感を感じる事は殆どないと思います。
毎回思うけど、これはオリジナルの描き下ろしなんですかね? 原作絵とは若干絵柄が違うので原画を流用している訳でもなさそうですが…。
まぁ、原作版未プレイなのではっきりした事は分からないです(汗)


全体的には、あまりストーリーに緊迫感が感じられなかったかな。
運営元との戦いなどがもっと迫力があれば、より良かったとは思うんですけどね。
もっとエグいやり口な悪い運営を期待してただけにあっっけなくて肩透かしでしたが、まぁ作品のカラーを考えれば仕方ないでしょうか(汗)

どちらかと言うと現実世界より仮想世界を重視した印象がありますね。
なので、現実世界があまり機能していない感があったので、もっと見せ場が欲しかったですね。
やはり2つの世界での描写は中々難しいのでしょうかねぇ。

後、ラストは全部の要素が一部はっきりしないまま終わるのでちょっとすっきりしないかなぁ(汗)
どうやら、原作版では全部クリアして全部の謎が明らかになるみたいな作りの様なのでこういう形になったのかな?


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