8月発売の美少女文庫の新刊です。
読み終わったので、レビューです。
主人公は、ある国の王子なのですが、スケベ王子として有名な存在として国の女性から主に疎まれている存在です(汗)
そんな彼は、国の女性陣100人をハーレムにしようと企む事に…。
しかし、その後に起こった事件により、主人公はハーレム話を取りやめ、己の行為を改める事となったのでした。
ですが、凍結したハーレム話だったのに、それでも主人公の前に残った女性陣がいたという展開です。
登場ヒロイン
登場するヒロインは…
がいます。
サキは、主人公の幼なじみであり、専属のメイドです。
基本的に沈着冷静な性格をしており、主人公には強烈な毒舌をかましてきます(汗)
ゼノビアは、名家のお嬢様であり、ある事情により、ハーレムに応じてきた存在です。
お嬢様に加えて、妙な妄想癖をこじらせている、面倒な性格の持ち主でもあります(汗)
ライヤは、ゼノビアと同じく主人公のハーレムに応じてきた存在です。
人間ではなく、ダークエルフと呼ばれる種族の者であり、寡黙な性格の持ち主です。
ストーリー展開
展開的には、スケベ王子がハーレムを作ろうとした事から、色々おかしくなったって事です。
…説明になっていないですね(汗)
そもそも主人公は王子で見てくれはそれほど悪くないものの、スケベだった事からすこぶる評判の悪い王子として国民には親しまれ…、疎まれてきた存在なんですね。
そんな主人公は、そんな評判にはめげずに国の女性を100人集めて、自身のハーレムを作ろうとする事に(汗)
勿論、女性たちは全く歓迎する訳もなく、彼のお眼鏡に適った事に悲観に暮れる始末…。
しかし、その時、それに反対した女性から刃物で襲われてしまったのです。
…仮にも王子を刃物で襲うとは、よほどの事ですよねぇ(汗)
主人公の危機に飛び出してきたのは、主人公の専属メイドでもある幼なじみのサキでした。
彼女は、主人公の身を守るために我が身を投げ出して、その凶刃から主を守ったのです。
しかし、その事で幸いにも命にかかわる怪我ではなかったものの、身体には傷が残る事となってしまった訳ですが…。
これが、主人公に大きな変化を生じさせる事に。
幼なじみであり、何だかんだと好意を抱いていたサキを結果として傷つけてしまった自分の愚かしさを痛感し、心機一転真面目に王子としての自覚を持ったんですね。
まぁ、これまでの事があっただけに、そう簡単に評価が覆る訳ではなかったですがね(汗)
そのため、ハーレムの件も自分から白紙とし、これからは真面目に…と行きたかったのですが、そうもいかない様で。
何とハーレムの件で声かけた100人の女性の中で、2人の女性が白紙だと説明しても、拒み、残りたいと言ってきたんですね。
そこには別に主人公の事が好きで残ったって訳ではなくて、それぞれの事情があって、主人公の元から離れたくなかったという事ですね。
まぁ、その結果、メイドとしてふたりを雇う事となった訳ですが…、主人公の専属メイドであるサキは当然面白くはないですよねぇ…(汗)
何でもこなせる完璧な彼女ですが、やはり毒舌系メイドヒロイン特有?の自己評価の低さがあるんですよねぇ。
大前提に主人公は、自分を好きではないというのがあるので、また話がややこしい事になる訳で…(汗)
そこの勘違いから、主人公と関係を持ち始める事になったりするのは、ベタではありますが、やはり見応えがありますね。
更に他のメイドふたりも、その後関係を持つ事となり、結果的に主人公が求めたハーレム状態となっていく流れですね。
Hシーン
Hシーンは、全員との行為が描かれています。
行為的には、手コキやフェラ、パイズリなどがあります。
やはり見所としては、メインヒロインである専属メイドのサキと主人公のやり取りですよね。
この著者作品ではお馴染みな毒舌系メイドヒロインであるのでも分かる様に、毒を吐きまくりな彼女(汗)
しかし、その根底には主人公への強い愛情がある訳ですよね♪ …凄い分かりにくいけども(汗)
それまでは関係を持つきっかけもなかった訳ですが、勘違いなやり取りから始まった関係は、ドンドン親密になっていく事になる訳ですね。
まぁ、この時点ではあくまでもメイドとしてのご奉仕的な立ち位置としてという言い訳でサキが振る舞っている所があるだけに、まだ恋人とかそういった関係ではないですけどもね。
そこに他の女性陣、メイドのふたりが絡んでくるからややこしくなるんですな(汗)
他のふたりは、口では毒舌でも内心は好きなサキとは違い、最低評価からの出会いですから、好感度が違う訳ですよね。
でも、次第に主人公と接していく中で、彼の姿を知る事で、最低評価な認識を改める事になっていく姿が描かれています。
これで彼女たちにも、主人公に対する好意が芽生えていく事になりますね。
やはりこういうのがあると、ヒロインに感情移入できますからね♪
行為自体は、凄い濃厚な事をしている訳ではないんですけども、やはりヒロインたちの魅力が映える分、行為中のやり取りなどにそれが色濃く出ていると思うんですね。
結果として、それが行為により強い甘さなどを感じさせる要因となって、読んでいてニヤニヤと破壊力のある内容に仕上がっているのではないかと感じますね。
ヒロインたちの心情描写なども相まって、主人公への想いなどが伝わってきますね。
…でも、正直な感想なんですが、別にハーレム物じゃなくても問題なかったかなとは思うんですけどね(汗)
結局、メインヒロインであるサキだけでも十分成立する物語なので、どうしても他のふたりのヒロインが弱く感じた所はありますな。
特にダークエルフのライヤは、ちょっと微妙な立ち位置な感じがあったのが勿体なかったですねぇ。
ほら、サブタイトルにも、サキ=毒舌ツンツン、ゼノビアは没落ドMってあるのに、ライヤはダークエルフだけでしょ?(汗)
何かねぇ、とりあえず追加した感があるのが何とも勿体ないキャラクターでしたねぇ、エルフは嫌いじゃないだけに。
対してゼノビアは、結構妄想癖があって悲劇のヒロインぶるのが面白かったですね。
まぁ、話が進むにつれて割とまとも…になっていたかなと思うので、序盤がピークだった気がしますが(汗)
終盤では、全員交えてのハーレム展開になりますね。
念願のハーレムですな♪
挿絵
挿絵は「ぢたま某」さんが手がけています。
有名な方ですよねぇ、この人の絵柄は知っている方も多いのではないでしょうか。
柔らかい絵柄が特徴的なだけに、可愛らしく魅力的なキャラクターが印象的ですね♪
この絵柄なので、毒舌ヒロインなサキも可愛らしさが強いので、微笑ましい印象がありましたね。
まぁ、いくら可愛らしくてもあの毒舌のパンチを受けまくったら、心折れそうですが(汗)
でも、一部のシーンでは内心のイメージ図ではあったものの、パニックな絵があったのは良かったですね♪
ちょっと意外だったのは、ダークエルフのライヤはもっと大人びているのかと思ったら、結構挿絵だと幼さを感じる可愛い感じだった事かな。
表紙絵などは、結構イメージ通り凛々しい感じだったので、中を見て少し意外でしたね。
でも、これはこれで良いですな♪
挿絵数:10枚
総評
全体的には、相変わらず、この人の作品は相当なボリュームなので、主人公とヒロインのやり取りを堪能できる様になっていますね。
まぁ、やはり3人ヒロインいなくても問題ないとは思いますが、ハーレム物だから複数いないとねぇ(汗)
取ってつけた感は若干なくもないですが、ハーレム系が好みであればより楽しめるのではないでしょうか。
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