Paradigm novels 俺の彼女はヒトでなし 盟依編


8月発売のパラダイムノベルスの新刊です。
読み終わったので、レビューです。
PCゲームが原作のノベライズ作品です。

物語は、綺麗な満月の夜から始まります。
その夜、主人公は趣味の写真撮影を行なうために夜の街をうろつく事に。
そこで主人公は、知り合いの女性たちと出会う事になるのですが、いずれもいつもの彼女たちとは違って見える様に…。
何故か半透明に透けていたり、何故か腕が本来曲がらない方向に曲がっていても平然としていたり、何故か血をおいしそうに舐めたり、何故か大きな獣耳と尻尾が生えていたり、何故か幼なじみの「英 盟依」(はなぶさ ちかえ)も掃除機に乗って飛んでいたりと現実感のない光景がそこには広がっています(汗)
そんな人外なヒロインたちとの物語です。

登場するヒロインは、盟依の他に、主人公と同じクラスに転入してきた「逸見 衣緒」(へんみ いお)、クラスの組長の「美作 アリス」(みまさか)、主人公の先輩の「古座野 燈」(こざの あかり)、後輩の「久世 日向」(くぜ ひなた)、クラスメートの「小暮 憂陽」(こぐれゆうひ)がいます。

盟依は、主人公の幼なじみです。
学園創設者の娘であり、それなりの権力を持っています。
家事はできますが、何故か料理の腕前は壊滅的です(汗)
おっとりしている印象ですが、かなり積極的な面があり、主人公に関しての事には特にその傾向が強いです。

衣緒は、主人公のクラスに転入してきた娘です。
世間知らずな面があり、騒がしくも賑やかな皆からいじられるキャラクターです。
何故かいつもすぐ空腹になる、燃費の悪さが特徴です。

アリスは、主人公のクラスの組長です。
基本的にテンションが高く、熱血な一面があります。
ベジタリアンでもあります。

燈は、主人公の先輩で所属している部活の部長です。
穏やかな性格をしており、それゆえか自己主張が少なくて存在感が希薄なところがあります。
そのわりに、結構色んなところに現れる神出鬼没な面も。
「~っす」という口調が特徴です。

日向は、主人公の後輩です。
クールで寡黙な性格をしており、言葉数は少なめです。
朝が弱く中々起きられません。
衣緒とはケンカ友達の関係です。

憂陽は、主人公の同級生です。
占いが得意であり、その的中率はかなりのものです。
どこか人を近寄せないオーラがありますが、実際は気さくで人付き合いのいい性格をしています。


展開的には、主人公は夜に出会った知り合いの女性陣が人ではなく、人外であるという事を知る事から始まります。
とは言っても、主人公はあまりこれといったリアクションはしません(汗)
達観しているのか、あまりの事に思考が停止しているのか(汗)
それを知っても今まで通りの接し方を続ける主人公が妙に印象的ですねぇ。

ちなみに彼女達の属性は…。
盟依は「魔女」
衣緒は「アンドロイド」
アリスは「人狼(ライカンスロープ)」
燈は「空気」
日向は「ヴァンパイア」となっています。

なるほど…、各種それぞれ揃っていますね。
でも、魔女って人外って感じは薄い気がしますけどねぇ。
それに空気って(汗)

序盤は、主人公達との賑やかな学園生活が描かれている事になります。
まぁ、賑やかなのは主に女性陣だけで主人公は基本つっこむ形ですねぇ(汗)
どの娘も人外なせいなのか、独特のペースを持っており、一度勢いが付くと手がつけれないですね。

この作品は「盟依編」と銘打つだけあって、メインヒロインは盟依となります。
なので、彼女との繋がりなどがメインで描かれる事になりますが、序盤は皆を含めての展開が主ですね。

盟依は、最初から主人公への好意を全面に出してきているんですね。
事あるごとに、思わせぶりな台詞を口に出してきては、主人公に否定されるという流れが一連のパターンとなっています。
あまりにもあっけらかんと好意を口に出したり、主人公の家の風呂に入っていたり、そこに主人公が入ってきて裸を見られても彼女はお構いなしなんですね。
いや~んとか言いますが、明らかに不自然ですね(汗)
表情も赤くもならずに、驚くこともないヒロインってのは、一般的なヒロインに慣れていると、この無反応が妙な感じがありますねぇ…。
ここら辺が人外って事になるのか、彼女だからなのかは微妙なところですね。

でも、こういうキャラクターなせいか主人公もですが、読み手も彼女が本気で言っているのか計りかねてしまっている感がありますねぇ。
いかに反応が分かり易いヒロインの作品が多いかって事なんでしょうけども、個人的にはちょっと距離感を計るのが難しいヒロインのタイプかなぁ(汗)
まぁ、ストーリーが進展するにつれて、徐々に彼女の態度にも変化が起きる様になってきたりするんですけどね。

しかし、まだ変化が起きる前に主人公はちょっと強引に盟依に唇を奪われてしまう事に(汗)
それによって、主人公と盟依の関係は校内の人間に知れ渡る事になり、何となく交際関係になってしまう事になります。
なので、中盤くらいのこの辺りでも、まだ主人公は盟依を彼女とかとは思っていない感覚がありますね。
ここまで、主人公側の反応が乗り気でない作品もまた珍しい様な(汗)

ですが、またも盟依のアプローチからHな行為をしてもらって射精してしまう夢を見た事をきっかけに、ちょっと主人公が盟依を意識しだすのは、男の悲しい性でしょうかね(汗)
そして、次第に意識する主人公はついに盟依に告白をするのですが、この後、まさかの展開に(汗)
この展開は予想外だったなぁ…、そうなると今までの態度は何だったのかと思いたくもなりますが(汗)

こんな展開は想像もしていなかったであろう主人公は困惑する事になりますが、物語はそんな主人公達の外側で動き出していく事になります。
実は、盟依の父親は学園の創立者でもありますが、極道の「華房組」の組長でもあるんですね(汗)
まぁ、元々漁師だったり、今も不在が多い主人公の面倒を見てくれてたりと父親の様な存在でもあるんですけどね。
そんな華房組の縄張りを狙う他の勢力が襲い掛かってくるという凄い展開に(汗)

主人公らは、そんな相手に立ち向かう流れになるんですが、まぁ何といっても人外なメンバーがいるせいでどこか空気がほのぼのしている感じであまりシリアス感はないドタバタな展開ですね。
学園祭で大暴れみたいなノリとでも言えばいいのかな? 賑やかな。
その合間に主人公は盟依との関係の正体に気づくのですが、正直私にはその答えは「…へ?」みたいな感じに(汗)
まぁ、長い間一緒に過ごしていれば、そういう事にもなるのかな?
でも、もっとその前に何か心理描写が欲しかった気がします。
幼なじみ感などをもっと出していないと、こういう答えだけでは今ひとつ納得というか、唐突ですっきりしない気がするんですけどねぇ。

まぁ、私が納得していない間にも、この事から主人公たちはすっかり恋人になってしまいます(汗)
盟依の態度も一気に変化し、今まで名前で呼んでいたのに「旦那様」に呼称が変化しています。
この変化にはびっくりですが、彼女と心を通わせた事でようやくHする事になります。

Hシーンは、純愛系という事であまり多くないですし、わりと終盤近くまでなかったりと焦らされる事になります。
その分というか、結構間隔を置かずに数回Hシーンがあるので、ある程度は物足りなさは解消されているかな?
行為的には、フェラがある程度でそれ程過激さはないのですが、だいぶラブラブ感があるHなのでそれ程気にはならないかなと思います。
ここまで辿りつくまで長かっただけに、思い入れもありますしね(汗)
個人的には、サンタコスでのHは中々良かったですね♪
和服な彼女もいいですが、こういう格好もいいですねぇ。

挿絵は原作版の画像を使っています。
可愛らしい絵柄が特徴ですね。
万人向けする感じの絵柄ですので、好まれやすいのではないかな。
基本は盟依の画像が多いのですが、個人的には全員主人公の部屋に集まっているシーンでのベッドにいる日向の表情がちょっと好きでした。
やる気のない気だるい表情が何とも言えませんね♪
後は、Hシーンで挙げたサンタコスチュームの盟依ですね。
盟依の可愛らしさが更に増していてこちらも魅力的です。

人外っていう事で、どんなファンタジックなストーリーかと思ってたのですが、盟依に限ってはそれ程人外さはなかったですね。
まぁ、見た目も人と変わらない魔女である事や、殆ど作中で魔法を使用している場面がなかった事もあり、普通のドタバタ学園ものな感じで読めましたね。
そういう意味では、肩透かしな感も否めなかったかな(汗)
人外さは他のヒロインの方が強そうですねぇ。

そういった事もあり、私個人としては普通の学園ものみたいな感覚でそれ程特筆すべき作品ではなかったかなというのが正直な所です。
あくまでも私の感想であり、こういった作品が好きな人もいるでしょうし、別につまらないとは思いませんよ(汗)
個人的にすっきりしないところが多々あったのも事実ですけども(汗)
そこら辺をもっとクリアにしてくれたら、また違った評価だったかなとは思いますが。

さて、この作品は「盟依編」となっており、今後別のヒロインをメインとして発売される予定です。
う~ん、そうすると結構、この作品人気なのでしょうかね?
最近だと1作品に対して3冊分とか発売しているのは、「処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー」くらいまで遡りますし、かなり力を入れている証拠なのでは?

とりあえずタイトルまで決まっているのは、「燈&衣緒 前編」があります。
…前編って事は、後編もあるのだろうから最初から、燈編と衣緒編で割ればいいのではないかと思うんですが(汗)
更にその後、「アリス&日向編」も予定されており、かなりの力の入れようです。
それともアリス~編が後編扱い? 違うよね…。
もし各編が前後編あるとしたら、4冊出るの?(汗)

個人的には、印象として燈のストーリーがどんなのか、ちょっと気になるかなぁ。

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