6月発売のぷちぱら文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。
今作品は「ぷちぱら文庫 Creative」なので、原作がない純粋なオリジナル作品となっています。
…と言いたい所ですが、実は原作があるんですね。
ゲームではなくて、漫画形式っぽいCG集みたいですね。
今作のノベルは、それをよりストーリーを追加したノベライズ作品となっているそうです。
主人公は、女性にモテない男子学生です。
そんな彼の元に、突然ある女性が訪ねて来る事に…。
女性は、国から派遣されたエージェントであり、何と主人公は少子化の対策の一環として、女性の相手をする事が出来る権利を得るという展開です。
登場ヒロイン
登場するヒロインは…
- 「結城 明日葉」(ゆうき あすは)
- 「神無 月子」(かんな つきこ)
- 「夢城 マリ」(ゆめしろ)
- 「姉ヶ崎 唯」(あねがさき ゆい)
- 「森 舞衣」(もり まい)
- 「森 亜衣」(もり あい)
がいます。
明日葉は、主人公の兄の娘です。
幼い頃は一緒にいる時間が多かった事から、大のお兄ちゃん子でもあります。
月子は、主人公が以前通っていたメイドカフェのメイドさんです。
おっとり落ち着いた物腰で、母性的な印象を与える存在でもあります。
マリは、お嬢様学校に通っているお嬢様です。
家もお金持ちの正真正銘のお嬢様であり、礼儀正しく育ちの良さを感じさせる雰囲気を持っています。
唯は、主人公のクラスメートです。
金髪に染めているヤンキー的な存在であり、モテない主人公を馬鹿にしています。
彼氏持ちでもあります。
舞衣は、亜衣の妹です。
配給で選ばれた姉の亜衣に付いてきました(汗)
姉と違って、奔放な性格の持ち主でHにも積極的です。
亜衣は、舞衣の姉です。
主人公の配給に選ばれた存在です。
真面目で控えめな性格の持ち主です。
ストーリー展開
展開的には、モテない主人公が国から少子化対策のために、女性たちと関係を持つ事が出来る権利を得るという流れですね。
主人公は、元々女性から全く相手にされないモテない存在でした。
そんな彼の元に突如現れたのは、国の少子化対策委員会から派遣されたという女性エージェントでした。
彼女曰く、国が無作為に選んだ少子化対策のための男性として、モテない主人公が選ばれたという事だったのです。
その結果、主人公は少子化対策として打ち出された「配給」制度の体験者となったのです。
…配給?
何とその対策は、その選ばれた男性の元に女性を配給して、子作りをするって内容だったのです(汗)
色々、問題になりそうなネーミングですねぇ、物扱いみたいで(汗)
配給なんてネーミングなので、自分で相手を選ぶ事ができない強制的な感じにも思えますが、主人公の好きな要望に応じた女性を相手に指名できて、配給させるという凄い反則的な物です(汗)
こうして、主人公は女性を好きな時に呼んで、関係を持つ事が許される特別な存在となる流れですね。
Hシーン
Hシーンは、全ヒロインとの行為が描かれています。
行為的には、手コキやフェラ、パイズリなどがあります。
やはり女性陣を配給してもらって関係を持つってのが見所ですかね。
まぁ、上記にも書いた様に向こうから無作為に配給されるだけではなく、主人公が任意で選ぶ事もできるので、あんまり配給感はないかもしれませんね(汗)
基本的にヒロインたちは、この配給に反抗的ではなく、割と受け入れている印象ですかね。
それだけ少子化の事とか、理解しているからなんでしょうけども、当然嫌がる女性も中にはいます(汗)
まぁ、国の御威光があるから、結局受け入れざるを得ない訳ですが…。
幸い、殆どのヒロインは理解がありますので、言われて仕方なく的な義務感はあまり感じないですね。
そのため、実際好意を持たれている訳ではないんでしょうけども、甘さを感じる事ができますね。
純粋に主人公に好意を持っているのは、明日葉だけって、国の結果が出てしまいましたからね(汗)
(主人公の事を好きな女性で検索かけたら、彼女だけだったので)
主人公も、女性陣と行為をする様になり、少しづつ変化を見せる事に。
早い話が女性に慣れてきたって事ですね、モテなかった自分から自信を持ったというか。
そのせいか、途中から主人公の行為も少しSっ気のある場面も垣間見える様になりましたね。
清楚なお嬢様のマリとの行為では、初めての行為であるにも関わらず、ちょっと乱暴に責め立ててみたりと、主人公の嗜虐心に火がつく展開も。
まぁ、結果的には彼女も、それがクセになりそうとMっ気が開花しつつある顔を見せてくれましたけども、やはりそういうのはもう少し複数回数行為が欲しい所ですよね。
初回の行為だけだと、ちょっと物足りなかったかなとは感じましたね。
後は、主人公をいじめてた唯ですね。
当然、そんな相手ですから主人公も優しくする訳もなく(汗)
学校内で周りの目がある中で、彼女にフェラをさせるという展開になっていますね。
彼女にとっては、いじめてた相手にフェラをするという屈辱的な事になっており、抵抗を見せつつも、次第に弱々しくなっていく様が見れますね。
イラマチオっぽく荒々しく彼女の口内に精液を発射して、飲ませる事に。
…結果、彼女もちょっとMっ気があるのが分かる事となり、道具などを使ってHしまくったらしいですが、描写はフェラまでです(汗)
この様に残念な事に、各章でそれぞれ個別のヒロインたちと関係を持つ話の流れな訳ですが、どうも全員が全員本番行為をするとかではなかったですね。
ヒロインによっては、フェラとかの行為止まりで本番行為がないままで終わる場合もありましたからね。
…少子化のための配給制度な話だったはずなのに、これで良いのかなぁ(汗)
ちなみに少子化って話なきっかけだったのに、原作はどうか分かりませんけども、このノベルでは妊娠の描写とか一切ないです。
なので、腹ボテ状態での行為とか期待している人はがっかりな内容かもしれませんね(汗)
挿絵
挿絵は、「ここあ」さんが手がけています。
今作の挿絵では、ここあさんですけども、原作のCG集は原画担当が他にも沢山いるんですね。
どうも、ヒロイン毎に別の方が担当されてた様で、今作のノベル版はここあさんが全部担当しています。
なので、原作版とはヒロインによってはだいぶ絵柄が違っている娘もいる事になりますね。
新鮮と取るか、別物になったと取るかは、人次第ですかね?(汗)
私自身は、原作を知らないので何も違和感なく見れましたので、原作を知らなければ問題なく楽しめるかと思います。
後、カラー絵の舞衣と月子の違いがあんまり分からないですな、勿論細部には違いはありますが双子っぽい(汗)
ちなみに、巻末に原作版で他にイラストを担当された方たちのコメントもあります。
挿絵数:10枚
総評
全体的には、ノベライズでは珍しいCG集のノベライズ作品でしたね。
まぁ、それゆえなのか、ストーリー展開に違和感というか、色々物足りなさはあったかな。
時系列的には繋がっているんですが、基本的には各章=各ヒロインのパート以外での繋がりは殆どなかったですね。
なので、これだけのヒロイン数と関係を持っているのに、ハーレム展開みたいな感じでもなかったのが、印象的ですね。
1回こっきりのヒロインばかりなので、甘くならないんですよね(汗)
個人的には、もっと恋愛色というか甘さも欲しかったなぁと思ってしまいましたね。
主人公のキャラも、結局やるだけの文字通り種馬みたいな扱いに感じてしまい、何かなぁ…。
せっかく唯一、好意を持っている明日葉も主人公にはいたのに、何か扱いが可哀想ですよねぇ。
結局、その他大勢と変わらなかったのは、残念ですね。
元々、そこまでストーリー性のないHなCG集のノベライズとなると、中々展開が難しいのかもしれませんね。
普通に関係を持った娘たちだけで、ハーレム展開で締めるという無難な流れで良かったんじゃないかと思ってしましたが(汗)
最初に、登場ヒロインの数が6人と文庫ではかなり無茶な数だったので、これはどうまとめるのかと読む前に心配でしたが、これならば確かにまとまるんでしょうけどね。
あくまで個人的な感想ですが、色々惜しい作品かなって印象です(汗)
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